こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子供たちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
「異文化」は、以前からよく聞かれる言葉だと思います。特に海外に暮らしていると、文化が異なることもあり異文化について考える機会も多いです。
この本は、「日本語教育学」のシリーズとして出ているのですが、異文化接触とはなにか?、日本人の国際意識や、帰国子女教育、バイリンガリズムについて
書かれていて、海外に住んでいる日本人や海外で子育てをしている人たちにも、かなり興味がもてる内容となっています。
『異文化接触論』【本の紹介】
今回ご紹介する本はこれです!
本の具体的な情報
タイトル:『異文化接触論』
編者 :飛田良文
出版社:(株)おうふう
ちらっと本の中身の紹介
それではちょっとだけ中身を紹介したいと思います。
★.帰国子女教育
両親が日本人で親の仕事で海外に住んでいたが、仕事の任期が終わったため日本に帰国するというパターンもあれば、海外で生まれ育ち親の都合または本人の意思で日本に帰国して教育を受けるなど、帰国子女にもいくつかパターンがあります。
しかし、抱える問題はやはり「言葉」そして「文化」です。この本は、具体的な例や帰国子女教育の問題点についても触れています。
★.バイリンガリズム
2つの言語を自由に操れることをバイリンガルと言います。外国語が話せるようになりたい、自由に使いこなせるようになりたい、と思う人は多いと思います。
この本では、そのようなバイリンガル(バイリンガリズム)について問題提起をして、バイリンガルになるまで、バイリンガルになってから、そして日本に帰国したら言語はどうなるのか、などについて4年11ヶ月の間アメリカに住んで帰国し、日本で高校受験を経験した典型的な帰国子女の実体験が書かれた章があります。
駐在や国際結婚などで海外に暮らし、子育てをしている場合はこのリアルな体験談は自分の子供の将来を予測するのにとても役に立つ部分だと思います。
本の内容は自分の子供と重なりました
うちの子供はまだ小学生ですが、この本を読んでいると「将来こうなるのかもしれない・・・」や「なるほど!」という部分がいくつかありました。
そして、本の最後の「バイリンガルのプライドと苦悩」という部分では、海外で育つ子供達の言語についていかに日本語を保ったり伸ばしたりするのは意識的にやることが必要かそして、いかに複数の言語を同じように伸ばすのが大変なのか・・・
について、考えさせられました。うちの子供はまだ小学生ですが、親が知っておくべきこともいろいろあるんだなぁ・・・とも考えました。
できれば子供がまだ小さいうちに、読んでおきたい1冊です。
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