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「現地語が強くなっても親はブレないで!」がポイント!【実践!みんなのバイリンガル子育て⑤ チョロさんの場合】

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。

 

このブログでは世界でバイリンガル子育て(トリリンガルやマルチリンガルも)を実際にしている方に個人的にお話を聞かせていただいて、どんな実践をしているか教えていただき、時々掲載しています。

 

バイリンガルと言ってもいろいろで、そのきっかけや方法、環境もやはりさまざまです。インタビューするたびに、感じることも違います。
今日は、このインタビューのシリーズの第五弾として、日本人ママである「チョロさん」のお話をうかがいました。

 

(インタビューの方法は毎回同じなので、もし①~④を読んでくださった方は読み飛ばして「概要」にお進みください。)

インタビューの方法(前回と重複部分)
インタビューは、直接会える場合は会ってお話を聞き、地理的に遠いなどの理由で会って話せない場合は、SNSなどのボイストークで、またはSNSやメールでのやり取りを繰り返す形でお話を聞きます。このインタビューは、ご本人に聞いた内容を元に書きますが、あまりにも詳しく話を聞きすぎて個人が特定される可能性がありそうな場合は、「非公開」という言葉を使うことにしようと思います。また、名前は、ご本人の意向に沿って、ニックネームで書いてあります。





「現地語が強くなっても親はブレないで!」がポイント!【実践!みんなのバイリンガル子育て⑤ チョロさんの場合】

では、まずはチョロさんのご家庭の概要から見ていきます。

★.概要

 

  • 住んでいる国:カナダ
  • 夫婦がわかる言語:夫 スペイン語、フランス語、英語、妻 日本語、英語(夫はスペイン語が母語、妻は日本語が母語)
  • 子どもの数:1人「小学3年生」
  • 通っている学校のタイプ:現地校(フランス語)
  • 目標としている言語: フランス語、英語、日本語
  • お子さんは今どのくらい目標としている言語ができますか: フランス語は4技能とも年相応、英語と書き以外は年相応、書きは特に取り組んでいません。日本語、話す、聞くは年相応、読み書きは漢字に苦戦中です。
  • どうしてバイリンガル子育てを始めましたか。: 住んでいる場所がフランス語と英語のバイリンガルの街であるということと、どうしても息子に日本語も話せるようになってほしかったからです。
  • 子どもにどんな大人になってほしいですか?: マルチリンガルであることが、将来何かの役に立てばうれしいですが、本人が幸せで、ステキな人たちに囲まれて生きてくれるのが1番です。
  • どんな方法でバイリンガル子育てをしていますか。: 0歳のときから、絵本の読み聞かせを続けています。息子が幼いときは、サリー・ウォードの『語りかけ育児』を参考にしていました。
  • 「うまく行った!という方法を教えてください。」:絵本の読み聞かせをずっと続けていて良かったと思っています。また、自然に生活に3言語を組み込めたのも、息子が3か国語を抵抗なく話せるようになった理由だと考えています。
  • 「もうちょっとこうすればよかった・・・というのがありますか。」:今のところは特にないです。
  • 世界のあちこちでバイリンガ子育てをしているみなさんへ一言お願いします!:お子さんの現地語が強くなってきたときに、親がブレないで日本語を続けられるかがカギだと思います。お互い頑張りましょう!
  • 使ってみた教材などがあれば教えてください:「こどもちゃれんじ」を年中版から続けています。

 

★チョロさんが参考にしたという『語りかけ育児』は、こちら! ↓↓





チョロさんのご家庭ではご夫婦はそれぞれの言語で話すのですが、夫婦の会話は英語。そして、家族全員が集まると英語になるそうです。教材は、こどもチャレンジを幼稚園の年中の頃に始めて今も続けているそうです。

 

現地の学校の勉強などもあるので大変ですが、お子さん自身の意志で続けているそうです。そして、チョロさんのご家庭ではもし教材が2ヶ月溜まったら止めると伝えているそうです。

バイリンガルではなくトリリンガル子育て

チョロさんは住んでいるのがカナダですが、カナダのその地域で使われている言語(英語とフランス語)に、チョロさんの言語である日本語が追加されてお子さんは、3つの言語(トリリンガル)に触れています。

 

また、以前このブログでは「1人1言語の原則」についてご紹介しましたが、チョロさんの話を聞いているとその原則に合わせてなくても子どもさんが3つの言語が話せるようになっていることがわかります。チョロさんのご家庭を見てると「1人1言語の原則」もですが、「条件」の徹底が実は重要なのかも知れないと思いました(1人1言語の原則については、↓参考記事へ)。

 

 

つまり、「父と子の2人の会話」という条件の時は「フランス語または英語」、「母と子の2人の会話」という条件では「日本語」。そして、「父と母と子の3人の会話」という条件では「英語」ということです。

 

また、チョロさんのご主人はスペイン語が母語ですが、だからと言って4言語にはせず3言語をうまく毎日の生活に取り入れてるのもうまくいっている理由ではないかと思います。

 

ところで、チョロさんには以前からカナダ生活などについて書いたブログがあります。読んでみると、一時帰国の時に小学校にお子さんを日本の小学校に体験にさせたり、その感想などにらついて書かれていたりして、参考になります。



「現地語が強くなってもブレないで」

今回はカナダで子供さんをトリリンガルにすべく実践をしているチョロさんについて、インタビューした内容をお話しました。チョロさんとご主人が方針を決めて取り組んでいるのと、お子さん自身が日本からの教材で勉強したいという意志があるのでうまくいっているのだと思います。

 

最初に「子どもをバイリンガルに!」と思っても、環境の変化などによって途中から思うようにいかないこともありますが、夫婦で、そして家族で協力しあって続けられるのが一番いいと思います。

 

最後になりましたがお仕事や子育てでお忙しい中、インタビューを快く引き受けてくださったチョロさん、ありがとうございました!



チョロさんのブログなど

チョロさんのブログ → 多文化、多言語、何とか育児日記

(チョロさんのブログとは相互リンクをすることになりました。チョロさんのブログは今後、このブログのトップページの「相互リンク」の欄にも載ります。)

 

その他のバイリンガル育児のインタビューは↓こちらへ。

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    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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