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3歳児の日本語がサザエさんのいくらちゃんみたい!訂正方法は?

 

こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。

3歳児ってまだ言葉が完璧じゃなくて、大人が聞いたらつい笑ってしまうようなことを言ったり、したりします。子どもの言葉を聞いて、笑うのはいいのですが、それを放置していてもいい場合とそうでない場合があるように思います。

 

特に海外育児で周りに日本語を話す人や日本語のネイティブがいない時は、放置してはいけないように思います。

 

今回は、まるで「サザエさん」の「いくらちゃん」のように話してた我が家の3歳児について、次の2つをお話したいと思います。

 

・どんな風に話していたのか。

・どう訂正したのか。

 

では早速、順番に見ていきます。





3歳児の日本語がサザエさんのいくらちゃんみたい!訂正方法は?

思い出してみると、3歳の下の子がこんな発言をしたのは、確か家でお店屋さんごっこをしている時だったと思います。

 

最初は、

 

まめちゃん
あれっ?!

 

と思いました。そして、

 

まめちゃん
きっとたまたまだろう......。

 

と思いました。しかし、その後何回か

 

明日、このお店するですか

これ、買うです

 

と店員役の上の子に話してるのを聞いて、

 

まめちゃん
あ、マジで間違えてるんだ....。

 

と思いました。普段は家で日本語で話す時は「~です」「~ます」を使って話さないでタメ口で会話。

 

ママ~、明日ママが迎えに来るの?

どうしてこれ食べないの?

 

といった感じです。しかし、実際にはお店や学校、病院などではタメ口ではなく「~です」「~ます」を使います。そして、それはうちの子にとっては家の中では使わない慣れない言葉なのです・・・。

 

まめちゃん
で、どうしようか・・・

 

「行くですか」とか「買うです」って・・・。漫画『サザエさん』のいくらちゃんも、確かこんな話し方してたなぁ~なんて思いながらどうすればいいか考えてみました。

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こんな流れで訂正してみました

私が試してみたのは、以下の3つの方法です。

 

  1. 訂正する
  2. 「えっ?」と、わざと聞き返してみる。
  3. 後でもいいので、どうしてそんな風に話すのか聞いてみる。

 

いろいろやってみましたが、一番効果があったのは、 2 → 1 → 3の流れです。 例えば子どもが、

 

これ、買うです。いくらですか。

 

まめちゃん
えっ? なんて??

 

と言ってみて子どもの反応を見ます。すると、子供は聞こえてないのかと思い、大きい声で

 

これ、買うで~す~!

 

と言うこともありました...^^;しかし、

 

まめちゃん

それどういう意味?

買いたいの?

そんな時はなんていえばいいのかな~?

 

など聞いてみて

 

買います。

 

と正しい答えがでてきたら、そこでOKですが、出てこなければ

 

まめちゃん
買うです、じゃなくて買います、っていうんだよ。

 

と教えて一度言わせてみます。 ちゃんといえたら褒めてあげることも忘れずに...^^。その後、

 

まめちゃん
さっきなんで、買うです、って言ったの?

 

と聞いてみます。すると、子どもは

 

う~ん、わかんない

 

と言ってました。 まぁ、この質問は3歳児にはちょっと答えにくいですよね。もしかしたら、「~です」「~ます」の日本語を聞く機会があまりないので、自分なりに考えて文を作ったのかもしれません。

 

または、ごっこ遊びの中ではうちの子はお店屋さんごっこをよくしてるので、「いくらですか。」と同じように文を作ったのかもしれません。

 

そして大切なのは、次のことです。

大人には間違いに見えても、子どもにとってはその時点での正しい文法ルールになっている。

 

そのため、子どもが成長するにつれて文法ルールをさらに身につけたら大人から見た間違いが減っていく、ということになります。



ごっこ遊びは「~です」「~ます」の練習のいい機会

海外に住んでいて、日ごろ日本語を聞いたり話したりするのが家族だけだった場合、ごっこ遊びは、実は「~です」「~ます」のいい練習になるのではないかと思えてきました。

 

もちろん、おままごとはやっぱり家庭の再現なのでダメです^^;日本で生まれ育つと「~です」「~ます」を使う相手とタメ口で話す相手を親に教えられながら場面場面で覚えていくと思います。

 

お店屋さんごっこ、先生ごっこ、病院ごっこなどなど、どういう時に「~です」「~ます」で話してるかな? と、親が日本語の使い分けを振り返ってみて、子どもと遊ぶときに意識的におままごとではなく、お店屋さんごっこや先生ごっこ、病院ごっこなどをしようと誘ってみるといいかもしれません。

 

次は、うちは病院ごっこを誘ってみようかと思いま~す^^



まとめ

今回は、我が家の3歳児がまるで「サザエさん」のいくらちゃんのような「買うです」みたいな話し方をしているのを聞いて、驚きおもしろいと思いながら海外育児では放置は良くないと思い、訂正してみた話をしました。

 

そして子ども自身はどうしてそのような文を作るのか、自分では説明できないけどもしかしたら自分なりに考えた結果だったのかも知れないと思った話もしました。

 

今回のポイントは次のようになります。

 

ポイント

・海外育児において子どもの間違いは放置しない。

・子どもは自分なりに考えた文法で話すことがあるが、それがいつも正しいとは限らない。

・「ごっこ遊び」は子どもが「~です」「~ます}で話す練習をするいい機会。

 

海外で育つ子どもの日本語を伸ばそうと思ったら、毎日の子どもの観察、訂正、根気が必要だなぁと今回も思いました。



  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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