こんにちは。 まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子供たちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
私は海外で日本語で子育てを始めて、10年以上が経ちました。10年もしていると、いろいろと気がつくことがあります。
そのうちの1つが子どもが使う日本語。いつも私は、子どもには日本語で話しかけて子どもも日本語で答えますが、子どもが
という言葉を使うことがあります。
今回は、私が韓国で子どもを育てながら気がついた言葉とその原因について例をあげながらお話します。
海外で育つ子どもの日本語って?
まず、「子ども」と言ってもなんだかわかりにくいので簡単にプロフィールを書いてみます。
年齢 : 3歳半
生まれ : 韓国
育ち : 韓国
日本に行ったこと : 何度か一時帰国であり
日本に住んだこと : なし
家の中の言語 : ママとは100%日本語、パパとは日本語と韓国語半分半分
では、具体的にどんな言葉を使うのか見ていきたいと思います。
具体的にはこんな日本語を使います
では、具体的にいくつかの例を出します。
①「しないで、しないで〜!」
②「ママ〜、私ドちょうだい。」
③「ピドゥルギがマンマ食べない」
④「1人で寝るの、さぶしいの。」
⑤「いたくないよ。だいぼーず」
これはほんの一例ですが、①は何か嫌なことをされた時に韓国語で「하지마~!(ハジマ~)」というので、その直訳です。
②は日本語の文に韓国語が混ざってます。
「私も」というところを、韓国語の「も」にあたる「도(ド)」がなぜか入ってます。
③は、鳥の「ハト」と言わないといけないのにわからなくて「피둘기(ピドゥルギ)」と韓国語で言ったケースです。
④と⑤は、海外に住む子どもに限ったことではないような気がします。「さびしい」を言い間違えたか、または間違えて覚えたみたいです。
⑤は大人が言う「だいじょうぶ」が「だいぼーす」に聞こえるみたいです。きっと子どもなりに聞こえた言葉を聞こえたように発音してみてるんですね^_^;
または、3歳半の子どもって発音も文法も完璧ではないので、この時点で子どもができる精一杯の発音が「だいぼーず」なんだと思います。
子どもの日本語を聞いてやってみた2つの工夫
上の①〜③を見てると、うちの3歳児は明らかに日本語の語彙が韓国語の語彙に負けてます。
そこで工夫してみた点がこの2つです。
1.「あ、あの鳥ってママの言葉でなんていうんだっけ?」と何回か聞いてみる。
2.「ピドゥルギって言わないで、なんていうんだったっけ?」と聞いてみる。
1.も2.も聞いてみて、子どもが考える時間を少しあげて、その間は少し待つようにしています。
きっと、頭の中で必死に記憶をたぐりよせようとしているのだと思います。
私が意識して「この言葉を覚えてもらおう」と思いながら、根気よく続けると、少しずつ子どもも覚えてくれるようになりました。
「根気」そして「努力」・・・ これが必要なようです。
そして、もし子どものこれらの発言が、この時点で子どもができる精一杯の発音や文法なのであるなら、無理に直さず子どもの言葉の発達を待つのも手かなと思います。
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「あれっ?」と思ったらメモをとる習慣を
口から出た言葉は、メモをしないとそのまま消えてしまいます。そのため、子どもが使う日本語で「あれ?!」と思ったら、すぐにメモをとる習慣をつけるといいと思います。
以前は紙と鉛筆だったのですが、最近はEvernoteというアプリが便利です。これは、アプリなのでせっかく書いた紙をなくしてしまうということがありません。
メモをしていくとだんだん、自分の子どもがどんな日本語を使っているか傾向が見えると思います。メモがたまって、自分の子どもが使う日本語の法則が見えるとおもしろいですね。
まとめ
今回は、海外で子育てをしながら子どもが使う日本語について気付いたこと、工夫したことについて書いてみました。工夫したことは例えば次のことです。
ポイント
1.「あ、あの鳥ってママの言葉でなんていうんだっけ?」と何回か聞いてみる。
2.「ピドゥルギって言わないで、なんていうんだったっけ?」と聞いてみる。
そして、言葉は口から出るとすぐに消えてしまうので、メモをする事が大切です。私はEvernoteを使っていましたが、最近は他のアプリも試したりしています。子どもの日本語を観察することで、見えてくることもあるのでそれも興味深いです。