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海外育児をする親が現地の言葉がわかる利点4つ

 

こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。 このブログを読んでいる方は、今、世界のどこにいるでしょうか。 日本ではなく外国に住んでいる人は、どんな理由で外国に住んでいるでしょうか。

 

海外に住むパターンにはいくつかありますが、海外で育児をしていて子どもを現地の保育園や幼稚園、小学校などに通わせていると、あっという間に子どもは現地の言葉を覚えます。

 

海外在住のパターンは9つ! 詳しくは↓↓過去記事へ。

 

では、外国に住みながら子どもには日本語をきちんと教えようとする場合、親は現地の言葉が達者な方がいいのでしょうか。 今回は、海外で子育てをしながら子どもに日本語を教える上で親が現地の言葉ができることの利点についてお話しします。





親が現地の言葉がわかる利点4つ

以下に、親が現地の言葉がわかると「こんないいことがある!」という利点を挙げます。

 

  1. 子どもが外で覚えて来た言葉がわかる
  2. 子どもの友達や現地のママ友から情報が得られる
  3. 子どもがいいたいことが日本語で言えない時に役に立つ
  4. 子どもが日本語を間違えた時に原因がすぐにわかる

 

それぞれを簡単に見て行きます。

 

★.1.子どもが外で覚えて来た言葉がわかる 

子どもが保育園、幼稚園、小学校などでどんな言葉を覚えてきたかがわかります。 例えば、うちの保育園児の子どもがこんなことを言いました。

 

ママ〜〜! あそこみて〜〜。지렁이いるね!

 

私 は「지렁이」とは、「ミミズ」のことだと知ってたので、内心

 

保育園でミミズの観察でもしたんだね〜。
まめちゃん

 

と思いました。(もちろんその後、「ミミズ」という言葉を教えました^_^;) このように日本人夫婦で海外に住む場合や、配偶者は外国人だけど家庭内は日本語、という場合は子どもが外でどんな現地の言葉を覚えたかがよくわかります

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★.2.子どもの友達や現地のママ友から情報が得られる 

日本では感じないことですが、海外にいて情報が現地の言葉だけだと周りのみんなが知っていることを自分1人だけ知らなかったりすることがあります。 また、小学校くらいになると子どもの友達と現地の言葉で会話ができると、たわいもない話から情報が得られることもあります。

 

例えば、公園でよく会う人は最初は知らない親子でも子ども同士が一緒に遊びだすのをきっかけに、どこの保育園/幼稚園にいかせているのか、どの幼稚園がいいかなどの情報交換ができます。インターネットの時代ですが、やはり超ローカルな口コミは生の声かなぁと思いました。

 

次に、小学生ぐらいになると子ども同士で遊んでいるのを道端や公園でみかけますが、自分の子どもの友達だったら声をかけてみて小学校について自分が知りたいことをいくつか聞くこともできます。

 

★.3.子どもがいいたいことが日本語で言えない時に役立つ 

さきほどの「지렁이」と「ミミズ」の例が、この3.です。 子どもはママとお話がしたくて「ミミズ」という言葉は知らないけど、保育園で使ってる「지렁이」は知ってる......。 そのため、話す言葉に「지렁이」という言葉を混ぜてみた(または無意識に混ざってしまった)という状態です。

 

うちの子の保育園児の場合、言いたいことが日本語で言えない場合は文の中に意識的に韓国語を混ぜているようです。 そして、「保育園では지렁이っていうんだよ~。ママはなんていうの?」と聞いてきます。

 

保育園児、すでに保育園と家の中の言語が違うことをわかってるみたいです。 そこで、「ママの言葉ではね、ミミズっていうんだよ。」と教えます。 そして、もしママが言われた韓国語がわからない場合は、子どもに「それって何?」と聞いても

 

地面を這う長細い生き物。手足はなくてくねくね動き、雨の日の翌日はよく地面に出てきているところを見かける。」

 

なんて説明ができません。なので、子どもが答えやすいように、

 

それって鳥さん?または虫さん?
まめちゃん

 

のように、答えにたどり着けるように誘導していきます。




★.4.子どもが日本語を間違えた時に原因がすぐにわかる 

これもうちの子の例を1つ・・・。  以前、こんなことを言いました。

 

ママ~、今日はいっしょにお風呂しようね

 

日本語としてはおかしいですが、これを韓国語に直訳すると自然な韓国語になります^^;

 

つまり、韓国語の影響を受けて直訳してしまったというわけです。 これも

 

お風呂しようね、じゃなくて、お風呂はいろうね、でしょ~。
まめちゃん

 

と訂正しておきました。 すると、「シャワー浴びようね~」が、「シャワー入ろうね~」となってしまい混同中......。 地道にひとつずつ定着させなきゃです。



現地の言葉がわかるといいことづくし?!

このように書いていると、親が現地の言葉がわかるといいことづくしのような感じですね。 しかし、利点だけではありません。 親が現地の言葉がわかるがゆえに起こってしまう問題もあるのです。

 

例えば、ある韓国人の青年(当時22歳)と話した時、この韓国人の青年が日韓バイリンガルになれなかった理由のひとつは、日本人の親御さんが現地の言葉(韓国語)ができるからというのがありました。

 

国際結婚でも海外在住でもバイリンガルにならない例  ↓↓

 

利点はもちろんあるものの、使い方によっては子どもはバイリンガルにはなりません。

 

まとめ

今回は、海外育児をする親が現地の言葉がわかる利点を4つご紹介しました。 わからないよりも、わかる方が親自身が周りから情報を集めることができたり、子どもの日本語の間違いの理由や子どもが日本語で言えないことを、スッと日本語で教えてあげることができます。

 

しかし、使い方によっては利点ばかりとも言えないので、この利点を活かしつつ子どもにはあくまでも日本語を覚えてもらうことを心にとどめておかないといけないな、と思います。




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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