こんにちは。
まめちゃん(@mame_chang)です。
韓国で2人の子供たちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
私は本屋さんが好きで、一時帰国する時はたいていの場合本屋さんに行きます。普通の本屋さんに行ったり古本屋さんに行ったり。
最近は海外にいても、すぐに手に入る電子書籍が多くなってきましたが、以前は子供と
と、一時帰国前に話していたものです。
今回は、タイトルを見てすぐに読みたくなって購入した1冊『赤ちゃんと脳科学』について簡単にレビューしてみたいと思います。
『赤ちゃんと脳科学』【本の紹介】
今日ご紹介する本はこれです↓↓
本のタイトル:『赤ちゃんと脳科学』
筆者 :小西行郎
出版社 :集英社新書
この本は、一時帰国の時に子供と巡った本屋さんで、何気なくみた本棚にありました。もともと、言語や脳に興味があった私はタイトルをみて足が止まりました(^-^)
読んでみると、時に海外で子育てをしている人向きというわけではないのですが参考になる内容がいっぱいでした。
育児は言語教育だけではない
このサブログでは、主に海外に住む子供に日本語を教えることについて書いていますが、育児は言語教育だけではありません。
赤ちゃんが生まれる前、ママのお腹の中にいる時は「胎児」と呼ばれますが、胎児の時の脳の発達やこの世に生まれてきてからの脳の発達について、テレビをよく見せるのはいいことなのか(理由も)、絵本の読み聞かせ、親子のコミュニケーションについてなど、どこに住んでいても参考になる内容です。
私はこの本を子どもが生まれてから買ったのですが、お腹にいたころに読んでおいたらよかったと思いました。
海外でバイリンガル育児をしている人についても言及
さらにこの本では、日本人同士の夫婦や国際結婚夫婦の海外での育児の例を数例挙げ、特に言語に焦点をあてて話している部分があります。
そして、以下のように述べています。
海外で子育てをする親の話に共通しているのは、「言葉はすごく重要だし、読み書きができるよう教えてはいるけれど、要はコミュニケーションの手段の一つ」という考え方です。
さらに、別の例を挙げた後、このように締めくくっています。
要は、どこの国の言葉を話そうと自分なりの意見をもち、自国の文化や習慣に見解や理解があり、一般的な常識を持ち合わせていて、世界のことを広く知っていることが重要なのであり、母国語で話せないことは、他国語でも話せないということです。
これらは、私の考え方とかなり一致しています。 言語はコミュニケーションの道具です。単に言語だけでなく、それを使って何ができるかということも非常にたいせつだと思います。
またいくら早期教育がいいからと言って、しっかりと柱となる言語ができる前にあの言語もこの言語も......
と、言語ばかり覚えることを優先してしまうと、何かを考えて表現する力が育たなくなってしまうようです。日本国内で育児をしている人も、海外で育児をしている人も一読の価値のある1冊です。
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