こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。 これまでこのブログでは、親の日本語や子どもの日本語、親子間の日本語について書いてきました。 しかし、兄弟や姉妹がいる場合は、その兄弟間で話す言語については触れませんでした。
海外で育つ子どもには兄や姉、または弟や妹がいる場合がもちろんあります。 兄弟間で話す言語は何語になるののでしょうか。 今回は兄弟(姉妹)間の言語に焦点をあてて、いくつかの例とともにみていきます。
兄弟(姉妹)間の会話は何語?!
海外で育つ子ども達で兄弟姉妹がいる場合・・・と言っても、厳密にはもっと細かいパターンがあります。
韓国に住んでいて今まで見てきた例は以下の4つです。
- ある程度の年齢になってから韓国に来た場合で両親が同じ言語を話す場合
- ある程度の年齢になってから韓国に来た場合で両親が違う言語を話す場合
- 韓国生まれで両親が同じ言語を話す場合
- 韓国生まれで両親が違う言語を話す場合
★.1.の例(A君の場合)
A君はミャンマー生まれのミャンマー育ちです。父の仕事で小学校4年生の時に韓国に来ました。 3つ下の弟がいて韓国に来てからは韓国の一般の小学校に通っています。 両親ともにミャンマー人です。
この場合は、兄弟間の言語はもともとの言語(ミャンマー語)である場合が多いようです。 それは、家庭で両親も同じ言語(ミャンマー語)を話し、韓国に来る前からすでに家族ではミャンマー語で話すのが普通だったから、それがそのまま続いているのかもしれません。
★.2.の例(Bさんの場合)
Bさんはアメリカ生まれのアメリカ育ちです。家庭の事情で幼稚園の年少の時に韓国に来ました。 3つ下の弟がいます。お母さんは韓国人でお父さんはアメリカ人。 韓国では一般の小学校に通っています。
Bさんの場合、弟が生まれてすぐ韓国に来たため弟さんは英語があまり得意ではないそうです。 そのためか、家族全員揃うと、一応英語になるのですがBさんと弟と二人だけの時は韓国語で話すそうです。
★.3.の例(Cさんの場合)
Cさんは2歳下の妹がいます。Cさんも妹も韓国生まれです。 お父さんの仕事で一家は韓国にきました。現在小学校1年生のCさんは韓国の一般の小学校に通っています。 妹さんは韓国の一般の幼稚園に通っています。両親は2人とも日本人です。 この場合、家族全員揃うと日本語ですが、姉妹の間では日本語だったり韓国語だったりするそうです。
昼間に学校で覚えてきた単語や表現は、そのまま韓国語で妹と話し、日本語で話せることは日本語で話しているそうです。
★.4.の例(Dさんの場合)
Dさんには6歳下の妹がいます。Dさんも妹も韓国生まれです。 現在小学校3年生で韓国の一般の小学校に通っています。妹も韓国の一般の保育園です。 お父さんは韓国人、お母さんは日本人です。
この場合、姉妹間の言語は日本語と韓国語になりますが、Dさんの方がだんだん韓国語の方が楽になると妹にもどんどん韓国語で話しかけて姉妹間の言語は韓国語になりがちだそうです。
環境が決定する兄弟姉妹間の言語
このように4つの例をみてきましたが、両親が同じ言語を話すのかどうかや何歳くらいで韓国にきたのか、韓国生まれなのかなど子どもがおかれている環境によって兄弟姉妹間の言語は変わってくるようです。
ちなみに、うちは4.の例です。 姉妹間の言語が韓国語が多くなることもあるので、それについての対策を考えつつ、自然な流れに逆らわないようにすべきか、悩むところです。
まとめ
今回は、海外在住の子どもで兄弟姉妹がいる場合、その兄弟間、姉妹間の言語はどんな言語だろう?という疑問から、例を4つ挙げつつ後紹介しました。親が外国人なのか、外国人でも現地の言葉ができるかどうか、現地の人なのか、現地の人でもその土地以外の言語ができるのか、そして、親の方針などによっても、もっと細かくわけたらたくさんのパターンになると思います。
また、子どもが兄弟姉妹間でどんな言語を話すかは、時としてバイリンガル育児の方針とは違うことも考えられます。そうなった時に、親としてどうするかは日ごろから子どもたちの様子を見ながら考えておいたほうがいいと思います。