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海外で子どもに日本語を教えないということ

 

こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。 このブログでは、海外に住んでいても子どもには日本語を教え、できれば日本語ではなく国語的に教えられたらという思いからいろいろと書いたり教材を紹介したりしています。

 

先日、インターネットで、ある検索をしていたら私とは全く逆のことを書いている方のブログに偶然たどり着きました。  海外で生まれ育っても、日本語!日本語!となっている私には、とても考えさせられる内容でした。 

 

いつもは子どもをいかにバイリンガルにするかという内容のこのブログですが、今回はいつもとは違い、この方のブログの中の1つの記事のご紹介とそれに対する私の感想を書いてみたいと思います。




海外で子どもに日本語を教えないということ

まず、この方のブログからわかる記事を書いた方のご紹介です。

 

<概要>

名前  :Erina さん(日本語と英語がわかる)

滞在国 :アメリカ(ご主人は英語のみ)

お子さん:息子さん

 

記事のタイトルは、「私が子どもに日本語を教えなかった理由」です。Erinaさんは、息子さんの言葉の発達が遅かったことからスピーチセラピーに通っていましたが、同じ頃、同年代の子たちや年上の子たちと遊んでいたときに以下のように気づいたそうです。

 

「嫌なものは嫌だと言う」という当たり前のことが、言葉の発達が遅い子どもはできない

↓↓

できる子どもたちの中では、それが弱点になってしまう

 

そして、次に以下のように確信したとのことです。

 

「バイリンガルであることよりも、まずは、息子が自分の言葉できちんと自己表現できることのほうが大事」

 

いずれもIN NADESHIKO WAYより

 

その後、英語のみにしたら息子さんは3歳の誕生日を迎える頃には、単語の段階を飛ばし急に文章で英語を話し出したそうです。

 

そして、日本語を教えるということを期間未定で保留にした理由として3つ挙げています。

 

  • 次にいつ行くかわからない日本。
  • 家族ぐるみで頻繁に交流する日本人もほとんどいない。
  • 日本からおばあちゃんがやってくるのも年に一度、それも滞在は2~3週間。

 

このように思ったら「日本語を教える必要性」がErinaさんの中で見出せなくなったそうです。

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    バイリンガル育児の始め方

子どもに日本語を教えないことに対する私の感想

以上のように、今日はアメリカ在住のErinaさんのブログから1つの記事を紹介しました。

 

Erinaさんが日本語を教えることを期間未定で保留にした理由にもあるように日本や日本語への接点が少ない場合で他にも優先するものがある場合は、日本語を教えないという場合もあり得ることがわかりました。  もちろん、今まで韓国でもそのようなご夫婦に出会ったことがありましたが、だいたい年齢層が高く日韓関係や時代的背景が理由であることがほとんどでした。  そのため、この記事を読んだときは「なるほど」と思いました。

 

次に、自分に置きかえて考えてみると1年に1,2回は日本に帰り、日本に帰ったら日本の小学校にもいれたりもしています。  日本人の同年代のお友達もできてきたため、

 

次に日本に帰ってきたらまた遊ぼうね!

 

と言って別れることもあり、そのような友達がいることは子どもにとっては楽しみでもあり励みでもあります。

 

そして、地理的な距離や配偶者が日本語がわかるかどうか、そして日本や日本語との接点、そして子供の様子と親の方針は海外で子どもに日本語を教えるかどうかを決める要素だと思いました。

 

現在、私は「日本語!日本語!」となっていますが、もし地理的に近い韓国に住んでいても旦那が日本語がわからなかったら? そんなに頻繁に日本に帰らず日本や日本語との接点が今よりも少なかったら・・・?

 

今とは状況が確実に違ったはずです。  もし状況が違っても私は子どもたちに日本語を受け継いで欲しいと思ったのだろうか・・・?  一時帰国の時に子どもたちをやっぱり体験入学や保育園の一時保育に預けただろうか...? Erinaさんの記事を通して、海外で子どもに日本語を教えるということについて、もう一度考えてみることができました。




まとめ

今回は、いつも「子どもたちに日本語を受け継いでもらおう!」という考えのもと、実践してこのようなブログを書いている私ですが、ふと検索をしている時にめぐり合った私とは全く反対の意見が書いてあったブログについて、その概要と私の感想について書いてみました。

 

もう一度、私が思ったことことをポイントとしてまとめると、

 

ポイント

地理的な距離や配偶者が日本語がわかるかどうか、そして日本や日本語との接点、そして子どもの様子と親の方針は海外で子どもに日本語を教えるかどうかを決める要素。

 

ということになると思いました。  また、私の一時帰国の頻度や配偶者が日本語がわかるかどうか、子どもの様子などなどを総合して考えてみると今の私のバイリンガル子育てがあるような気もしました。

 

いろいろと考えるきっかけをくださったErinaさん、ありがとうございます!

 

最後に、今日引用させていただいたページは、こちらです。。

(※今日の話は、Erinaさんに連絡をとり記事紹介の承諾を得て書いたものです。)




  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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