こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。 子どもの性格は十人十色ですが、もし
と、他の人に聞かれたら何と答えますか。
「明るい」「おとなしい」「人見知りが激しい」「わんぱく」「恥ずかしがり」などなど、いろいろででくると思います。大人がそうであるように子どもの性格も子供によって違い、十人十色です。
性格は、生まれ持ったものや親から引き継いだもの、そして環境や経験によって作られるように思います。では、「バイリンガル子育て」と考えた時、このような「性格」は何か影響があるのでしょうか。または子どもの性格はあまり重視せずとにかく言葉だけ教えていけばいいのでしょうか。
今回は、バイリンガル子育てを実践する上で、子どもの「性格」という面から「どんな性格の子どもがバイリンガルになりやすい?」そして「どんな性格の子どもがバイリンガルになりにくい?」について考えていきたいと思います。
バイリンガルになりやすい子どもはどんな性格?!
さて、それではどんな子どもがバイリンガルになりやすいのでしょうか。 私は、自分に子どもができる前は子どもの性格は幼稚園や小学校の時に形成されるもので、赤ちゃんや保育園児の時は特に関係ないと思っていました。
それが、違うと気がついたのは上の子が満1歳を超えて保育園に入ってしばらくした時です。保育園の先生とやりとりをする連絡帳に書いてあったひと言が忘れられません。
この部分が衝撃的で後半になんと書いてあったのか忘れました(>_<) その後、保育園の先生に
という話をすると、
と言われたのを覚えています。
どんな性格の子どもがバイリンガルになりやすい?
それはさておき、話を戻すとバイリンガル子育てという面から考えるとどんな子どもが比較的バイリンガルになりやすく、どんな子どもが難しいのでしょうか。
周りをみていると、以下のような性格の子どもたち(特に国際結婚の家庭でなくても)は比較的バイリンガルになりやすいように思います。
- 社交的な子ども
- 素直な子ども
- コミュニケーション能力がある子ども
- 周りで何が起こっているか察知するのが上手な子ども
大人には大人の世界があって、子どもには子どもの世界があります。子ども同士で遊ぶ時に社交的な子どもは、どの言語を使ってもたくさん言葉を聞いたり話したりするので国際結婚の家庭の子どもであってもそうてなくても言葉が伸びやすいようです。
また、素直な子どもは意味がわからない時などに誰かに質問して得られた答えが、さっと頭に入ります。そして、それが上達につながるようです。
3.のコミュニケーション能力がある子どもは、たとえ言葉がわからなくてもジェスチャーを使ったり、知ってる単語を繋ぎ合わせてなんとか相手に意思を伝えようとします。もし、その様子を周りで親が見ていたら後で適切な言葉を教えればいいのです。
4.は、いわゆる空気が読めるということで、周りが今どんな状況なのかが察知できたら、そういう場面になるとよく出てくる言葉を覚えて正しく使えるようになります。
さらに性格ではありませんが、「親との信頼関係ができている子」は、より素直に吸収するように思います。
どんな性格の子どもがバイリンガルになりにくい?
次に、反対に「どんな子どもがバイリンガルになりにくい可能性があるか」と考えると以下のような性格の子どものように思います。
- 寡黙な子ども
- 常に1人でいるのが好きな子ども
- 面倒くさがりな子ども
物静かな子どもは、あまり話さないので話す力が伸びにくい可能性がありそうです。また、常に1人でいるのが好きな子どもも周りと話をしないので社交的な子どもに比べたら、話す力が伸びるのがゆっくりだと思います。
しかし、「話す力」が伸びにくいとしても、それは「読む」「聞く」「書く」とは別の話なので、1、や2.のタイプでも聞いたり読んだりしたらちゃんと理解できていることもあります。
これとは逆に3.のタイプは会話の力は伸びても海外では根気強く少しずつやらないといけない読み書きを面倒くさがってやりたがらないと、練習が足りなくなり読み書きが伸びにくくなる可能性があります。
うちの子どもの場合
ところで、うちの子どもの場合ですが上の子は社交的な反面怖がりで少し人見知り、そして面倒くさがりです。そのため、幼稚園児くらいのときに一時帰国で日本に帰り、レストランに入ったときに、スプーンが余分に欲しかったので子どもに
と言ったら、
と言いました。理由を聞いてみたら
というのです。 また、面倒くさがりなので、読み書きの練習、特に書くことを面倒くさがります。
反対に下の子は、まったく逆で社交的、人見知りなしで、ほとんど怖いものなしです。そのため、日本に一時帰国した時に上の子と同じようにレストランでウエイトレスの方にスプーンをもらってくるということをやらせてみたら、保育園児の時からものおじせずに
と日本語でニコニコしながら大声で言って、スプーンをもらってくることができました。
同じ家に同じ親のもとに生まれた兄弟でも性格や親から受け継いだものが違うと、バイリンガルになりやすいかどうかというのも違ってくるのではないかと思います。
まとめ
今回は子どもの性格は十人十色で、兄弟姉妹であっても同じようにはいかないことや、どんな性格の子どもがバイリンガルになりやすいか、なりにくいかをざっと見てみました。しかし、今回挙げた例はあくまでもコミュニケーションがポイントとなる会話の話が中心です。
まとめると次のようになります。
ポイント
★.バイリンガルになりやすい可能性のある子ども
- 社交的な子ども
- 素直な子ども
- コミュニケーション能力がある子ども
- 周りで何が起こっているか察知するのが上手な子ども
★.バイリンガルになりにくい可能性のある子ども
- 寡黙な子ども
- 常に1人でいるのが好きな子ども
- 面倒くさがりな子ども
会話が苦手でも1人でじっくりと考えて読んだり書いたりするのが好きな子どももいるので、持って生まれた性格を尊重しながらバイリンガル子育てをやっていきたいなぁと思います。 また、性格もですが、子どもによって「時期」というのがあるとも思うので、様子を見ながら進めていけたらいいなと思います。