こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘中です。 突然ですが、海外在住で子育て中の方はお子さん(達)とは、いつも何語で話してますか。
このブログのテーマは、「海外でのバイリンガル子育て」ですが、現在海外でバイリンガル子育て真っ最中の方は、家の中や外で、電車の中やレストラン、公園などで子どもと話をする時に何語で話しているでしょうか。ある人は日本語、ある人は日本語以外の言葉、ある人はその時によって混ざっているかも知れません。
海外で子どもに日本語を教えようと思ったら、家の中でも外でも子どもとは日本語で会話をすると思いますが、何か家の中と外で違いを感じたことがあるでしょうか。海外で子供と日本語で話していてハッとしたことはあるでしょうか。
今回は、海外で日本語を教える時、特に家の外で子どもと日本語を話す時の「周りの目」について私の経験からお話ししたいと思います。
バイリンガル子育てと周りの目
早速ですが、周りって誰のことでしょうか。 「周り」と言っても、少し漠然としていますね。今回の話の「周り」とは、たとえは次のような人達です。
- 家族や親戚
- 現地の友達や知り合い
- 現地で住んでる家のご近所さん
- 街中の知らない人達
私達は日本にいてもいなくても、家の中だけで毎日を過ごすことはできず、親戚と会ったり子どもを公園や保育園、幼稚園、小学校に連れて行ったりします。そうすると、自然と先生やお友達などと接することになります。
また、家から出かける時や帰ってくる時などには、ご近所さんと会うことも珍しくありません。マンションのエレベーターなどでいつも会う人は自然と挨拶をするようになることもあると思います。
海外在住で、家の外でも子どもと日本語で話す時、このような「周りの人たちの目」はどのくらい気になったことがあるでしょうか。または、まったく気になったことがないでしょうか。
日本語を話すと振り向かれる?
日本に住む外国人の方々が電車の駅や電車の中などで英語で話していると、振り向かれるという話を聞いたことがありますが、今、海外に住んでいる方々は家の外で日本語を話したら周りに振り向かれたりするでしょうか。
いろいろな民族が共に暮らす国の場合は、日本語はその中のひとつの言語に過ぎないため、振り向かれることは比較的少ないかも知れません。しかし、その国で話される主な言語が1つや2つしかない国や地域では、振り向かれることが多々あるかも知れません。
ちなみに、韓国で私が住んでいる都市は、地域によっても差がありますが、ちょっと振り向かれることがたまにあります。
滞在国と日本そして日本語
海外在住の方で、
という人もいて、いつでもどこでも自分の言葉で話す人もいると思います。しかし、日本ではない海外ではいろいろと、気をつけけることもありそうです。
その理由となるのが、滞在国と日本の関係だと思います。私が住んでいる韓国は、何かとニュースに出ることも多く、ここで細かく書かなくてもだいたいの想像がつくかと思います。
私が韓国に住み始めたのは10年以上前ですが、当時公共の場で日本人の友達と日本語で話していたら、「日本は昔ね........。」と知らない年配の方に、昔日本が韓国にしたことについて話されたこともあります。
親はどうすればいい?
それでは、子どもと一緒にいる時は「家の中は日本語」「家の外は滞在国の言葉」にすればいいのかというと、そう簡単なものでもありません。それを日常化してしまうと「1人1言語の原則」(詳しくは↓↓参考記事へ)にも反してしまいそうですし、子どもが小さいうちは、子どもも迷ってしまいます。
うちの子どもの場合、幼稚園の年中組か年長組あたりから自分は日韓ハーフだとか日本語と韓国語は違う言語だとかがわかり始めてきたようです。しかし、日本語で大きい声で話すことで周りにどんな目で見られる可能性があるのかまでは、わかりません。そのため、私が上の子どもに話したことはたった1つです。
もちろん、こんなことを言うと子どもは「どうして?!」と聞いてきます。その時、私はこのように説明しました。
数年前のことなので一語一句覚えていませんが、だいたいこんな感じの話をしました。
すると、当時は子どもはよくわからないようでしたが今では下の子が公共の場で大きな声で日本語で話すと、
と静かにさせようとすることもあります。
まとめ
今回は、「バイリンガル子育てと周りの目」と題して、海外で子どもに日本語を教える場合、家の外で日本語を話すと周りはどんな反応をするかということについて書きました。 海外とひとことで言ってもいろいろな国があるので、私が住んでいる韓国を例に挙げました。
国によっては残念なことに国と国との関係から、あまりよく思われないこともあります。しかし、同じ韓国で同じ地域でも子どもと日本語で話していると「いいね! 私にも教えて!」と話しかけてくる人がいるのも事実です。
なかなか難しいですが、やはり親が滞在国と日本の関係には気をつけておいて常にアンテナを広げておくのがいいのかなと思います。