こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘中です。バイリンガル子育てを実践している人は、どのような思いでしているのでしょうか。
や
または
など、さまざまな思いを胸に実践していると思います。
一方、子どもの方はどうでしょうか。子どもの年齢が低いほど
よりも
や
もあれば、「バイリンガル」なんてまだ言葉自体聞いたことがない子どももいるかも知れません。今回は、友人との話をきっかけに考え始めた海外でのバイリンガル子育てについて子ども自身はどう思っているのか、うちの子どもの話も交えながらお話しします。
子どもが日本語によくないイメージを持っている時、それを変えられるのは誰?
私には、海外でバイリンガル子育てを実践している友人や知り合いがいます。正確な数は数えたことはないのですが、ある人は学生時代からの友人、ある人は社会人になってからの友人、そして最近ではブログやSNSで知りあって時々話をしますが、まだ実際にはお会いしたことがない人もいます。
ずいぶん前の話ですか、アメリカで子育てをしている友人と話した時に友人がこんな事を言ったのを覚えています。
その話を聞いてから、バイリンガル子育ての対象となっている子ども自身について
と、考えるようになりました。
親が日本語を話す時の感情が子どものイメージになる?
先ほどのアメリカで子育て中の友人の話から考えると、おそらく、友人の言う「周りの子どもの親」は(日本人ではない場合もあるらしいのですが)、普段は英語を話していて子どもを叱る時は自分の言語になるということです。
これは、怒ったりして感情が入る時は、その人にとって一番楽な言語になると言うことだろうと思います。ケンカになった時は、自分が一番自由に使える言語という人もいます(詳しくは、↓↓参考記事へ)。
しかし、冷静に考えてみると、子どもを叱っている時に使う言葉や表現は、褒めたり喜んだりしている時に使う言葉とは違います。どんな理由で叱るかわかりませんが、例えば
や
そして
などと言ったどちらかといえば否定的な言葉がよく使われるのではないかと思います。
また、喜怒哀楽は感情が入るものですが叱られた時だけ親が親の言語を使うと、子どもの頭の中では次のような法則というか図式(?)ができあがってしまうのかも知れません。
「親が親の言語を使う = 自分が叱られる」
そうなると、どんな子どもでも叱られるのは気分のいいことではないので、親の言語を聞くと叱られた経験が頭に浮かび、次第に嫌になっていくのだろうと思います。
それでは、反対に子どもを褒める時だけ親は自分の言葉を使えばいいのでしょうか・・・?! そうすると子どもがもつ親の言語に対するイメージはよくなることはなると思いますが、褒める時だけ使うのは、なにか違うような気がします。
うちの子どもはどう考えている?
そして、「うちの子はどう思っているのかな?」と思い、聞いてみたことがあります。下の子は保育園児なのでまだちゃんとした答えが期待できないだろうと思い、あえて聞かず上の子(小学校3年生)だけに聞いてみました。 聞いてみたのはこの3つです。「突然どうしたの?」と思われないために、この3つの質問は食事をしたり歩いたりしている時に、1つずつ雑談に交えて聞いてみました。
①「日本語についてどんなイメージを持ってる?」
②「ママと日本語で話したり、読み書きの練習はどう思う?」
③「日本語ってやっておいた方がいいと思う? または後で勉強したくなったら塾に行けばいいかな?」
子どもの答えは・・・
①「ママと日本のおばあちゃんの言葉。パパもわかるし、家族の言葉。」
②「日本語で話すのはいいけど、書くのは面倒くさい。でも上手になりたい。」
③「よくわからないけど、ママがやろうと言うからやってる。将来、塾に行って勉強したらいいかはわからない。」
①の「家族の言葉」という答えは、素直に嬉しかったです。②は、やはり面倒くさがりな上の子。上手になりたいけど書く練習はあまりしたくないと言う葛藤が見られます。③は子どもの正直な意見だと思います。親は歩んできた道なので、子どもの将来がある程度見えますが子ども自身はそうではありません。かと言ってレールをがっちりと敷く必要もないと思います。
子どもが親の言語に持つイメージを決めるのは親自身
アメリカで子育て中の友人が言った事をきっかけに考え始めた「子どもはどう思ってる?」。親が覚えて欲しい言語を親がどんな時に子どもに使うかによって、子どもがもつイメージは変わり、それはプラスにもマイナスにもなるようです。
友人の話のように親が怒るときに使う言語だからとマイナスイメージを持つのであれば、それをプラスのイメージに変えられるのもきっと親だと思います。日ごろから喜怒哀楽を、すべて覚えて欲しい言語で表して、イメージがプラスやマイナスに偏らないようにしたいなと思いました。
まとめ
今回は、アメリカ在住で子育て中の友人の言葉、
をきっかけに子どもが親の言語に対して持つイメージについて考えてみました。 幸い、うちの子どもからはそれほど否定的なコメントはなかったのですが、それは私が常に子どもたちとは日本語で話しているからではないかと思いました。つまり、ポイントは、次のとおりです。
ポイント
・もし子どもが親の言語にマイナスイメージを持っていたとしても、それをプラスに変えることができるのは親である。
そのためには、海外在住でも日ごろから喜怒哀楽を、全て日本語で表現する。
バイリンガル育児は、子どもの命がママのお腹に宿った時から始まっています。 どんな時もどんな言葉も日本語で話しかけたいものですね。