こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。このブログでは、日本も含め世界のあちこちでバイリンガル子育てを実践しているママやパパにインタビューして、その内容をまとめてこのブログに載せています。
家庭の数だけ、バイリンガル子育ての方法や親の方針があると思いますが、インタビューをしてみるとそれがよくわかります。
今日は、「徹底することに結果アリ!」と題して、バイリンガル子育て実践中の日本人パパ、「ラッキー」さんにお話を伺いました。
なお、インタビューの方法などは次の通りです。(インタビュー第一弾を読んでくださった方々、前回と重複する部分がありますがご容赦ください。)
徹底することに結果アリ!【実践!みんなのバイリンガル子育て②ラッキーさんの場合】
まず、このブログのインタビュー記事を初めて読む方のために簡単にご説明すると、インタビューは直接会える場合は会ってお話を聞き、地理的に遠いなどの理由で会って話せない場合は、SNSなどのボイストークで、またはSNSやメールでのやり取りを繰り返す形でお話を聞きます。
このインタビューは、ご本人に聞いた内容を元に書きますが、あまりにも詳しく話を聞きすぎて個人が特定される可能性がありそうな場合は、「非公開」という言葉を使うことにしようと思います。また、名前は、ご本人の意向に沿って、ニックネームで書いてあります。
★概要
では、まず、ラッキーさんのご家庭の状況です。
- 住んでいる国:日本
- 夫婦がわかる言語:夫 妻 共に日本語、韓国語
- 子どもの数: 1人(高校生)
- 通っている学校のタイプ(現地校、日本人学校、インターナショナルスクールなど):日本の公立高校
韓国在住経験がありその時に韓国の学校と日本人学校に通っていた。 - 目標としている言語:現在は英語。
- どうしてバイリンガル子育てを始めましたか。:日本と韓国で生活したため、自然にバイリンガルになっていた。
- 子どもにどんな大人になってほしいですか?: 困っている人、かわいそうな人を助けられるような、優しくたくましい人になってほしい。
- どんな方法でバイリンガル子育てをしていますか。: 家庭内では夫婦それぞれの母語を使うようにしている。
- 「うまく行った!という方法を教えてください。」: 上記の事を徹底的に実践した事。
- 「もうちょっとこうすればよかった・・・というのがありますか。」:もっと本に親しんでもらいたい。
- 世界のあちこちでバイリンガ子育てをしているみなさんへ一言お願いします!: バイリンガル教育を始めるのは、早ければ早い方がいいと思います。
- 使ってみた教材などがあれば教えてください:特になし。
ラッキーさんのご家庭は、現在は英語を身につけることを目標としているとのことですが、すでに日本語と韓国語ができることを考えると、トリリンガルを目指していることになります。
日本語と韓国語について言えば、両親共に日本語も韓国語ができるので、韓国に住んでいた時は家では日本語を使い日本に住むようになってからは家の中は韓国語にしているとのことです。
そして、注目すべきはラッキーさんの「家庭内では夫婦それぞれの言葉を使い、それを徹底して実践したこと」がバイリンガル子育てがうまくいった方法だということです。
さらに詳しく話を聞いてみるとラッキーさんの奥様は韓国語の文法の本まで持っていて、お子さんが韓国語を間違えるとすぐに直すとのことです。(この韓国語の文法の本は、実は元々日本で韓国語を教えるために購入したのだとか・・・)それから、ラッキーさんの奥様はバイリンガル子育てには初めからやる気満々だったそうです。
また、お子さん自身も韓国にまだ友達がいるそうで、SNSなどで頻繁に連絡を取っているそうですが、韓国語を間違えることもあるそうです。間違えるとラッキーさんの奥様が直すそうです。
一方で、「もうちょっとこうすればよかった」と思うのは「もうちょっと本に親しんでもらいたい」とのことです。ということは、本を幼いうちから読むということは、基本的に「言語」というものの土台を作るものと言えるかもしれません。
そして、ラッキーさんのお子さんは国語にはかなり苦労したそうです。中学生まではあまり学校の点数が伸びなかったのですが、宿題で先生に褒められたことかきっかけとなり、やる気がでで伸びてきたそうです。
なお、日本語と韓国語については、学校での勉強以外は特に教材などは使ってなかったそうです。今、勉強中の英語は最初はお子さんは乗り気ではなかったそうですが、テストでいい点数が取れたことで自信と興味が湧いたかもしれないとのことです。
ラッキーさんの実践から
今回は、日本人パパにお話を伺い、どんなバイリンガル子育てを実践しているのかを教えていただきました。ラッキーさんのバイリンガル子育ての秘訣は、「子どもに夫婦がそれぞれの言語を使うことを徹底すること」です。これは、私も前々から思っていたので、かなり共感できました。
また、親がネイティブであっても苦労せずに親から教えられ自然に覚えた言葉(母語)は、意識しなければ言語の規則などを教えることは難しいと思います。また、親が言語に関する知識がなくてもラッキーさんの奥様のように自分で韓国語の文法書を買って子どもに教えるという方法もあるんだな、と思いました。
最後になりましたが、先輩パパとしてインタビューを受けてくださったラッキーさん、ありがとうございました!
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