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バイリンガル育児

関係ある?「バイリンガル子育て」と「ユーモアのセンス」

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。

 

突然ですがテレビ番組にはいろいろとありますが、このブログを読んでる方はどんな番組が好きでしょうか? 歌番組、クイズ番組、ドキュメンタリー、歴史もの、お笑いなどなど、好みは人によって違うと思います。

 

お笑いと言えば、私は学生時代に英語を勉強している時に英語で映画を見て、こんなことを思ったことがあります。

 

まめちゃん
なんでアメリカ人が爆笑してる時に私は爆笑できないんだろう?! まだまだ英語の勉強が足りないなぁ......?

 

しかし、一生懸命英語を勉強して英語がある程度聞き取れるようになった後、イギリス人とイギリスの番組を見ててみんなお腹を抱えて笑ってるのに私だけ笑えないことがありました。周りのイギリス人は私に意味を説明してくれようとしたのですが、英語の意味がわかってもその何がおもしろいのかイマイチ理解できませんでした。そしてひと言、こう言われました。

 

君は、ユーモアのセンスが違うんだね。

 

それからずいぶん経った現在では、親となり海外でバイリンガル子育てをしていますが、ふと日本生まれ日本育ちの私と違い韓国生まれ韓国育ちのうちの子どもは私と同じユーモアのセンスを持っているのだろうか・・・?と思いました。

 

今回は、一見関係なさそうな「バイリンガル子育て」と「ユーモアのセンス」について、考えたことを書いてみます。





関係ある?「バイリンガル子育て」と「ユーモアのセンス」

先ほどの話のように学生時代にイギリス人にユーモアのセンスの違いを指摘された私ですが、私はどんなものをおもしろいと感じるかというと芸人が出ているお笑い番組や、吉本新喜劇などです。

 

これらはお笑い番組は、短い時間に多少の体の動きはあるものの、基本的には芸人が言ってる言葉や「間の取り方」などでおもしろみを感じて笑うもの、吉本新喜劇はあるていどまとまった時間の中にストーリーがあり、その中で芸人が言っている言葉や間の取り方などで笑うものだと思います。

 

関西で生まれ育った私には吉本新喜劇は身近な番組で、子どものころからテレビで見ながらつっこみを入れていたものです。

 

それはさておき......。

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バイリンガル子育てとどんな関係があるの?!

さて、そろそろ本題です。バイリンガル子育てとユーモアのセンスにはどんな関係があるのでしょうか。それは、このブログで何度か言っているように「言葉は文化を反映する」というところだと思います。

 

お笑い番組や芸人の出る番組にはいくつかのタイプがあって、「言葉がわからなくても楽しめるもの」と「言葉を理解して楽しむもの」があるように思います。

 

「言葉かわからなくても楽しめるもの」は、芸人の表情や動きを見ていたら言葉がわからなくても笑えるもので、「言葉を理解して楽しむもの」は、漫才やコント、吉本新喜劇などではないかと思います。

 

言葉だけ理解しても、ユーモアのセンスがちがったら昔の私のように「それで、何がおもしろいの?!」ということになりそうです。



うちのバイリンガル児の場合

うちの上の子どもは小学校2年生の時に、初めて日本の小学校に体験入学しましたが、その時に困ったのは関西弁です。それまで私は、家の中では日本語でも標準語でできるだけ話すようにしてたので、子どもは関西弁をほとんど知らなかったのです。(今は家の中は関西弁です。)

 

どうしようかと思い、なぜか思いついたのがインターネットで吉本新喜劇を見せることです。子どもは、そのスピードの速さと関西弁で最初は聞き取れず意味もよくわかってませんでした。

 

しかし、体験入学を2回経験し日本人のお友達と遊ぶうちに、なんとなくつかめて来たようで、今ではときどき「吉本が見たい」と自分で言ってきます。

 

吉本新喜劇は45〜50分くらいなのですが、芸人にそれぞれ「持ちネタ」みたいなのがあって、ストーリーもある程度パターン化されているので、何度か見て同じ芸人が出て来たら同じネタやセリフが出てくることが予想できます。そういう意味でわかりやすいのではないかと思います。



ユーモアのセンスが身についてるか、どうやって見る?

うちの子どもの場合は、親が関西出身で子供も1年に1、2回は関西に帰るので、韓国にいる時はインターネットで、そして関西に帰った時は現地のお友達と遊んだり話したりすることで、自然に関西弁とユーモアのセンスを学んで来ているように思います。

 

それがなぜわかるかというと、吉本新喜劇を見ている時に私と同じタイミングで爆笑してたら同じおもしろさを感じているということで、番組が終わってから、ただ「おもしろかった?」と聞くのではなく「おもしろかった? 何がおもしろかった?」と具体的に聞いて「◯◯って人が、△△って言った時に〜っとなったから、なんかおもしろかった」などと言えばOKなのかな、と思います。

 

この時にあまり具体的に説明できなくても、だいたい何がどうなっておもしろかったのかの子どもの答えが、感覚的なものであればいいと思います。なぜなら、お笑い番組などを見ておもしろいと思うユーモアのセンスは、言葉の掛け合いや間の取り方などで瞬間的におもしろいと思う「感覚」だと思うからです。




まとめ

今回は海外でのバイリンガル子育てについて、一見関係のなさそうな「ユーモアのセンス」について、お話ししました。海外で日本語で子育てをしていると、日本語は覚えてもユーモアのセンスまでは身につくかわかりません。うちの場合は、私自身の体験と子どもの体験入学をきっかけに吉本新喜劇を通じて、子どもが日本語という言語だけではなく日本人的な(←「関西人的な」、という方がきっと正しいですね・・・)ユーモアのセンスも少しずつ感覚的に身につけていっているように思います。

 

もし、海外で自分の子どもに日本語を教えている人が「うちの子はどうだろう・・・?」と思ったら、お笑い番組を子どもと一緒に見ると子どもの反応から垣間見ることができるかもしれません。お笑い番組は、吉本新喜劇でなくても他にもいくつかあるので「親と同じような感覚が子どもにもあるのかな?」と思ったら、親がおもしろいと感じるお笑い番組を選んで一緒にみるといいと思います。

 

     




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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