こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
さて、幼稚園くらいの子どもがいると、家の壁にひらがなやカタカタのポスターが貼ってあって、子どもが一生懸命よんだり書いたりしてる姿が見られると思います。
小学生がいる家には、低学年だとひらがなやカタカタのポスターの横に「1年生で習う漢字」や日本地図、世界地図などが貼られていることもあると思います。
このように子どもがいる家の家の中にどんなものが貼られているかは、子どもの成長を表しているのではないかと思います。
ところで、子どもと一緒にテレビを見ていると、旅行番組や、ニュース、ドキュメンタリーなどで日本を含め、世界のいろいろな国の話が出てきます。そのような時に役に立つのが日本地図や世界地図です。
しかし、時には単に地図を見ながら「東京はここにあるんだよ」や「ペナン島ってどこにあるんだろうね?」と言って世界地図で位置を探すだけでは済まないところがあります。今回は、そんな世界の大人の事情をどう子どもに説明するか、私が考え中のことについてお話ししたいと思います。
なんと答えよう?!子どもからの答えにくい質問......
最近は、インターネットをいろいろなサイトがあるので、テレビは見ないという人もいると思います。我が家では、韓国のテレビと日本のテレビを見ています。
国が違うともちろん言語が違うのですが、その他にもアナウンサーの服装やお化粧に違いがあったりして、言語以外にも違いがあります。
また、内容的にも国が違えば注目するニュースも違います。それがはっきり表れると思うのはスポーツニュースだと思います。特にオリンピックなどの大きな大会があると、もちろん自分の国の選手の話が主にでできます。
うちでは、家族みんなでテレビを見る時はクイズ番組やドキュメンタリー、バラエティ番組、ニュースなどを見ています。
子どもからの質問に一瞬うろたえる私
いつのことだったかはっきり覚えてないのですが、上の子が小学校1年生くらいの時だったと思います。その時は、リビングにあるテレビがつけっぱなしになっていて、ニュース番組をやっていました。そして、日本と韓国が抱える問題についての話を専門家がしていたと思います。
日本と韓国には、領土問題や歴史的な問題があってテレビにもインターネットにもたくさん出ているので、私が改めてここで書くことはしませんが、その時は確か領土問題の話が出ていました。
そのニュースを聞いていた子どもが私に質問してきたのです。
見ていたのは日本のニュース番組でしたが、字幕があっても漢字がわからないし、話の内容も小学1年生には難しかったのですが「日本」や「韓国」という言葉だけはちゃんと聞き取れるので、
と思ったようです。それまで、そのようなニュースについてはもちろん知っていましたが、子どもにどう説明するかまではちゃんと考えてなかったので、一瞬うろたえてしまいました。
そして、しどろもどろで子どもにこう答えたのを覚えています。
その後の私
そんなことがあってから、子どもにはこんな時はどのように説明したらいいのだろう?と考えました。そして考えた方法は次の4つです。
- 「まだ、難しいから気にしないでいいよ」と言う。
- 私は日本人なので日本のニュースを参考にして話す。
- 韓国に住んでいるので、韓国の立場から話す。
- 日本と韓国の両方の意見を話す。
1.は、ひと言で済むので楽は楽なのですが、子どもの質問を受け止めてあげてないような気がします。実は、ほかの質問をされた時にこのように答えたことがあるのですが、なんとなく自分の中でモヤモヤしたものが残りました。
次に2.も3.も一方だけの意見だと偏ってる気がしてしっくりきません。そして、どちらか一方だけの意見を子どもに話すことは、子どもにある意味先入観を植え付けることになるのではないかとも思います。
そうすると、4.がいいかなと思うのですが、これがなかなか難しいです。それは、、、、
と言ったら、
と、結局子どもに聞かれるからです。ここで、いい方法をお話しできるといいのですが、いつも
と、つぶやきとも独り言とも言えない言葉になってしまいます。
答えにくいけど答えてみる
その後、あれこれ考えたり調べたりした結果、先ほどの4つの方法のなかでは、「4.日本と両方の意見を話す」というのが一番中立的でどちらの意見も押し付けない方法ではないかと考えるようになりました。
ちょっと変な例をだすと、たとえば兄弟でけんかをしている時、一方だけの意見をきいてどちらがいいか悪いか判断して片方を叱ったりするでしょうか。
もちろん、そのような人もいます(私の身近にもいます...)。でも、それだと物事をひとつの局面からしか見ることができないので、子どもが偏ったものの見方をするようになるのではないかと心配になります。
そのため、多角的に物事をみる練習というか習慣をつけるには、日ごろの兄弟ゲンカに始まり、テレビのニュースに出てきている国と国とのいざこざまで色んな機会を使って実践してみるのがいいと思います。そして、子どもがそれができるようになるためには、まずは親が意識してできるようになろうとするのが良さそうです。
に対して子どもが、
と言ったら、子どもはどっちだと思うか聞いてみたり答えが出ない問題もあるんだよということを教えてもいいと思います。いずれにしても、どちらか片方に極端に寄ってしまうことだけは避けたいと思いました。
まとめ
今回は、子どもが質問してくることの中でも答えにくい質問にどう対応すればいいかということについて書いてみました。質問してくるということはわからないということなので、なんとか疑問を解決してあげたいとは思うのですが、内容によっては微妙なものまあります。
日ごろからニュースなどをみて情報を集めて自分なりの考えを持つようにはしてるのですが、その先がなかなか難しいです。子どもには、ひとつのことを一方からの目だけでなく、いろいろな方面からみて考えられるような人に育ってほしいのですが、それがうまくいってると思えないとしたら、その理由のひとつに私自身が十分にできてないことがあるのかも知れません。
今回ご紹介した4つの方法、そして1番いいと思ったのは次の方法です。
ポイント
- 「まだ、難しいから気にしないでいいよ」と言う。
- 私は日本人なので日本のニュースを参考にして話す。
- 韓国に住んでいるので、韓国の立場から話す。
- 日本と韓国の両方の意見を話す。
そして、一番いいと思ったのは「4.日本と韓国の両方の意見を話す。」です。
試行錯誤、そして親としても成長する(せざるを得ない?)のが子育てというものなのかも知れません。