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バイリンガル育児

子どもとのカルチャーショックのギャップを埋めるのはこの方法!

 

こんにちは! 韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと実践中のまめちゃん(@mame_chang)です。これを読んでいる方はカルチャーショックというもの経験したことがあるでしょうか。国内国外に限らず、食事の習慣や言葉など生まれ育った文化の外にはカルチャーショックがいっぱいです。

 

海外でのカルチャーショックは、旅行に行って感じることもあれば住んでみないとわからないことなどさまざまだと思います。そして、そのカルチャーショックを「違い」として「おもしろい」と感じることができたら、外国での生活はたのしくなるのだと思います。

 

今回は、私が韓国で感じたカルチャーショックのうちいくつかを挙げて、それをバイリンガル子育てをしているひとりとして子どもにどう伝えるかについて考えてみたいと思います。





子どもとのカルチャーショックのギャップを埋めるのはこの方法!

韓国に住み始めたころは新鮮でカルチャーショックもそれなりに経験しましたが、韓国に住んで約10年も経つとだんだんと新鮮味がなくなり、全てが「普通のこと」になっていきます。

 

韓国に来たころにどんなことにカルチャーショックを受けたかと言えば、すぐに思い出すのは次のようなことです。

  1. ホールケーキの上になぜかプチトマトがっ!
  2. 食堂のトイレに入ったら男女兼用だった!
  3. 体調を崩して病院に行き薬をもらったら思い切りカラフルだった!

 

まだまだありますが、子育てにも関連させて思いついたものを書きました。これらのカルチャーショックについて子どもとどんなギャップを感じたかと言うと・・・

 

★1.ホールケーキの上になぜかプチトマトがっ!

私のこの新鮮な衝撃から数年経ち、子どもを持つ母となり日本に子連れで一時帰国した時のことです。自宅の近くのケーキ屋さんでケーキを見ていた時に上の子がひとこと。

 

トマトないね。

 

日本ではプチトマトがのったケーキはまだ見たことがありません。韓国ではプチトマトは果物の部類に入るのかホールケーキの上にオレンジやぶどうなどの横に並んでいたり、半分に切ってスポンジの間にはさまってたりします。

 

日本生まれ日本育ちの私と違い、うちの子は韓国育ちなので先にプチトマトの載ったホールケーキを見てるので、

 

なんで日本のケーキにはトマトはないんだろう...?

 

と思ったようです。

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★2.食堂のトイレに入ったら男女兼用だった!

私は公共の場のトイレは男女別になってるのが普通だと思っていました。韓国に来て特に安めの食堂では男女同じ空間に男用と女用のトイレがあることがあります。区別は個室のドアに貼られている絵や文字がたよりです。私には驚きだったのですが、ふと子どもたちは全然驚かないことに気がつきました。

 

なぜだろうと考えてみると、子どもが通っている幼稚園も男女兼用だったのです。子どものころからそういうトイレを使っていると大きくなってからも驚かないんだろうなぁ、と思いました。ただ、最近では男女兼用よりもちゃんと分かれているところもあるので、今後はどんどん変わっていくのだろうと思います。

 

 

★3.体調を崩して病院に行き薬をもらったら思い切りカラフルだった!

長い間、外国に住んでると体調を崩すこともあります。ある時は日本から持って来た常備薬でなんとかして、ある時は現地の病院に行くものだと思います。

 

病院で処方された薬を見てみると、日本のはカプセルは赤や黄色、緑などがあるのですが、錠剤は白やベージュ(?)などの色のように思います。

 

一方韓国の方は、カプセルは日本と大きく変わらないような気がしますが、錠剤がかなりカラフルでオレンジ色、黄色、緑、青、白などいろいろです。下の子はそれがおいしそうに見えるのか、「キャンディみたい」と言ったこともあります。




カルチャーショックに遭遇したら・・・?

私にはカルチャーショックでも、韓国生まれの韓国育ちのうちの子どもたちにとっては「普通」のこともあります。反対に子どもたちが日本に一時帰国した時に触れる些細な「日本」が子どもたちにとってはカルチャーショックなこともあります。

 

国が違うことでカルチャーショックだと受け取ることは、生まれ育った環境が違うと自然なことだと思います。そんな私たち親子ですが、私が子どもたちと一緒にいる時に気をつけていることは次ののようなことです。

 

  1. なんで違うのかなぁ〜。日本なら◯◯だけどなぁ、と日本を強調しない。
  2. 「変だね」や「おかしいね」といったマイナスの言葉を子どもたちに聞かせない。

 

これら2つは、日本の方がいいという風に聞こえたり子供たちに先入観を植え付けたりすることになると思うので、日本と比較したりマイナスに聞こえるようなことは言わないよう気をつけています。

 

そして、次のようなことにも気をつけています。

 

  1. 何が違うのか違いとその理由を考えてみる。
  2. 違うことが「おもしろい」と子どもが思えるようになるにはまず自分から違いを楽しんでみる。

 

・・・とは言っても繰り返しになりますが、韓国在住約10年では新鮮味も違いを楽しむのも容易ではない、というのが本音です。



まとめ

今回は、日本生まれ日本育ちの私と韓国生まれ韓国育ちの子どもたちとのカルチャーショックという点についてお話ししました。

 

カルチャーショックに遭遇しても、やってはいけないこと、そしてこうした方がいいとうポイントは次のとおりです。

 

ポイント

.やってはいけなこと。
1.なんで違うのかなぁ〜。日本なら◯◯だけどなぁ、と日本を強調しない。

2.「変だね」や「おかしいね」といったマイナスの言葉を子どもたちに聞かせない。

.

★.こうした方がいいと思うこと。
1.何が違うのか違いとその理由を考えてみる。

2.違うことが「おもしろい」と子どもが思えるようになるにはまず自分から違いを楽しんでみる。

 

韓国でもたまたま用事で他の地域に行くと多少の新鮮味は感じます。やはり、初心を忘れるべからず・・・でしょうか?! 初心に戻りたい! でも戻れるかな? これが私にとってはキーポイントとなりそうです。




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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