こんにちは! 現在韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと実践中のまめちゃん(@mame_chang)です。歳って取りたくないものですが取ってしまうし、時代は自分の意志とは関係なく移り変わっていくものだと思います。
大人が、
や
と言ってるのを聞いたことがあるでしょうか。大人や年配の人々が、自分が若かったころと比べて今はどうかと言うときによく使われる言い方です。
きっと、いつの時代にも多かれ少なかれ世代の差というものは存在するものだと思います。これにバイリンガル子育てという要素が加わると世代差に言葉や国の差までも入ってくるのではないかと思います。
今回は、私が感じるバイリンガル児であるうちの子との「言葉の差」と「世代差」をどう埋めたらよいかについて考えみたいと思います。
どう埋める?!「バイリンガル児の我が子との言葉の壁」そして「世代差」
まず言葉の差についてです。これはこのブログで何度も書いてるのですでに知っている方もいると思いますが、私は日本でモノリンガル(1つの言語)、モノカルチャー(1つの文化)という環境で育ち、子どもたちは韓国生まれ韓国育ちで私が日本語を教えてるのでバイリンガル(2つの言語)、バイカルチャー(2つの文化)で育っています。
小学校の勉強や宿題、お知らせ、携帯に来る連絡などは全て韓国語ですが、子どもとの言葉の壁を感じるのは学校の宿題を見てあげるときです。子どもはわからないから私に聞いてくるのに私は宿題に出てくる言葉の意味がわからず、子どもと二人で辞書を引いたり子どもに説明してもらったこともあります。子どもが説明できない言葉もあり二人で「......」となったことも。特に算数は、もともと私が算数嫌いだったこともあってさらに困ってしまいます。
「世代差」とは?!
これは、ひと言で言うと「アナログ」と「デジタルネイティブ」だと思います。私がもちろんアナログ世代で、子どもがデジタルネイティブです。
「バイリンガル児の我が子との言葉の壁」+「世代差」= ?
この2つが合わさるとどうなるか? それを先日体験したのでお話しします。きっかけは、このブログでも少し前に紹介した「NHK for School」というサイトです(詳しくは、↓参考記事へ)。「放課後モード」で見ていたら「みんなのプログラミング」というところがありました。クリックしてみるとアメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)で作られたScratch(スクラッチ)という子ども向けプログラミング言語でした。
これを見て「あっ!」と思いました。なぜなら、ちょうどその数日前に学校でも放課後授業(小学校で放課後に教えてくれるオプショナルの授業。別料金です)てスクラッチがあるが、まだ上の学年対象なので受けられないという話を家族でしていたからです。
「NHK for School」のスクラッチに関する内容は申し込みの仕方、使い方などが子どもにわかりやすく動画で示されています。
と思い、早速子どもに教えて一緒に会員登録をしました。さぁ、使ってみよう!というところで問題発生です。それは、、、
- 私と一緒に作ったので日本語で登録してしまった。
- 子どもに使い方が「わからない」と言われても私は説明できない。
子どもが興味を持ってるので日本語で使ってくれたらいいなぁと思うのと、細かいところは日本語の方が私は断然楽なので日本語のサイトから会員登録しましたが、いろいろなコマンドを使おうとしても子どもは「漢字がわからない・・・」となってしまいます。そのため、仕方なく韓国語で全部見られるよう変更しました(言語の変更は会員登録後も可能です。)このような時が「日常会話はできても勉強する日本語はまだまだだなぁ」と痛感する瞬間です。
2.については、私も最近までスクラッチなんて知りませんでしたし、そもそも私は文系の人間なのでプログラミング言語なんて聞いたことはあっても使ってみたことはありません。やはり、ここは理系の夫の出番となり夫が簡単な本を買って来て子どもに読ませるということをしました。言語は結局韓国語。
こうしたら埋まるかも?!
このままだと言葉の壁はますます高くなっていく一方で、私はプログラミング言語はわからないままです。もちろん今の私にはプログラミング言語は必要ないものなのかも知れません。しかし、子どもとの「世代差」を埋めて、さらに言葉の壁まで解消しようとするとやはり私自身がスクラッチについてよく知っておく必要があると思いました。
そこでやってみたのは次の方法です。
- 私もスクラッチを始めてみる!
- 子どもの疑問に専門的に答えられなくても私なりの答えが出せるようにする。
2.については、スクラッチを始めたその日に子供がこう聞いて来ました。
ちらっとインターネットで知識を頭に入れた私は、なんとかこう答えることができました。
専門家がみたら私の回答には吹き出してしまうと思います。しかし、プログラミング関係の知識ゼロの私にはインターネットで調べないとそれすらわからなかったのです。
まとめ
今回は、バイリンガル児の我が子との言葉の差と、世代差についてスクラッチという子ども用のプログラミング言語を例に挙げてお話ししました。
言葉の壁も世代差もきっと黙っていたら、その差は開いていくだけだと思います。......かといって、子どもが私か子どもの時に習った内容だけを知って入ればいいかというと、やはりそれも違うと思います。
......となると、親もできるところまで時代についていかないといけないように思います。もちろん、親と言っても得手不得手があるので配偶者との協力も必要だと思います。
人生、いつまでも勉強ですね!
私自身が子どもと一緒にスクラッチを始めて、その後どのくらい言葉の差と世代差が埋められたか、後日このブログで報告したいと思います。お楽しみに〜。