こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
先日からこのブログではNHKから出ているデジタル教材の話や、そのサイトに書かれているいい点についてお話をして来ました。そして昨日も子どもとの世代差として「スクラッチ」という子ども用プログラミング言語について触れました(詳しくは↓参考記事へ)。
「スクラッチ」のホームページを見ていると、小学生でもかなりおもしろいゲームを作っている子もいてなかなかすごいと思いました。今回はこのスクラッチについての簡単な紹介と「スクラッチ」がバイリンガル子育てという点から考えるとどんな使い方ができるかを考えてみたいと思います。
無理なく嫌にならない「Scratch (スクラッチ)」の使い方 ーうちの子の場合ー
スクラッチの概要はWikipedia に載ってるので、それを引用するとスクラッチとは、、、
Scratch (スクラッチ) とは初心者が最初に正しい構文の書き方を覚えること無く結果を得られるプログラミング言語学習環境である。MITメディアラボが開発し、遊び心のある実験やインタラクティブアニメーション、ゲームなどの製作を通してさらなる学習のやる気を起こさせることを意図している。
Wikipedia 「スクラッチ(プログラミング言語)より」
つまりスクラッチとは、プログラミングを専門としている人が使うようなプラグラム言語や構文やその書き方などがわからなくても、ゲームという形で作品を作ることができて、それは子どものやる気スイッチを押すことになるというものです。
私と子どもの使い方
昨日、「どう埋める?!「バイリンガル児の我が子との言葉の壁」そして「世代差」」と題して書いたように、親子で得意な言語が違うことに加え、アナログ世代とデジタル世代の差により、スクラッチの使うに当たって走り出しは不安な要素満載でした。
しかし、改めてスクラッチが作られた意図を見てみるとプログラミングしてみる経験が、「もっと学習したい!」という意欲を生み出したり、論理的に考える練習になったりとプログラミングだけではないことに子どもたちの幅広い未来の可能性を感じました。
というわけで、とりあえず内容を理解して使ってみることがスタートなのかなと思います。それで私と子どもの使い方は次の通りです。
★日本語にこだわらない!
これを読んで、「えっ?! バイリンガル子育てじゃないの?」と思う人もいると思います。うちの子どもの場合、小学校の高学年ですが日本語力について言えば「話す」「聞く」に比べて「読む」「書く」がかなり落ちます。読むことは、日本語の本が毎月日本の本の定期購読をしているのでそれを読みますがスクラッチの画面を見せたらすぐに「漢字がわからない〜」と挫折していました。
そのため、韓国語でスクラッチの画面をみて操作させることにしました。また、旦那が買って来た本も韓国語なので知識の部分は韓国語で頭に入れて韓国語でスクラッチを操作するということにしました。その方が子どもにとっても楽だし、早いし効率的だからです。
また、スクラッチのサイトでの操作とは別に、「わいわいプログラミング」のサイトのスクラッチに関する動画は日本語で見せようと思います。
★日本語はどうするの?!
ここからがバイリンガル子育てになります。スクラッチがある程度使えるようになったら、今度は子どもに「言語を日本語に変えてごらん」と言うつもりです。それはこの方法が効率的だからで、私自身の経験からも言えます。
私自身の経験がどんなものか、というと・・・
私はEメールはgmailを使っています。言語はもちろん日本語で使っているのですが、ある日ふと言語を韓国語や中国語、英語に変更してみました。すると当然ですがいつも日本語で使っているものが英語に設定したら全部英語、韓国語に設定したら韓国語、中国語に設定したら中国語になりました。日本語ですでに使い方を知っているgmailなので、言語が変わってもその機能に大差はなく、「あ、日本語で◯◯、韓国語ではこうなるんだ〜!」と新鮮で新しい発見ですぐ頭に入りました。
もっと具体的に言うと例えばメールに返信する時、日本語では「返信」と「全員に返信」と2つあります。「全員に返信」を英語、韓国語、中国語にすると次のように表示されます。
英語「reply all」
韓国語「전체 답장」
中国語「全部回復」
もし最初から英語や韓国語、中国に設定すると英語や韓国語、中国語をみて「どういう意味なんだろう??」と辞書を引くことになります。しかしこの方法を使えば「すでに知っていること」を「外国語に置き換えるだけ」なので効率的でもあります。
まとめ
今のところうちの子は読んで理解するのは韓国語の方が早いので、とりあえず韓国語で理解しスクラッチがある程度使えるようになったら言語を日本語に変えます。そうすると私のgmailの経験のように、
となるはずです。そして読めない漢字はそこで調べたらいいと思います。
うちの子どもがスクラッチが使いこなせるようになるまでどのくらいかさかわかりませんが、今のうちの子にはこれが無理のない方法です。無理せず、嫌にならないためには子どもごとに合わせたオーダーメイドの方法を考えるのが一番だと思います。