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一時帰国

一時帰国前にやっておくことは?(保育園児の補助金と一時帰国の話)

 

こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。 一時帰国と言えば、わくわくする気持ちを抑えながら作る「食べたいものリスト」「会いたい人リスト」などを私は想像しますが、みなさまはいかがでしょうか。

 

それに加えて子連れの一時帰国となると色々と事前にやっておくことがあります。それは一時帰国中に子どもたちにいかに日本語や日本文化にできるだけたくさん触れてもらうか、そのためにはどんな環境を親が作ることができるか、などです。

 

しかし、準備はそれだけではありません。韓国を出る前に韓国でやっておくべきこともあります。今回は、そんな「韓国を出る前にやっておくべきこと」として、韓国の保育園についてお話をしたいと思います。





一時帰国前にやっておくことは?(保育園児の補助金と一時帰国の話)

韓国の保育園と言っても種類がいろいろとあります。ここで、さらっと韓国の保育園の種類の話をしたいと思います。韓国の法制処(법제처)という国の機関によると、「国公立保育園」「社会福祉法人保育園」「法人・団体保育園」「職場の保育園」「家庭保育園」「協同保育園」「民間保育園」に分かれます。

 

そして、保育園は韓国の場合、マンション(韓国で言ういわゆる「アパート」)の一室を保育園として開業していたり自分の土地や建物がある場合はその建物を保育園として使っている場合などがあります。最初、マンションの一室が保育園となっているのを見たときは驚きましたが、たいていの場合、1階の一番端の部屋になっていることが多いように思います。

 

このような保育園で独自の建物や敷地がない場合、マンションの一室が保育園となることが多いため当然のことながら園庭はありません。そそ遊びはもっぱら近くの公園だったりすることも珍しくありません。



国からの補助金の話

保育園に通う子どもには、年齢に応じて保育料の補助金が国からでます。補助金は以前は全くでなかったのですが、数年前から「多文化家庭の子ども(両親のうち一方が韓国人でもう一方が外国人の子ども)」に限定され、そして2017年の時点では全ての子どもに出るようになっています。(ただし、外国人夫婦の子どもには出ません。)

 

この補助金は保護者が現金で受け取るのではなく、指定された銀行でカードを発行してもらい、保育料の決済日に保育園にもって行ってカード決済するというものです。そうすると補助金が国から保育園に直接支払われるという仕組みです。

 

なおこの補助金は保育料なので、もし保育園から遠足に行ったりする時のお金はカバーされず、その都度保護者の負担となります。

 

また、国の政策は時々変わるのでこの情報も数年後は変わっているかもしれません。最新情報は一番下の「今日の話に関係するホームページなど」からご確認ください。



一時帰国と補助金の関係

国からでる補助金と一時帰国には、どんな関係があるかというと・・・

 

一時帰国で長い間保育園を欠席すると補助金がでない・・・

 

というのです。なんでも、何日以上欠席すると補助金は100%はでないなどの規定があるらしいです。(○日以上の欠席は○%、○日以上の欠席は○%などの細かく分かれているそうです。)

 

私の場合、一時帰国は2週間~1ヶ月ほどなのですが、それを保育園の園長先生に話すと「補助金がでなくなるのでその分が保護者が負担してほしい」と言われました。

 

つまり、保育園に在籍している子どもであっても保育園に一定の日数以上通わないと国からお金が出ないのです。そして、一時帰国の場合は出入国管理局に記録が残るので韓国にいないということが明らかになります。

 

園長先生に言われたことをまとめると次の2つです。

1.一定の日数以上登園できないなら補助金がでないから保護者が負担してほしい。一定の日数の登園とはは平日のこと。2.後で国からチェックが入るので正確な出国日と入国日を教えてほしい。

 

一時帰国のために欠席となり補助金がでないのは仕方ないし、保育園側も保育士の先生方へお給料を払わないといけなかったり、保育園がマンションの一室を借りている場合はその家賃などもあるので運営上は仕方がないかなと思いました。

 

ちなみに一時帰国に関しては特に保育園に出す書類などはなく、園長先生に一時帰国の期間を伝えただけでした。



補助金対策へこんな裏技が!

国からの補助金はありがたいですね。しかし一時帰国もしたいし一時帰国するならできるだけ長く行きたい、しかし休んだら出ない補助金の分は保護者が負担・・・。多少ジレンマが生じそうですが、うちはこんな風にしてみました。

 

★月の下旬から次の月の上旬にかけて一時帰国するようにしてできるだけその月に必要な登園日数を満たすようにする。

 

必要登園日数は月ごとの日数なので、月をまたげば問題ありません。うちの場合、1ヶ月ほど一時帰国ができるのが1月~2月または7月~8月なので、1月の末あたりから2月の上旬か中旬頃まで土日も含めて2週間強ほど一時帰国していました。



決め手は優先順位!

子どもが1人しかおらず、小学校に入る前なら親の都合で一時帰国したい時にするという考え方もあると思います。しかし、うちの場合、上の子が小学生のため小学校の夏休みや冬休みに合わせて一時帰国しようとすると、保育園の登園日数を満たすことができず、もらえない補助金の分を負担したこともありました。

 

しかし、補助金の分を保護者が負担することで上の子が日本の小学校で体験入学できたり下の子も日本の保育園の一時保育が利用できたりするなら、それは必要な経費だと考えようと思いました。

 

もうすぐ夏休み・・・。補助金をもらうメリット、補助金の分を保護者が負担することで得られるメリットなどを考慮して、「うちは何を優先する?」と考えたらきっと答えがでそうですね!



まとめ

今回は、日本への一時帰国に先立ち、韓国の保育園に通っている場合に先に考えておかないといけないことや参考になるサイト、情報について下の子の経験をもとに書いてみました。最初にも書きましたが、韓国の政策は時々変わることがあるので必ず保育園に問い合わせるか↓↓関連するホームページを参考になさってください。

 

また、一時帰国関連のその他の記事もぜひ合わせてご覧ください。

 

 

★.今日の話に関係するホームページなど

・韓国の保育園(어린이집)の種類について → http://easylaw.go.kr/CSP/CnpClsMain.laf?popMenu=ov&csmSeq=626&ccfNo=2&cciNo=1&cnpClsNo=1 (韓国語)

・保育料の補助金について → http://easylaw.go.kr/CSP/CnpClsMain.laf?popMenu=ov&csmSeq=626&ccfNo=2&cciNo=3&cnpClsNo=1 (韓国語)

・保育料決済のためのカードについて(아니 행복 카드)→ http://www.childcare.go.kr/ (韓国語)




  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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