こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
保育園や幼稚園の時と違って子どもが小学校に入ると、小学校の夏休みゆ冬休みに合わせて一時帰国することが多くなると思います。
それはやはり保育園や幼稚園の時と比べて小学校の勉強は大切だと思う親が多いからだと思います。
我が家の場合は上の子が小学生ですが、学習塾にもたいして行かせてないので学校で習うことが全てです。そのため、一時帰国を考える時は上の子の小学校の夏休みや冬休みが基準になります。
今回は、一時帰国の準備として韓国の小学校(現地校)に通ううちの子が一時帰国するためにどんな準備をしたのか、小学校に関係する書類などの話をしたいと思います。
一時帰国前にやっておくこと(韓国の小学校と書類手続き)
韓国の小学校には公立、私立の現地校などに加えて、日本人学校やインターナショナルスクールなどがあります。うちの子は韓国の現地校(公立)に通っています。
この小学校の夏休みは毎年だいたい7月20日ごろから9月1日ごろまで、そして冬休みはクリスマス辺りから1月末まで、そして2月の最後の1週間ほども休みです。
そのため、日本に子連れでゆっくり一時帰国できるのは1月か7月の2週間から1ヶ月となります。そして1月だと日本の小学校はまだ授業があるので体験入学をお願いしたりもします。
韓国の小学校にはこんな制度が・・・
子どもが韓国の現地校に通うようになってから「現場学習」という制度があることを知りました。
★「現場学習」とは?
韓国語の「현장학습」を直訳すると「現場学習」となるのですが、わかりそうでわからないですね。普段、教室の中でできないことを「現場」で学習することを指すのですが、日本語だと社会見学や体験学習くらいでしょうか・・・。
この「現場学習」は、学校から団体でいく社会見学(例えば工場見学とか、博物館見学など)も含まれますが、個人的に家族と旅行に行ったりする場合なども含まれ種類がいくつかあります。
小学校を休む時に病気やケガではなく、家族などとどこかに行ってその「現場」で「学習」してくるこということで「現場学習」ということらしいです。そして、「現場」で学習してきたということで、現場学習扱いにしてもらえば欠席になりません。
そのため、子どもと同じ学校のお友達をみていると親と旅行にいくという理由で休む子もいるようです。そして、この「現場学習」により出席が認められるのは、数年前は1年に3日間くらいだったのですが最近は1年に1週間となっています。なお、これは韓国と言っても都市によって違うかもなので、学校や教育庁に確認が必要です。
手続きはこんな流れで進みます
一時帰国をする時に飛行機のチケットが取れなかったり日本で外せない用事があったりして何度か今までこの「現場学習」の制度を利用しました。
流れは次の通りです。
- 担任の先生に一時帰国のため◯月◯日(または◯月◯〜◯月◯日まで)は学校に行けないことを伝える。
- 担任の先生が現場学習に関係する書類をくれる。
- 現場学習(一時帰国)の数日前までに書類を提出。
- 現場学習(一時帰国)をする。
- 韓国に戻ったら報告書と子供のパスポートの最初のページと出入国記録が乗ったページをコピーして提出。
こんな感じです。一時帰国するとしても学校を全く休まないならこの現場学習の届け出を出さなくても大丈夫です。
2.の書類は2書類あって「現場学習申請書」と「現場学習報告書」です。申請書の方は一時帰国の前に出します。内容はどこに行って何をするか、それによりどんなことが期待できるかなどです。
ちなみに、正直に「日本の小学校に体験入学をする」と書いたら「それでは承認がおりません。」と言われたので適当に書き直したこともありました。
一時帰国が終わって韓国に戻ったら「現場学習報告書」を書きます。それにパスポートの書類を添付して提出です。
ところで、うちの子どもは今のところ韓国と日本の両方の国籍を持っています。韓国を出る時と韓国に入る時は韓国のパスポート、日本に入る時と出る時は日本のパスポートを使います。最近では韓国人のパスポートには出入国のスタンプが省略されるようになったのでコピーしても意味がありません。そのため出入国記録は区役所で証明書をもらいます。
一時帰国から韓国に戻った時の提出書類をまとめると次のようになります。
- 日本のパスポートの最初のページと出入国のスタンプのあるページのコピー。
- 韓国のパスポートの最初のページのコピー。
- 韓国区役所でもらった出入国記録の書類。
- 現場学習報告書
2.は3.があればいらないかも知れませんが、私は一応一緒に提出しました。
国籍については↓の参考記事へ。
一時帰国中にしておくといいこと
この現場学習の報告書を後で書くことを考えて、一時帰国中にしておくといいことかあります。それは、、、
「子どもが日本文化に触れている様子が写った写真を何枚か撮っておくこと」
です。なぜなら現場学習は教室を離れた現場での学習なので、子どもがそれっぽいことをしている写真の添付を求められることがあるからです。(私は1回だけ提出を求められました。)
まとめ
韓国の現地の小学校に通う子どもを日本に一時帰国させる時に飛行機のチケットが取れなかったり日本の家族の行事などの都合で、韓国に戻るのが遅くなる場合(または早めに韓国を出国しないといけない場合)、使えるのがこの制度です。
日本に帰って日本の小学校で体験入学するとしても、それは書類上は言わない方がいいようなので、日本の家族や友達との交流などそれっぽいことを書いたほうがよさそうです。
このような制度があるとはいえ、学校の授業は大切にしたいと思うので今のところうちがこの制度を利用したのは「始業式」の日や「終業式」の日などほんの数日です。