こんにちは~。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルに育てながらブログを書いているまめちゃん(@mame_chang)です。
これを読んでいらっしゃる方で、海外で子育てをしていて子どもが現地校に通っている方はどのぐらいいるでしょうか。 滞在する国によっても多少違うかもしれませんが、子どもが保育園児や幼稚園児の頃と小学生になった後では、いろいろな面で違いがあると思います。
「宿題」というと、幼稚園のころはお絵かきや色塗りなど簡単なものが多く宿題などないところもあります。しかし小学校に入るとお勉強が本格的になり、内容も国語や算数、理科に社会、テストで間違えたところの見直しなど「お勉強」となります。
また、このような宿題は全ての小学校で一律に行われているわけではなく、小学校によってまたは担任の先生の方針によって違います。そして海外に住んで日本語を自分の子どもに教えている日本人の親として、日本語がネイティブだから子供にしてあげられることもあるし、反対にいくつかの外国語がわかるとしても、ネイティブなのは日本語だけなので子供にはしてあげられないこともあります。
今回は子どもの小学校の宿題について私がネイティブなのは日本語だけということで一番困ったことについて、そしてそれをどう解決したのかについて韓国の小学校のある宿題に焦点を当てて「日本語しかネイティブじゃないから子どもにしてあげられないこと」についてお話ししたいと思います。ちなみに、話は韓国で現地校に通う小学校高学年のうちの上の子に関することです。
「日本語がネイティブだから子どもにしてあげられる事」「日本語しかネイティブじゃないからできない事」
日本の小学校のように韓国の小学校にも「連絡帳」があり、子どもたちは宿題や準備してこないといけないものをメモして帰ってきます。国語の宿題は、プリントだったりテストで間違えたところを訂正してくることだったり、文章を読んでくることだったりします。
うちの場合、旦那が遅く帰ってくることも多いので子どもが起きている時間に宿題を見てあげることができないこともあります。そのため私が宿題を見ていたのですが、ある国語の宿題で大きな問題に直面してしまいました。
どうしても私ができないこと
その宿題とは받아쓰기(パダスギ)の宿題で、これは先生が韓国の短い文(場合によっては文の途中まで)を読んで、子どもたちがそれを書き取る「ディクテーション」のことです。
子どもが学校から持って帰ってきたプリントを一緒に見ながら、テストの日までにプリントを見て自分で書いてみたり親が発音して子どもが書き取る練習をしたりするのですが、私は韓国語がわかると言ってもネイティブではないので、私の発音とプリントに書かれている韓国語が一致しないらしく、また子どもは韓国生まれの韓国育ちと言っても小学校に入りたてのころははまだ韓国語を書くことがおぼつかず、私と子どもはお互いに困ってしまいました。
しかし、今から努力してもどうがんばっても数日後、学校で行われるパダスギのテストに間に合わないし、知り合いの韓国人はいっぱいいますが、毎週そのために助けてもらうのも、そのために家庭教師を雇うのも気が引けます。
日本語しかネイティブじゃない...ということで、こんなお願いをしてみました!
そこでどうしようかと考えた末、知り合いの韓国人の方に思い切って相談してみました。そしてこんなお願いをしてみました。
その方は最初は驚いてましたが、役に立てるならと快くOKしてくれました。
そのおかげで、ネイティブの声でプリントの文を読み上げ、子どもはそれを聞いて書く練習をし、プリントを見てハングルのスペルが正しいかをチェックするというテストの準備ができました。
韓国人の家庭なら大した問題ではなく、普通に親が見てあげられる宿題もネイティブではない私には、やりにくい宿題です。しかも、それが子どもの国語力(韓国語力)につながると思うと、やはり周りの協力が必要となってきます。
バイリンガル子育てには親の方針と努力が必要だといつも思うのですが、努力だけでカバーできない部分は周りの協力をお願いしないといけないと思いました。
よく変わる韓国
ところでこのパダスギは小学校1、2年生でやりますが、現在うちの子は高学年のため、1年生や2年生の時のパダスギの紙はどうやら捨ててしまったようで家の中のどこにも見当たりません。
そこで、インターネット上にないかと探してみたら、パダスギに関するニュースも見つけました。大まかな内容は、パダスギは単なる暗記なので、国語嫌いに繋がるから減らしていこうといったものでした。これは全国的な動きではないようなのですが、韓国はいろいろなことがよく変わるので、最近はそんな意見も出ているんだなぁと思いました。
うちの子は下の子がまだ幼稚園児なので、下の子が小学校に上がるころまでに、また変化がないかたまにニュースを見ておかないといけないなぁと思いました。
まとめ
今回は、韓国に住んでいて韓国の小学校に通っているうちの上の子が小学校1、2年生の時に小学校から出ていた国語の宿題について、韓国語がネイティブではない私がどうがんばってもカバーできない部分をどうしたか、私が取った方法についてお話しし、最後にパダスギに関して最近見かけたニュースについても少し触れました。
このパダスギを通して私が気がついたのは、次の2つです。
- 日本語がネイティブだから子どもにしてあげられることがある。
- 日本語しかネイティブではないから子どもにしてあげられないこともある。
2.のようなことは、ひとりで抱えこまず積極的に周りに協力をお願いしていきたいと思います。