こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
日韓夫婦なら避けて通れない世界、それは「シーワールド(시월드)」で、世界のどこに住んでいてもなんらかの形で関わりがあります。シーワールドとは韓国語で義理の親戚(夫の親戚)のことを指すのですが、日韓夫婦で集まって話すとネタ満載、ツッコミどころ満載のワールドでもあります。
こんな風に書くと楽しそうに聞こえるかも知れませんが、表面的に楽しそうに見えてもやはりそこは義理の世界でしかも異国の人達。日本の常識なんてどこかに吹っ飛んでいきます。
どこのシオモニ(義母)も同じような傾向があるようなのですが、会うたびに「同じようなもの」を「大量に」くれます。キムチはもちろん、魚、肉、韓国っぽいスナック菓子、シオモニ(義母)お手製の飲み物などなどです。その量は半端ではなく何も知らない人がみたら、
と聞かれそうです。
さて、今回はシオモニの「同じようなもの」の「大量攻め」について、私がやってみたいろいろと最後に行き着いた「これが一番いい!」という方法についてお話しします。
シオモニ(義母)がいつもくれる「大量」「同じ物」にこの方法でみんなハッピーに!
前置きが長くなりましたが、シオモニがくれるものは息子家族の健康を考えたもので、質的にもいい物や息子(←つまりうちの夫)や孫(←つまりうちの子どもたち)が好きなものが多いです。
そして、冷凍と魚、肉など調理しないと食べられないものもあり、もらったら小分けして冷凍するようにしています。
シオモニがくれるものはいくら良質のものとはいえ、大量に持ってこられると食べるのが追いつかなくなり冷蔵庫も冷凍庫もいっぱいになってしまいます。いいものをもらえるのはありがたいと思うし贅沢な悩みと言われたらそうなのかもしれませんが、消費が追いつかず食べるのが義務のようになると食事も楽しむことができません。
ちなみに、うちのシオモニ(義母)がいつもくれる同じ物を具体的にリストにしてみると、次のようになります。
・魚(ニベ、イシモチ、カレイなど)
・チゲ(韓国式のスープ)用の肉
・落花生、ピーナッツなどの豆類
・餅
・ごま油、ごま、すりおろしたにんにく
・自家製のしょうゆや味噌
思い出せただけ書いてみましたが、まだ他にもあったかもしれません。リストだけみるとあったら助かるものが多いです。でも毎回同じものばかりだと....。さてさて、いよいよ私がやってみた方法のご紹介です。
あんな方法こんな方法
私が思いついた方法がいろいろありますが、「これは失敗!」と思ったこともあります。とりあえず覚えているだけ全部書いてみると・・・
- がんばって完食!
- 冷蔵庫も冷凍庫もいっぱいなので持ってこないでとシオモニに直訴!
- 人知れず闇に葬る。
- 次にシオモニが来るまで冷蔵庫、冷凍庫にあえて放置。
- ほしい人にあげる
- 物々交換
さて、この中でどれが一番うまくいったのでしょうか・・・?
★がんばって完食!
もらったものを全部食べようとすると、我が家の食卓はいつも同じメニュー。バラエティなし。しかも、
とシオモニに勘違いされてくれる量が倍増。この方法は失敗でした。
★冷蔵庫も冷凍庫もいっぱいなので持ってこないでとシオモニに直訴!
直後は効果ありました!!!!
しかし・・・喜んだのもつかのま。 その後元どおりに。どうやらこっちが言ったことを忘れたようです。そのため、、、
と来る前に何度か言ってみました。すると、
と一喝されてしまいました。これはミョヌリ(嫁)が言ったら角がたち、息子が言ったらスネるので困ったもんです。これはもう自己満足の世界ですね。
なのでこの方法も失敗。老後の楽しみを奪ってはいけません・・・。
★人知れず闇に葬る!
長期間冷凍庫に入れておくと冷凍焼けして解凍してもおいしくありません。夫に見つかると理解はしてくれますが、時々、
と言って、益々義務感だけが増す始末。なので、申し訳ないのでこっそり処分。しかし、食べ物を捨てるというのは、それが自分で買ったものであれ人にもらったものであれ、あまり気分のいいことではないので、できれば避けたいです。
★次にシオモニが来るまで冷蔵庫、冷凍庫にあえて放置!
もうどうしようもなくなって、
と思い、シオモニが来てもあえて冷蔵庫、冷凍庫の中に放置してみました。すると、なんとまだ食べられそうなものは特に怒ることもなく自主的に持って帰ってくれました。
なんだか申し訳ないような、ありがたいような気持ちでしたが、その次に家に来たらまた大量に持ってきました・・・。
なんだか、堂々めぐりです。
★ほしい人にあげる
これもなかなかもらってくれる人には喜んでもらえるので助かります。しかし、問題はもらってくれる人が職場の人やちょっと遠いところに住んでいる人だった場合、、
1.生ものは無理(冷凍という方法もありますが...)
2.持って行くのが重いので運ぶのも一苦労
3.そもそももらってくれる人がいない!
なかなか完璧な方法というものは、ありません。 そして、たどり着いたのがこの方法!
★物々交換!
周りと話してみると、このシオモニが大量に同じものばかりくれるのは何も日韓夫婦だけではなく韓国人同士の夫婦でもあると聞いてこんなことを提案しました。
つまり、向こうが食べ飽きているシオモニからの食べ物とうちのシオモニがくれたものの交換です。
その人はシオモニがいつも新鮮な牡蠣(カキ)を送ってくれるらしいので、カキとうちのシオモニがくれた魚を交換しました。
交換するものが食べ物なので近所に住んでる人とたまにしかしませんが、いつもこちらがあげるばかりだと相手が申し訳なく思うこともあるようですが、物々交換だとお互いに助かり、一番ハッピーになれる方法だと思います。
うちのシオモニを見ていると・・・
あれこれやってみてたどり着いた方法ですが、シオモニを見てると、、、
という事実が大切なのであって、それを喜んで食べてるか、ちゃんと全部食べてるかはそれほど重要ではないように思えます。
そしてそれが老後の楽しみなのであれば、それを奪うのはかわいそうな気もします。しかし、いつも闇に葬るのはもったいないので、物々交換が一番いいかなぁ、と思います。
この物々交換はいまのところシオモニは知りませんが、そのうちシオモニの様子とタイミングをみて話してもいいかなと思えます。
まとめ
今回は、韓国にお嫁に来た日本人の嫁や韓国人同士で結婚しているお嫁さんの方と話をすると、共通する話「いつも同じものを大量にくれる。」という件について、私なりにやってみた方法と、その失敗と成功についてお話ししました。
シオモニに直訴しても、少しだけ持ってきてと言っても効果はなし...
一番よかった方法は「物々交換」でした。なぜなら困っている嫁同士で交換したらハッピーになれるからです。とはいえ毎日できるとも限らず...
こうやってミョヌリ(嫁)の悩みは続きます。
合わせて読みたい(↓↓シオモニ(義母)がくれる物の味について)