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子どもに合わせた自作問題で補強!【実践!みんなのバイリンガル子育て⑦ ねこさんの場合】

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で、子どもたちを日韓バイリンガルに育てています。

 

このブログを初めてから世界のあちこちでバイリンガル子育てをしている方々にお願いして、どんなバイリンガル子育てをしているかお話を聞かせていただいています。家庭の数だけやり方があると毎回思うこのインタビュー。今回はその第七弾でアメリカ在住の日本人ママ、「ねこさん」にお話を伺いました。

 

 

(インタビューの方法は毎回同じなので、もし①~⑤を読んでくださった方は読み飛ばして「概要」にお進みください。)

インタビューの方法(前回と重複部分)

 

インタビューは、直接会える場合は会ってお話を聞き、地理的に遠いなどの理由で会って話せない場合は、SNSなどのボイストークで、またはSNSやメールでのやり取りを繰り返す形でお話を聞きます。

このインタビューは、ご本人に聞いた内容を元に書きますが、あまりにも詳しく話を聞きすぎて個人が特定される可能性がありそうな場合は、「非公開」という言葉を使うことにしようと思います。また、名前は、ご本人の意向に沿って、ニックネームで書いてあります。

 





子どもに合わせた自作問題で補強!【実践!みんなのバイリンガル子育て⑦ ねこさんの場合】

それでは、ねこさんのバイリンガル子育ての概要からみていきましょう。

 

  • 住んでいる国:アメリカ
  • 夫婦がわかる言語:夫 日本語・英語、妻 日本語・英語少々
  • 子どもの数:1人 小学3年生
  • 通っている学校のタイプ(現地校、日本人学校、インターナショナルスクールなど):月−金 現地校、土 日本語補習校
  • 目標としている言語:日本語、英語
  • どうしてバイリンガル子育てを始めましたか。:夫の転勤でアメリカに在住することになったため
  • 子どもにどんな大人になってほしいですか?: 自分の価値観を確立できる人
  • どんな方法でバイリンガル子育てをしていますか。: 日本語環境は家庭の中だけなので、日本語の発音や表現の訂正、語彙力を増やす努力を会話と読書を中心に行う。学習面では日本語学習(特に作文)にかなりの時間を割いている。
  • 「うまく行った!という方法を教えてください。」: 学習のスタートを映像媒体から始めなかったのが良かったのかな?と思っていますが、英語/日本語共に読書の習慣がついたこと。
  • 「もうちょっとこうすればよかった・・・というのがありますか。」:楽しく学習、、、していきたかったのですが、日本語・英語共に求められる学習進度レベルが高く、本人の興味や学習欲を中心にしてあげられにくいところ。
  • 世界のあちこちでバイリンガル子育てをしているみなさんへ一言お願いします!: 大変だけれど、楽しくもありますし、何より多言語の中に居られるいい機会、一緒にがんばりましょー(^^)
  • 使ってみた教材などがあれば教えてください特にありません。繰り返し学習が必要そうなところは、練習問題などを自作して補うようにしました。

 

<国語に算数に漢字・・・>

 

ご主人の転勤でアメリカに住むことになったねこさん。アメリカ在住今年で4年目だそうです。お子さんは補習校に通っていて、旅行や用事がある時以外は基本的に毎週行っているそうです。補習校については、「補習校は日本の学校と同じ頃に春・夏・冬休みがありますが、それ以外は基本的に授業日になっています」ともおっしゃていました。

<日本地図も覚えなきゃ・・・>




また、お子さんの言語の切り替えはとてもいいそうで、英語で聞けば英語で返ってきて日本語で聞けば日本語で即座に答えるそうです。

 

 

読み書きについて言えば、家庭で読書や作文にかなり力を注いでいるようですが、作文についてはなかなか大変で日本にいる知り合いに「お手紙」という形で文章を書くなどの工夫をしているそうです。そして繰り返しの学習が必要な時は、ねこさん自らが練習問題を作るなどママの努力が見られます。




子どもに合った教材はねこさんの手作り教材

このブログでは、私が「やってみた」バイリンガル子育てのやりかたについて、失敗したことも含め、うまくいったことも書いていますが、「日々努力」という言葉を最後に書くこともあります。それはやはり、親が日本人であるとは言え現地の人や言葉に囲まれていると環境的に現地の言葉を使った方が楽なこともありますが、それでも子どもをバイリンガルに育てようとしたらかなりの工夫と努力が必要だと痛感するからです。

 

そういう意味で「繰り返し学習が必要そうなところは練習問題を自作する」というねこさんは、お子さんに合ったオーダーメイドの練習問題を作って補強しているのだと思います。この辺に、ねこさんのお子さんに対する愛情を感じます。

 

さらに、ねこさんのご主人は駐在員という立場でアメリカにいるため、任期を終えて日本に戻ったら今度はお子さんの英語の保持が課題になってくるとのことです。

 

また、辞書も頻繁に使っていてなるべく答えを教えないで答えの見つけ方を教えているとのことでした。

<調べ方を教えるには辞書はいいツール!>




まとめ

今回は、アメリカ在住の日本人ママのねこさんのバイリンガル子育ての様子について、インタビューした内容をお伝えしました。 バイリンガル子育てをしている家庭によって教材も方針んもいろいろです。子どもの将来を考えてこその自作問題だと思うので「いいな!」と思うことは、まねしていきたいと思います。

 

また、日本に本帰国後の英語保持などバイリンガル児(帰国子女)ならではの課題もあるので、今後も応援していきたいと思います。

 

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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