こんにちは。韓国で子どもたちを日韓バイリンガルに育てている、まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で二人の子どもたちを日韓バイリンガルに育てようと、毎日努力中です。
今回のお話はタイトルに世界でハンバーガー店を展開するマクドナルドの名前が入っています。マクドナルドってどこの国に行ってもあるので、旅先でふらっと入っても他のマクドナルドと劇的に味が違うということがないような気がします。
そんなマクドナルドですが、国によってお店の名前の発音が違います。子どものころから日本語だけに接していたら、「マクドナルド」という発音しかわかりませんが、実は英語では「McDonald's」なんだ......と後で気づくこともあるかと思います。
思い起こせば上の子(小学校高学年)が保育園児や幼稚園児の時は、ファーストフードは基本的には食べさせず、体にいいもの、体を作ってくれるものを意識して食べさせていました。今も基本的にはそうなのですが、下の子が生まれてからは仕事に家事に育児とやることがてんこ盛りということを言い訳に、育児がだんだんテキトーになってきた感は否めません。
韓国でファーストフード(ハンガーバー屋さん)というと、マクドナルド、ロッテリア、バーガーキングですが、下の子は上の子よりも解禁が早めでうちの近くにあるマクドナルドにはときどきお世話になっています。
韓国語ではマクドナルドは「맥도날드」といいますが、カタカナにすると「メッナルドゥ」ぐらいでしょうか......。マクドナルドっていろいろな国にあるのですが、発音はそれぞれの言語によって違うようです。
今回は、ファーストフードの中でも上の子に
と聞かれて私が答えた内容についてお話ししたいと思います。
「McDonald's は、なぜ日本語で マクドナルド??」に答えられるようになろう!
韓国に住んでいても子どもにはちゃんと日本語を使いこなせるようになってほしいという思いで始めた日韓バイリンガル育児ですが、もともと超文系で語学に興味がたくさんある私の影響を受けたのか、上の子も言葉には敏感です。
昼間は学校で韓国語だけで過ごしているので家に帰ってきて、昼間に起こったことで日本語で言えないことはすぐに私に聞いてきます。反対に、私は韓国語はネイティブではないので辞書を引けばわかることも細かいニュアンスまではわからないこともあります。
そんな時は、上の子に
と、子どもに聞いたりします。
日本語ではなぜ「マクドナルド」というの?
そろそろ本題に入りますが、なぜ英語の「McDonald's」は日本語では「マクドナルド」なのでしょうか。答えは、英語と日本語が違う言語だから、、、というのがシンプルな答えです。
しかし、、、これだけだと子どもにウンチクを語ることもできません。子どもに「へぇ~! さすがママだね!」なんて言われるためにはもうちょっと説明しないとですね。
英語と日本語が違う言語だというのは誰しも知っていることだと思います。言語を構成しているパーツにはいろいろな要素があって、今日の「マクドナルド」に関係するのは、「子音」そして「母音」です。
「母音」とは日本語だと「あ、い、う、え、お」の5個ですが、英語だと諸説がありますが数え方によっては20個を越えます。そして、「子音」は、日本語だと数え方によっては14~20個ですが、英語だと24個ほどになるそうです。
それからこの子音と母音の並び方も違います。英語の場合たとえば「scramble」という単語を見たら、最初の「scr」が子音です。他にも「think」なら、「th」と「nk」が子音が続いている部分です。
日本語だと、ひらがな、カタカナ、漢字なのでどこに子音があるかわかりにくいですが、日本語をローマ字で書いてみると少しわかりやすいです。例えば、「にほんご」だと、「nihongo」、「スマホ」だと「sumaho」となります。
ちょっと例がすくないですが、こうやって見てみると英語の方が子音が連続するパターンが多いです。
では、今回の話の「マクドナルド」の英語と日本語を見てみましょう。
英語「McDonald's」 → M子音、c子音、D子音、o母音、n子音、a母音、l子音、d子音、s子音
日本語「マクドナルド(makudonarudo)」→ m子音、a母音、k子音、u母音、d子音、o母音、n子音、a母音、r子音、u母音、d子音、o母音
つまり、日本語は基本的に「子音、母音」が交互に組み合わさって音を作っているので(※「ん(n)」は子音ですが後ろに母音を伴いません)、外来語も日本式に発音しようとすると、英語の「子音、子音、、、」のように子音が連続したものの間に母音を挟まないと発音しづらいのです。
先ほどの、「にほんご」だと、nihongo、「スマホ」だと、sumahoというように緑の字が子音、赤い字が母音です。
これってマクドナルドだけの話かな
これは英語だけの話ではありません。韓国語と日本語を比べてもやはりそうで、韓国語では子音を連続させたり子音で終わる言葉があっても、それを日本語式に発音すると、または日本式に発音しようしなくても日本人が発音すると無意識に子音の後ろに母音を入れてしまうのです。
日本でよく知られている韓国語と言えば、例えば次のようなものがああります。
キムチ、ナムル、プルコギ、キム(名前)、パク(名前)
これを韓国語とローマ字で書くと・・・
김치(kimchi) → キムチ(kimuchi)
나물(namul) → ナムル(namuru)
불고기(bulgogi) → プルコギ(burukogi)
김(kim)→ キム(kimu)
박(park)→ パク(paku)
赤い字の部分がもともとの韓国語になかった母音です。こうやってみると「U」ばかりですが、他のもあります。
子どもに教える時には?
子どもに教える時は、うちの場合下の子はまだ幼稚園児なので子音や母音がどうとか言っても全然わかりません。上の子も小学校高学年だと言ってもまだまだ子音や母音という言葉は、韓国語で言ってもわからないので、私は次のようにいうようにしています。
「ママは日本人だから김치(kimchi)は、「キムチ」って「ム」の音を入れた方が言いやすいなぁ。 「박(park)」さんの名前もママは「パク」っていう風に、うしろの「ク」をしっかり発音した方が楽だなぁ。日本語にはない音だしね。「맥도날드」も「マクドナルド」の方が「ク」とか「ナ」がはっきり発音できて言いやすいなぁ。」
上の子は、私がこんな風にいうととりあえずわかってくれるみたいです。そして日韓バイリンガルである自分と、日本語しかネイティブじゃない母との違いについても少しだけわかってくれます。
まとめ
今回は、マクドナルドというハンバーガー屋さんの名前をテーマに、日本語ではなぜ「マクドナルド」というのかを、英語と日本語の違いにちょっと触れ、そして韓国語と日本語の場合についても少しお話ししました。
バイリンガル子育ては、親も言語が複数わかることや言語についての知識があると、さらにいろいろと教えられるのではないかと思います。親も日々勉強........です。