こんにちは~、まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと今日もがんばっています。
「子ども」と言ってもいろいろな子どもがいて、性格もそれぞれです。同じ家の同じ両親のもとに生まれ育っても性格だけでなく考え方や好きなものって違うなあと思います。しかし、例え兄弟や家族でなくても共通するものはあります。たとえば、「絵本が大好き」や「公園が大好き」「お化けが怖い」などです。
うちの子もやはり絵本も公園も大好きで、日本にいても他の国にいても公園の近くを通ったら反応します。以前、子連れで台湾を旅行した時も台湾なのに子どもたちは公園で遊びたがり、私は苦笑いをしたことを覚えています。
そして、ひとり遊びに関しては保育園児や幼稚園児の場合、ひとり遊びが上手な子どもと常に誰かと遊びたがる子どもがいるように思います。
うちの下の子はひとり遊びがまぁまぁ上手な方です。ひとり遊びをしている時にその内容に耳を傾けたり、様子を観察したりすると、いろいろな事に気がつきます。
今回は、下の子(幼稚園児)のひとり遊びの様子を見ていて気づいたことについてバイリンガル子育てという点からお話ししたいと思います。
子どもの一人遊び(絵本の読み聞かせ)に思う言語のバランス
バイリンガル子育てをしている親として、ひとり遊びの内容とともに気になるのはやっぱり言語。うちの下の子(幼稚園児)が、ときどきやってるひとり遊びは次のようなものです。
- お人形に絵本の読み聞かせ
- お人形を並べて幼稚園(または保育園)ごっこ
- 塗り絵
- お絵かき
- たまにひとりで歌って踊る
3.と4.の は言語を使っていると言っても、どちらかと言えばつぶやきに近いのですが残りは言語を使ってやることです。
そしてその言語は、韓国にいるときはもちろん日本語もありましたが、韓国語が主でした。もうすこし詳しく言うと絵本の読み聞かせは韓国語と日本語、幼稚園ごっこはほぼ韓国語、ひとりで歌って踊るのは韓国語、日本語、そしてなぜか英語です。
この日本語だったり韓国語だったりするひとり遊びの時の言語は、一体何を表しているのでしょうか。私なりに考えてみましたので具体例とともにお話ししたいと思います。
★1.お人形に絵本の読み聞かせ
ぬいぐるみやお人形を何体か前に並べて、観衆(?)に見立てて自分は前に座って先生の役をして絵本の読み聞かせをします。 ......と言っても、まだまだ文字が読めるわけではないのでちゃんと最初から最後まで読んでるわけではなく自分が覚えている内容をなんとなく読んでいるのです。
きっとこれは、幼稚園で先生に、家で親に読んでもらった経験の再現のような気がします。そんなわけで日本語だったり韓国語だったりすると思います。
もちろん大勢と一緒に読み聞かせをしてもらうのは幼稚園なので、観衆(お人形やぬいぐるみ)が多いという設定の読み聞かせは幼稚園なので韓国語が多いのは仕方がないのかもしれません。
★2.お人形を並べて幼稚園(または保育園)ごっこ
幼稚園ごっこも韓国の幼稚園に通っているので使う言語が韓国語になるのは自然なことだと思います。しかし、バイリンガル子育てをしている私はたまに、そこに割り込んで行って
と問いかけて韓国語では知ってて日本語では言えないことを教えるようにしています。
★3.塗り絵、そして4.お絵かき
この「つぶやき」は、塗り絵のキャラクターの名前だったり色の名前だったりします。塗り絵は家でもしますが、保育園や幼稚園でもするので韓国語で覚えた色の名前を家で塗り絵をしている時にママと話している言葉と一致させる必要があると思います。
たとえば、幼稚園で覚えてきた「노란색(ノランセ) 」という言葉はママの言葉(日本語)では「黄色」といい、「ノランセ」と「黄色」は同じ色のことを指すということをです。もちろん、厳密には同じ意味の言葉でも指す色合いが微妙に違うこともありますが、幼稚園児にはそこまで細かくなくてもいいと思います。
★5.たまにひとりで歌って踊る
歌は幼稚園で習ってきた歌や幼稚園で配布されたCDをかけて歌ったり、上の子の影響でK-POPのこともあります。(幼稚園児にはK-POPなんてまだ早いと思いますが・・・。)
歌って踊るのは幼稚園児には楽しいことなので、いちいち「その言葉、日本語でなんて言う?!」と聞くのもなんなので、とりあえず放置です。出来るだけ日本の童謡などを聴かせたいのですが、上の子の時に比べるとなかなか難しいです。
日本語でも読み聞かせはしてるのに・・・
さて、ひとり遊びの中でも読み聞かせについては、日本語でも読み聞かせをしているのに、なぜ韓国語が主になるんだろう?!と考えてみました。
子どものひとり遊びは日ごろ触れている言語の表れだと思います。韓国に住んでいると韓国語が多いのは環境的に仕方ないのかもしれません。 そう考えると韓国語が多くて日本語は少ない、つまりバランス的にはよくないなぁ、というのが現実のようです。
また、海外にいると日本のように児童館や日本の本がいっぱいの図書館もないので、日本の絵本を手に入れるのはなかなか大変です。ビデオ絵本や、Web絵本、同じ地域に住む日本人の親と連携して日本語での読み聞かせもできるだけ増やし子どもの心に残るようにした方がいいと思いました。
・Web絵本について ↓↓
・絵本について ↓↓
まとめ
今回は下の子のひとり遊びに注目して、それが表すものは何だろう?!と考えてみました。ひとり遊びが日ごろ触れている言語の表れだとしたら、日本語に触れる機会も、親との会話だけではなくごっこ遊びや塗り絵、お絵かきなどいろいろな場面で日本語に触れて欲しいとも思いました。
韓国語に押されつつある今、日本語もがんばらなきゃです。そして、現在一時帰国中で日本語の絵本の読み聞かせをいつもよりも、かなりしているので今後のひとり遊び(絵本の読み聞かせ)が楽しみです。