こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
「日本人には本音と建前がある。」と言ってるのを聞いたり、言われたことがあるでしょうか。この本音と建前は、外国に接してなくても日本人同士で話している時も、
や
のような話をすることがあると思います。
日本に生まれ育っていたら、本音と建前とは言ってることと心の中が一致していないことで、本音を隠して建前を言うことは状況によっては悪いことではないことを知っています。
しかし、それが日本文化を一歩でると通用しなくなるのが異文化です。そしてそのような異文化の中で摩擦を起こしてしまうこともあります。
今回は、そのような「本音と建前」がある文化で生まれ育った親(←私)が海外で子供を育てながら「本音と建前」っていつぐらいにどうやって子供に教えたらいいのかな?と考えたことについて書いてみようと思います。
「本音と建て前」ってバイリンガル児にはいつごろ教えよう?!
海外(韓国)で子育てを始めてだいたい10年ですが、子育てだけではなく日本と韓国の違いというのは独身のころから感じていました。 いろいろある中で今回の「本音と建前」については、知り合った韓国人の方から、
といったようなことを言われたこともあります。一般的な日本人と比べて、一般的な韓国人は思ったことをストレートに口に出す傾向があり、「本音と建前」の国から来た私は、「わかりやすい人たちだ.......」と思ったこともあります。また、私が出会った人たちは思っていることが顔に出やすい人も多いため、「だから日本人は本当は何を考えているのかわかりにくい。」と言われるのかなぁ、、と思ったこともあります。
では、韓国人の中には日本人のような「本音と建前」を使い分ける人が全くいないかというと、もちろん人にもよるので全くいないとは思いませんが、日本人と比べたら圧倒的に「ストレート、本音トーク」の人が多いかなぁ、と思います。そして、これはやはり育った環境や文化背景が一番大きな理由ではないかと思います。
どんな時にどうして気になる?「本音と建前」
韓国で子育てをしていて周りが韓国人しかいなければそれほど気にならないのですが、気になるのはやはり一時帰国などで日本に長めに滞在し多くの日本人と接する機会があると気になり始めてきます。
まず、どんな時に気になるかというと・・・
- 日本のお友達と遊んでいる時。
- 日本の親戚などとの集まりの時。
- 日本で私(←ママ)の友達などと会っている時。
などです。
どうして気になるのか・・・というと?!
「子どもは正直」なんてこともいいますが、気になる理由はやはり物の言い方や感情の表し方がストレートすぎるな、と思った時です。
教えないとどうなる?
このような違いについて、親は気が付いているのに、
と考えてみました。もし、教えなかったら子どもは大きなトラブルでもなければ変わらないと思います。そして、「合わない......。」と相手が思った場合は直接何か言う場合よりも、何も言わないで静かに周りからいなくなってしまうのではないかとも思います。
そして、もしかしたら
と心の中で思われることもあるかもしれません。
日韓ハーフにはいつごろ教えるべきだろう?
それでは、日韓ハーフの子供にはいつごろにこのような差を教えておくべきだろうか、と考えみました。私なりに出した答えは、
「小学生から」
です。「小学生」というと、たぶん次に聞きたくなるのは「何年生から?」ということだと思います。これについては、ケースバイケースで目安としては、
「体験入学をするなら体験入学をする頃。」
だと思います。なぜなら、体験入学をすると日本の小学校の友達と一緒に勉強をしたり放課後に遊んだりするので、接する時間や内容が濃くなるからです。
しかし、わざわざ体験入学前に、
と子どもに教えてから体験入学に行かせるのは、子どもに先入観を与えそうで逆効果のような気がします。そのため、子どもが日本の小学校のお友達と遊んだり授業中にそのような違いを感じて理由がわからないでいる時に、「それはね......」と子どもの疑問に答えながら説明する時に「本音と建前」の話を出せばいいと思います。親はその「時」が来るまで機会を待ちつつ子どもを見守るのがいいのではないかと思います。
まとめ
今回は、日本と韓国のの違いとして感じたことがあるものの中でも「本音と建前」について取り上げ、どんな時にどうして気になるのかや、日韓ハーフの子どもにその差を教えるとしたらいつぐらいがいいかを私なりの考えで書いてみました。
大人は経験や知識などから、わかることを子どもに教えようとしますが、すべて先回りして教えるよりも子ども自身が経験して質問してくるのを待つという方法もあると思います。観察と忍耐が必要な方法ですが、きっとそれは最終的に子ども自身にとってもいい方向に働くのではないかと願いつつ......。