こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと今日も努力中です。
一時帰国をすると、自分が行きたいところもあるし子どもが行きたいところもあるのですが、親子で行きたいところのひとつに本屋さんがあります。大人(←私)が見たい本と子どもたちが見たい本はそれぞれ違いますが、それでも本屋さんに行きたいという気持ちはなぜか一緒です。
そんなわけで一時帰国中にかならず行くところに本屋さんがあるのですが、今回も子どもたちをつれて本屋さん何軒かに何度か行ってきました。行ったと言っても、何か買うこともあれば何も買わないこともあります。行くたびに2時間くらいは軽く滞在する本屋さんですが、今回もおもしろそうな本を何冊か見つけました。
どんな本を見つけたかは少しずつご紹介していくことにして、今回は下の子が気に入って買った「おはなしぬりえ」という塗り絵の本をご紹介したいと思います。
楽しみながら色の名前や言葉が覚えられる「おはなしぬりえ」
塗り絵とは、以前は子どもの遊びのように思われてきたようですが最近では大人用のものも出ていてその効果が注目されているように思います。一般的に言われている子どもの塗り絵の効果については、例えば次のようなものがあるようです。
- 集中力がつく。
- 想像力を伸ばす。
- 創造力を伸ばす。
- 脳を活性化させる。
何も知らないと、塗り絵はただの子どもの遊びのように見えますがよく観察してみると子どもにも大人にもそんな効果があるんだ.........と改めて思います。また、塗り絵は無料のものから有料のもの、塗る枠が広いものから細かいもの、塗り絵の種類も果物や動物から曼荼羅までと、実にバラエティに富んでいるなぁと思います。
今回出会った塗り絵はコレ!
私自身は大人になってからは塗り絵にはあまり興味はなく、もっぱら子どもに買ってあげることばかりでした。無料のものや、100円ショップで買えるものなどが今まで多かったのですが、ふと今回本屋さんで目に留まった塗り絵があります。
目に留まったのは塗り絵のタイトルが「おはなしぬりえ」というものだったからです。塗り絵は子どもがひとりで黙々と、または子供たちや親などと「ここはママが塗ろうか?」などと言いながら塗るものだと思っていたので「おはなし」とはちょっとつながりませんでした。
★ディズニー・おはなしぬりえ・シリーズ
ここで、今回出会った塗り絵についてもう少し詳しくご紹介します。
塗り絵の名前ːディズニー・おはなしぬりえ・シリーズ
種類 :63種類
価格 :398円(税別)
出版社ːたちばな出版
今回かったのは :62「ちいさなプリンセスソフィア はる・なつ・あき・ふゆ」
ページ数:18ページ + 塗り絵コンテスト用のページが1枚。
手に取ってみてみると、各ページにそのページに関する「おはなし」が書いてあります。全体をざっと見ても特に使い方などは書いてなく、一番最後のページに塗り絵のコンテストの話があるだけでした。
この各ページの「おはなし」は18ページでひとつのストーリーになっているわけではなく、それぞれが塗り絵に合わせて独立している感じです。
バイリンガル子育てという点から見た「おはなしぬりえ」
私は、「おはなし」という言葉があるのに、子どもにひとりで黙々と色塗りをさせるのはもったいないなぁ、と思いました。ひとりで黙々と色塗りをすると、子どもが独り言でも言わない限り、頭の中で何語で考えているかわかりません。
バイリンガル子育てという点から考えると、これは子供とコミュニケーションを取りながら使うのがいいのではないかと思いました。
私がやってみたのは次のような流れです。
- そのページに書いてあることを読んで聞かせる。
- 子供といっしょに話しながら色塗りをする。
- そのページに関連することを話す。
簡単なのですが、まずは1.のようにページの上に書いてある「おはなし」を読みます。そうすると子供もどんなページなのかが、わかりやすいようです。次に、子どもと話しながら塗り絵ですが話す内容は、
という塗り絵に関することだったり、
などと、「おはなし」に関係することだったりします。
子どもと話しながら塗り絵をすると・・・?
バイリンガル子育てという点から考えて、子どもと話をしながら塗り絵をすると「こんないいことがある!」と思ったのは次の3つです。
- 日本語で話しながら色塗りをすることで子どもの頭の中も日本語になる。
- 色の名前が覚えられる。
- 色塗りをしているページに出てくる言葉がイラストと共に覚えられる。
子どもがひとりで黙々と色塗りをしていると頭の中は何語になっているか独り言でも言わない限りわからないと、先ほども書きましたが親などと日本語で話しながら色塗りをすると、受け答えをすることで頭の中は日本語になるはずです。そしてうちの子の場合はいつも昼間は韓国の幼稚園に通っていて色の名前などは韓国語で先に覚えることもあります。日本語で話しながら色塗りをすると子供がどのくらい色の名前がわかるか(わかってないか)がよくわかります。もし、
「この子は、緑色ってどの色か本当にわかってるのかな??」
と思ったら、ストレートに
と言うと、いかにも子どもをテストしているみたいなので、私は
といって、正しい色の色鉛筆を私に渡すことができるか.........という形で子どもが色の名前を日本語でちゃんとわかっているか試すことがあります。
そして、色塗りをしているページに子どもが日本語で知らなさそうなものが出ていれば、それは新しい言葉を教えるチャンスだと思います。例えば、↓この画像のページだと、日常会話でそれほどでてくることがない「(鳥の)くちばし」や「(鳥の)羽」そして、ソフィアが着ている「ドレス」です。「ドレス」が韓国式の発音になっていないかもチェックするポイントです。
塗り絵は、一度塗ってしまうとそのページはもうそれ以上塗ることができません。しかし、話した内容や教えた単語はその場限りではなく定着してほしいし、子どもが使えるようになってほしいとも思います。
先ほどの「くちばし」や「羽」「ドレス」の場合は、塗り絵が終わっても実生活の中で散歩中に鳥が近くにいたり見ているテレビなどに出てきたら、
と、わからないフリをして子どもが「くちばし」と言う言葉を覚えたかをさりげなくチェックしたりします。ちなみにこの「忘れたフリ」は、我が家の場合は下の子(幼稚園児)には通用しますが、上の子(小学校高学年)には通用しません。上の子にはストレートに「これ、日本語でなんだっけ?」と聞いた方がいいです。
まとめ
今回は一時帰国中に本屋さんで出会った「おはなしぬりえ」について、一般的に言われている塗り絵の効果とともに、バイリンガル子育てという点から書いてみました。
ディズニーのシリーズなので子供も知っている物が多く、反応がよかったです。知っているキャラクターのものは以前みた映画などを思い出しながら塗ることもできるし、自分の好きな色にもできるのでいろいろな楽しみ方がありそうです。
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