こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと、奮闘中の毎日が続いています。
さて、韓国に住みつつ自分の子どもに日本語を教えてると、気がつくこがたくさんあります。それは、時には発音で時には使う言葉、そして時には文法的なことのこともあります。
特に子どもたちは昼間は韓国の小学校や幼稚園に行っているので、子どもたちと話をしていて、
と、気がつくことが多いです。韓国語を直訳したような日本語を話したり日本語で文を作る時に他の日本語も混同したような文を作ったりすることもあります。
しかし、子どもたちが紙に何かを書いてる時に、ふと気づいたことがありました。今回は我が家の下の子と遊びの中で気づいたことの中でも「文字」についてお話ししたいと思います。
バイリンガル児が書く「文字」のココが不思議!
それはある週末の朝のことでした。下の子がおもむろに私に紙を1枚渡してこう言いました。
この瞬間、突然レストランごっこが始まりました。そして、子どもは私に「メニュー」をくれました。それを見るとハングルらしき理解不能な文字がならんでいました。
下の子はどうやら幼稚園でたまにハングル文字を習っているようで、時々ハングル文字らしきものをいくつか書きます。しかし、まだちゃんと読んだり書けたりするわけではないので、「ハングルらしき理解不能の文字」となるわけです。
下の子くれたこの「メニュー」を見て、私はあることに気がつきました。
何が不思議なの?!
下の子がくれた「メニュー」を見ながら、
などのやりとりをしている間も「メニュー」を指差したり、理解不能なハングル文字なので、
などとお客さんになりきって子どもと会話をしている間に気づいたのは次の2つです。
- 話している言葉は日本語なのに書いてあるのは子どもにとっては「ハングル」
- 話をしている時は韓国語に影響された間違いや韓国語の単語をはさむこともあるのに書くときは日本語の文字を混ぜたりはしない。
お客さん役の私が話しかける言葉も、店員役の下の子が答えるのも全て日本語。なのに書いてるのは子どもにとっては「ハングル」なのです。かといって「コーヒー」や「コーラ」を韓国語式に発音するのでもなく......。かなり不思議です。
そして、話をしている時は韓国語で知っている言葉で日本語で言えない言葉は、
と「○○」の部分に韓国語を入れて私に聞いてきたり、無意識に(?)韓国語が混じることもあります。そして、ひらがなで落書きする時はなぜかハングル文字は混ざらないのです。
これはかなり不思議だなぁ、と思いました。
周りのメモの文字に注目!
周りには韓国人がたくさんいるのですが、メモをとる様子を見ていると「よくあること」というのがあります。それは、韓国人と日本語で話していて会話は日本語なのにメモは韓国語、または会話は日本語でメモも日本語ですが一部韓国語ということです。
私がここで言う「韓国人」とは子どもではなく大人なのですが後で自分がちゃんとわかるように理解した内容を韓国語でメモしたり、日本語でメモしますが日本語では言えないことを一部韓国語でメモしたりするのはよく見ます。
逆に私も韓国語で話をしても自分が理解した内容を日本語でメモをとることも多いです。それは後で見返した場合に自分がちゃんと理解できる言語がやはり日本語だということが大きいような気がします。
メモは混ざらないの?
私が思った
について考えてみました。考えられる理由は4つだと思います。
- 2つの文字は違う言語の文字だと幼稚園児なりに認識しているから?!
- 今のところハングル文字は「幼稚園で習う文字」、ひらがなは「ママとお勉強する文字」とはっきりと分かれているので子どもには区別がしやすい?!
- 話す時に比べて書く時は頭で考えてから書くから時間的に余裕があるから?!
- ただ単にどちらの言語の文字(書く力)も、話すことに比べたらまだまだ未発達で使いこなしてないから?!
2.の習う場所と教えてくれる人が違うのではっきりと区別できている、そして4.の2つの言語の書く力が両方ともまだ未発達、というのが、もしかしたら一番の理由かもしれません。または、1.でしょうか.......。
なお、ハングル文字もまだちゃんと読めないし書けないし、日本語もひらがなで一画で書けるごくわずかの文字しか知りません。そのため、私の周りの大人が取るメモとは根本的に書く目的が違うように思います。
今回はレストランごっこの「メニュー」という形でしたが、思い返してみるといつもハングルの時はハングル文字だけ、ひらがなの時はひらがなだけなのがかなり興味深いです。
うちの下の子はまだ幼稚園児なので、まだまだ私が「どうして?!」と聞いても答えられないこともあります。そのため、今私が今日書いた「どうして?」に対する答えは憶測の域を出ません。今後もさりげなく観察を続けて行きたいと思います。
まとめ
今回は、下の子に渡された紙でいきなり始まったレストランごっこの「メニュー」に書かれていた「理解不能なハングル文字」から、気づいたことや「どうして?!」と思ったことについて書いてみました。
このような、ある意味おもしろい現象はきっとバイリンガル子育てをしているから見られることではないかと思います。そして、うちのバイリンガルと言えば小学校高学年の上の子がいます。下の子が日本語も韓国語も書く力がまだまだ未発達だとしたら、上の子は小学校高学年なので2つの言語である程度読み書きができます。
明日は、小学校高学年の上の子は文字を書く場合は下の子と同じように韓国語と日本語が混ざらないのか、または混じるのかについて書いてみたいと思います。
お楽しみに~^^
(書きました~↓↓)
・上の子が文字を書く時は韓国語と日本語が混じるかどうか ↓↓