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バイリンガル育児

バイリンガル児が書く「文字」!の不思議。上の子はどうなのかな?!

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと奮闘を始め、約10年ほどが経ちました。

 

うちの子ども達は、韓国生まれ韓国育ちですが海外で生まれ育っても日本語や日本文化は身につけてほしいと、できることをやってみています。 毎日、子どもたちと話す時は日本語を使い、映画なども日本語でみるようにしていますが、意識してやらないといけないのは「読み書き」です。

 

幼稚園児の間は珍しさや興味などで、文字を書いてみたがったり書けるようになった文字を得意そうに見せてくれたりします。昨日は、下の子が私にやろうと言って渡してきたレストランごっこの「メニュー」から、「文字」について気がついたことを書いてみました(詳しくは「合わせて読みたい」からどうぞ〜。)

 

・下の子の「文字」について ↓↓

 

今回は、小学校高学年の上の子について書いてみたいと思います。





バイリンガル児が書く「文字」!の不思議。上の子はどうなのかな?!

まず、上の子はどんな時に日本語と韓国語を書いているか見ていきたいと思います。上の子は小学校高学年で韓国の小学校に通っています。聞いたり話したりすることは日常的に韓国語と日本語でしていますが、「書く」ということだけにしぼると次のようになると思います。

 

★韓国語

通っている小学校が韓国の小学校なので学校の授業中や宿題、連絡帳などを書く時は韓国語で書きます。また、学校の友達に渡すお手紙や自分の学習机に貼るメモなども韓国語で書いてあることが多いです。

 

韓国で生まれ育って保育園、幼稚園、小学校と今のところ全部韓国の学校なので韓国語に関してはネイティブで、前回と今回話題としている「文字」に関しても下の子(幼稚園児)とは違い、ちゃんと意味もわかっているしハングル文字も問題なく書くことができます。

 

★日本語

日本語も聞いたり話したりするのは毎日日常的にしていますが、日本語を使って書くというのは、例えば、、

  1. 日本人の知り合いにお手紙を書く時。
  2. ママ(←私)と交換日記を書く時。
  3. ママ(←私)とスマホのSNSで連絡を取る時。

 

このぐらいです。韓国語を使う機会に比べたら断然少ないし、定期的ではありません。



書く時に文字が混ざるかな?!

では、実際に韓国語や日本語を書いてる時、2つの言語が混じることがあるのか考えてみたいと思います。

 

★韓国語を書いている時

宿題をしている時、メモをしている時など韓国語でメモをしている時は日本語は混じらず韓国語だけでメモをしています。これは、きっと自分が書きたいことと韓国語で自分が作ることができる文章のレベルが合っているからだと思います。

 

そう考えると韓国生まれ韓国育ちで全て韓国の学校に通っているので「国語」としての韓国語が年齢相応に身についているということだと思います。

 

 

★日本語を書いている時

では、これが日本語になるとどうでしょうか。日本語についてはこのブログでも何度か書いていますが、読み書きの中で、、、

 

ひらがな → 大丈夫

カタカナ → まぁ、大丈夫

漢字 → 実際年齢よりも遅れてる

 

という現実と、上に書いたように韓国語に比べたら日本語を書く頻度がかなり少ない上の子。ここまで読んでいるとどんな状況か容易に想像がつきそうです。

 

日本語で書く時は、残念ながら韓国語というかハングル文字が混じることがあります。それは、どんな時かというと、、、

 

  1. お店や場所の名前などの固有名詞でカタカナでどう書いたらいいかわからない時。
  2. 韓国語ではわかるのに日本語で何と言ったらいいかわからない時。

 

です。




日本語で書く時は毎回韓国語が混じるのかな?!

日本語の中に韓国語(ハングル文字)が混ざるのは、毎回ではなく、、、

 

★1.日本人の知り合いにお手紙を書く時。

→ 相手は韓国語どころかハングル文字も読めないので書いても相手はわからないし、子どもも全部日本語で書く前提で書いています。日本語で書けないことは私にきいてくるのでお手紙は最終的に日本語のみで完成となります。

 

 

★2.ママ(←私)と交換日記を書く時。

→日本語の練習だと子どももわかっているようで、間違っていてもなんとか日本語で書こうとする努力が見られます(例えば、「ジェットコースター」を「ゼットコースター」と書いてたりしたことがあります)。

 

 

★3.ママ(←私)とのスマホのSNSで連絡を取る時。

→だいたい「いまどこ?」のようなリアルタイムのやりとりが多く、お互い(または片方が)外にいる時です。そのため、調べる余裕もなくママも実は韓国語ができることを子供もわかってるため韓国語(ハングル文字)混じりとなるようです。




私が思うこと

上の子の様子をこうやって文字にして書いてみて思うのは、

 

まめちゃん
あれ?これって前回書いた「私の周りの韓国人」に通じるものがあるのかな?!

 

ということです。大人になってから日本語を勉強した私の周りの韓国人は日本語を聞いて理解してもメモは韓国語だったりします。また、言いたいことはたくさんあるのに日本語の語彙や文法や表現力が追いつかないので、日本語を使っていてもつい韓国語が混じるのです。

 

この部分だけではないですが、言いたいことが日本語でちゃんと表現できない時は、よりできる方の言語で代用したり時間的な余裕や調べる余裕がない時は韓国語の方が楽だったりするのは、大人になってから日本語を学び始めた人と似ている部分があるのではないかと思いました。

 

上の子は、韓国語の方が日本語よりも強くなっているのはそうだと思います。しかし、ここだけを見て、

 

まめちゃん
上の子は、韓国人と同じだ。

 

というのは少々単純な気もします。 なぜなら、「書く」という力は、「読む」「書く」「話す」「聞く」の言語の4つの能力の1つであるからです。



まとめ

今回は、前回に引き続き「文字」に焦点をあてて「韓国語を書く時に日本語の文字(ひらがな、カタカナなど)が混じるのか。」そしてその反対に「日本語で書いている時に韓国語(ハングル文字)が混ざるのか。」ということについて書いてみました。

 

上の子と下の子はちょっと歳の差があるので、今のところ下の子は2つの言語の文字を混ぜて使いませんが、上の子と同じように韓国の小学校に通うようになると同じように日本語を書く時に韓国語(ハングル文字)を混ぜて書くようになるのかなぁ?とも思います。

 

上の子のも下の子も、今後も観察を続けて行きたいと思います。

     




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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