こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国に来て約15年経ちますが、そのうち約10年以上は子どもたちを日韓バイリンガルにしようと走り続けています。
ママのお弁当...。 海外に住んでいても住んでいなくても、親は子どもが保育園や幼稚園、小学校などに行く時にお弁当を作ることがあると思います。子どものためだけでなく、自分や配偶者のために作るということもあると思います。
我が家の場合、子どもたちはそれぞれの幼稚園や小学校で基本的に給食なので正直言って楽です。しかし、遠足の時などにたまにお弁当づくりがあります。お弁当づくりの日はいつもより早起きして作りますが、作りながら時々考えることがあります。
今回はこんな子どもたちのお弁当づくりを通して感じた、バイリンガル子育てや日本と韓国の文化の違いについてお話ししたいと思います。
子どもたちのお弁当ってバイリンガル子育てに役立つの?!
ここで少し料理の話をすると、私は料理が嫌いでないのですが好きでもありません。楽しくなくはないのですが、自分で「上手だな〜」と思ったことはあまりないので、我が家の食卓には私が作ることができる料理が並びます。キャラ弁などにも挑戦してみたいと思いつつ、今だにちゃんと挑戦できずにいます。
バイリンガル子育てという視点から見た我が家の食卓に関する内容は以前書いたことがあるので、詳しくは「合わせて読みたい」からどうぞ〜。
・バイリンガル子育てという視点から見た我が家の食卓について ↓↓
さて多少話がそれましたが、私がお弁当に入れるおかずは、次のようにして決めます。
- 子どもからのリクエスト
- 冷蔵庫にあるもの
- 韓国で手に入る食材かどうか
とは言っても、子どもたちが保育園児だったころは、リクエストを聞いてもなんとなくしか答えが返って来ないこともあったので、そんな時は私が適当に考えて作っていました。
上の子どもが保育園児の時に先生に言われたこと
子どもたちが保育園児だった時は、周りのお母さんたちがどんなお弁当を作っているのかを知る手がかりは、だいだい2つでした。
- お母さんたちに直接聞いてみる。
- 遠足が終わった後、保育園からの写真を見る。
これらの2つから考えるとうちのお弁当は、
と思いました。
なぜなら、上の子が保育園児だった時に、ナポリタンスパゲティを少し入れたことがありますが、その遠足から帰ってきたら先生に、
と言われたからです。そのため私が、
と聞いたことがあります。すると、
という答えでした。そのため、
と思ったのを覚えています。
最近の上の子のお弁当のリクエスト
今では上の子は小学校高学年、下の子は幼稚園児なのでお弁当のリクエストもちゃんと言えるようになりました。最近の上の子の遠足のお弁当のおかずのリクエストは、
- おにぎりのハム巻き
- ナポリタンスパゲッティ
- ウィンナー
- 茎わかめのナムル
野菜が全然ありません......。 そして果物もないですね。 しかし、ここで注目すべきことはきっと野菜がないことではなく、2.の「ナポリタンスパゲティ」と4.の「茎わかめのナムル」だと思います。
子どものリクエストに、ブロッコリーやプチトマトなどを加えればお弁当は完成するのですが、できあがったものを見ていると思うことがあります。それは、さきほどの、2.の「ナポリタンスパゲティ」と4.の「茎わかめのナムル」です。
それは、2.が日本っぽいということと、4.が韓国っぽいということです。2.は保育園の先生から言われたように韓国ではあまりお弁当に入れないようです。そして、4.のナムルは韓国料理です。
こうやって見てみると、うちの子どものお弁当箱は日本と韓国の両方が入っているのかも?とも思いました。
バイリンガル子育てという点から考えると?
私が子どもたちのために作るお弁当については今まで考えたことがなかったのですが、こうやって改めて考えてみるとお弁当のおかずにも文化の違いがでることがわかります。また、お弁当を通して、言語という面でも子どもたちには学ぶことがあると思いました。それは、
- 日本や韓国にどんなおかずがあるのかがわかる。
- お弁当のおかずの名前を日本語で覚えることができる。
まず、どんなおかずがあるのかがわかります。実物を見て覚えるので子供たちの口に合うものなら、すぐに覚えると思います。ここではきっとどれが日本でよく食べるおかずで、どれが韓国のものかを教えるのもいいと思います。
そして、それらのおかずを日本語では何というのかを覚えることができます。例えば、上の子のリクエストにあった「茎わかめ」は韓国語では「미역 쭐기」と言いますが、「미역 쭐기」は日本語では「茎わかめ」と子どもたちに教えることができます。
まとめ
今回は、遠足の時などに子どもたちに作るお弁当のおかずから気がついたことや、バイリンガル子育てという面から考えた時にどうか、ということについて書いてみました。料理の腕は自慢できるほどではないのですが、私ができる料理の中で子どもたちが少しずつ日本語と韓国語を覚えて、文化的な違いも知ってくれたらうれしいと思います。
韓国は保育園から給食で、お弁当を作るのは遠足の時ぐらい...。 そう考えると、今後お弁当を作る機会は高校卒業あたりまで何回あるのだろうと思います。また、子どものお弁当のおかずのリクエスがどのように変化していくかも観察していきたいと思います。