こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
現在、私は韓国に住みつつ2人の子どもたちが日本語と韓国語ができるようになるために、毎日実践中です。
いつも思うのですが、子どもってネイティブであっても小さいころは間違えながら覚えて行くということです。そして、きっとそれはバイリンガル児に限ったこもではなくモノリンガル(1つの言語だけ使う人)の子どもたちも同じだと思います。
バイリンガル児を見ていると、そのようにきっとモノリンガルもするだろうという間違いと、バイリンガルならではの間違いに大きく分けられれように思います。
今回は、うちの下の子がする間違いの中でも「韓国語の影響を受けていない」タイプの間違いについてお話ししたいと思います。
子どもの日本語の間違いを書き留めると・・・?!
子どもがする間違いには子どもなりの理由があって、それがわかると妙に納得したりおもしろいなぁ、と思ったりします。そのため、私は子どもたちが日本語を間違えた時は、メモをする習慣をつけるようにしています。
現在、幼稚園児の下の子ですが日本語をしゃべる時にちょこちょこ間違えます。その種類がいくつかあるのですが、今回は「韓国語の影響をうけてないもの」を集めてみました。では、早速見てみましょう。
★下の子の最近の間違い
ここ2,3ヵ月ぐらいの間に下の子がした間違いにを書いて、カッコの中に子どもは何が言いたかったのかを書きます。
- もうかわした →( もう乾いた)
- おとする → (落とす)
- ちょっと少々お待ちください。→ (少々お待ちください)
- もうおわりして → (「もうおわって」または「もうおわりにして」)
- お絵かきたい → (お絵かきしたい)
- 首にまけるやつ → (首に巻くやつ)(マフラーのこと)
もっとあったかも知れませんが、メモしてたのはこの6つです。これが2,3ヶ月の間にした間違いとして多いか少ないかは、考え方にもよると思います。
では、具体的にどうしてこうなったかを考えてみます。
なぜこうなった?!
それでは幼稚園児の下の子の間違いの理由を、ひとつひとつ見ていきます。
★1.もうかわした →( もう乾いた)
ベランダに干してある自分のズボンがもう乾いたか私に聞きたかった時に言った言葉です。「かわいた」が正しいですが、「かわかした」という言葉を使おうとしましたが、「か」が抜けてます。
多分、洗濯の話をする時に私が、
今、ベランダで洗濯乾かしてるよ。
のような言葉を使うので、「かわく」と「かわかす」を間違えて使った上に「か」が抜けたのだと思います。
★2.おとする → (落とす)
デパートでのイベントで、素焼きの人形に絵の具で色を塗る体験をしてた時に、お店の人が韓国語で、
と言ったのを聞いて、家に帰ってから私に、
と言いました。状況的に何が言いたいかすぐにわかりました。
多分これは今まで、「買い物する」「料理する」「勉強する」「電話する」などのたくさんの「〜する」を耳で聞いていると思います。そのため、「す」の後ろに「る」が来ると思ったのかも知れません。
こう考えると、もしかしたら「押す」「話す」「差す」などにも後ろに「る」をつけてしまうという間違いを、いずれするかも知れないと思います。
★3.ちょっと少々お待ちください。→ (少々お待ちください)
これは前回も書いたような気がしますが、「ちょっと」と「少々」を一緒に使ってしまって、丁寧さのバランスがアンバランスにになってしまった例だと思います。これはごっこ遊びの時に下の子がお店の人になると使う言葉なので、ごっこ遊びをしなければ出てこない間違いです。
★4.もうおわりして → (「もうおわって」または「もうおわりにして」)
私がパソコンで作業をしていた時に、もう終わって欲しいと言う意味で使った言葉です。単に「おわりにして」の「に」が抜けたのか、または「洗濯して」「ねんねして」「ジャンプして」などの「〜して」と混同したのかも知れません。
★5.お絵かきたい → (お絵かきしたい)
何かをしたい時に使う言葉が、「〜たい」ですが、どんな言葉にでもつけられるわけではありません。「食べたい」「読みたい」「寝たい」などはいいのですが、
「お絵かきをする」
「食事をする」
「仕事をする」
のように「〜をする」というタイプの動詞は、「お絵かきを(が)したい」のように「する」を「したい」に変えなければなりません。そして「お絵かきしたい」のように「を」は省略できます。
この間違いは、ただ「お絵かきしたい」の「し」が抜けただけかもしれないし、「食べたい」「書きたい」のような別の種類の動詞と混同したのかもしれません。
★6.首にまけるやつ → (首に巻くやつ)(マフラーのこと)
最近ちょっと朝晩は寒くなってきたかなと思い、下の子が私にマフラーは巻かなくてもいいのかと聞いてきた時の間違いです。
これは理由を考えるのがなかなか難しかったのですが、「首に巻く」よりも「勝つ」「負ける」の「負ける」のほうを聞くことが多いので、「まく(巻く)と「まける(負ける)」を混同したのかもしれないと思いました。「巻く」と「負ける」は大人が見たら漢字も意味も違うので間違えないのですが、まだひらがなも全部書けない下の子には耳だけで聞いてるので、間違えたのかもしれないと思います。
子どもがする間違いに隠れているもの
子どもがする日本語の間違いには、子どもなりのルールや理由があって、子どもに聞いてみてもどうしてそう言ったのか答えることができないこもあります。
子どもは、
1.「間違いかも知れない。」
と思って言ってるのか、
2.「ママとお話したいから、とりあえずそれっぽいと思うことを言っみよう。」
と思っているのか、といえばきっと2.だと思います。また、とりあえず言ってみて、
「それで合ってるかな?と無意識に確かめてる」
のかも知れないと思います。そうすると、親が直さないときっとそれで合ってるのだと思いそのまま覚えるかも知れません。
まだまだ間違えながら覚える時期!
以上が、ここ2,3ヶ月の下の子の日本語の間違いと、それについて考えた私なりの理由です。
間違いは直して自然な日本語にした方がいいとは思いますが、あまり直し過ぎると今度は嫌になりそうなので、その頻度というか割合は様子を見てやらないと、と思います。今後もバイリンガル子育てをしつつ、子どもたちの日本語を観察していきたいと思います。
まとめ
今回は、メモしていた幼稚園児である下の子の日本語の間違いについて書いて、その理由も一緒に述べてみました。間違いを聞いても、書き留めないとあっと言う間に風のように消えてしまいます。そして、気づいたらどんな間違いだったのか思い出せないこともあります。
間違いを書き留めていくと傾向が見えることがあり、なかなかおもしろいです。
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