こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。 絵本って子どもは読んで欲しいというし、私もなんだかほんわかした気分になれるので読んであげるのは好きです(たまに面倒だと思うこともありますが...)。
現在小学校高学年の上の子が、幼稚園児のころから定期購読をしていた「童話館ぶっくくらぶ」。楽しく読んであげていた時期はいつの間にか過ぎ去ってしまいました。今回は「童話館ぶっくくらぶ」の定期購読退会とその4つの理由についてお話したいと思います。
我が家の童話館ぶっくくらぶの定期購読退会とその4つの理由
海外で子育てをしていていても、子どもとは日本語でコミュニケーションを取りたいし日本語や日本文化を受け継いでほしい。そんな気持ちで私の韓国でのバイリンガル子育ては始まりました。
海外にいてもインターネットかあれば色々な情報やツールなどにアクセスできる今の時代。とてもありがたいです。絵本もインターネットを使えば動く絵本や絵本アプリなどたくさんあります(絵本アプリなどについては「合わせて読みたい」からどうぞ~)。絵本は絵本でもインターネットの絵本にはない温もりや感触が紙の絵本にはあると思います。
・絵本アプリなどについてはこちら ↓↓
ところで、日本から子どもの年齢に合う絵本を定期的に送ってくれるのが、「童話館ぶっくくらぶ」の定期購読です。詳しくは「合わせて読みたい」からご覧いただければと思いますが、海外に住んでいる子どもの場合は、年齢と日本語力が同じとは限らなくメールで相談すれば実際の年齢よりも下に設定した配本をお願いすることもできます。
幼稚園の頃から続けて来た定期購読
童話館の絵本の定期購読は、上の子か幼稚園児の頃に始めました。海外在住ということで、実際年齢よりも1年下げて受講をスタートしました。
上の子は、もともと本は1人でもよく読む方なので私が読んであげたり自分でも読んでみたりと絵本を楽しく読む(読み聞かせする)日が、何年も続きました。
しかし、子どもが高学年に入った頃から何かが変わってきました。
退会することにした4つの理由
結論としては今年(2017年)いっぱいで退会することにした童話館ぶっくくらぶ。退会の理由は次の4つです。
- 日本語に対する興味が薄れて来た。
- 自分の興味の対象にばかり時間を使いたがるようになった。
- 勉強自体に興味が無くなって来た。
- 反抗期に思春期が始まった。
まずは日本語に対する興味です。実際年齢と実際の実力との差が広がれば広がるほどやる気が出なくなるようです。また、日本に一時帰国した時の小学校への体験入学も他のお友達より国語力が低いというのは、1回ぐらいならいいのですが、毎年だとさすがに恥ずかしく思うようです。
そして、自分に興味があるものばかりに時間を割くようになって来ました。そして、それは日本や日本語とは全く関係のないものです。それだけ「自分」というものができて来たということなのかも知れないと思います。
日本語はお勉強のスタイルを取ることもあれば遊びっぽくすることもあったのですが、日本語に限らず学校の勉強も学校でしかやらないようになりました。もともと、算数、国語、英語などの塾には通いだがらなかったので塾には通ったことがあっても美術やピアノなどだけ...。韓国の小学生は学習塾に通う子供が多いので、全然通ってないのはどちらかと言うと少数派だと思います。
そして「思春期や反抗期」です。最近の子は昔と比べて早いらしく周りのママ友に聞いてみても女の子は小学校高学年頃に来るそうです。
これらのことを考えて出した結論が、定期購読の退会でした。幼稚園児の頃からやってる絵本の読み聞かせ(ひらがなが読めるようになってからは自分で読むことも含め)でしたが、だんだんと読んでない本が増えて来ました。本を読む方だったのに最近は本にも興味をあまり示さないなどの状況を考えると、読んでない本がだんだん溜まって行くのは親も子もお互いに気まずいです。
そんなこんなで、5〜6年続けてた定期購読を今年(2017年)いっぱいで止めることにしました。
退会の手続き方法など
退会の手続きはとても簡単でした。メールを童話館ぶっくくらぶに送って退会したい旨を伝え最後の配本はいつかを確認しておくだけです。これだけでスムーズに終わりました。
今後は、上の子については、童話館ぶっくくらぶの定期購読を止めても、私との会話は日本語です。また、私とのSNSでのやり取りもやはり日本語なので日本語を全く使わないわけではありません。やらなくなるのは、前々から難しさを感じていた読み書きの「読み」の部分です。
定期購読を止めることで毎月の配本はなくなります。しかし、今まで届いた本はそのまま家にあります。そして、日本に一時帰国することや日本の親戚やお友達に会うことは嫌がってません。日本語、韓国語に関係なく勉強自体をしたくないので、日本や日本文化、日本語が嫌になったというわけではなさそうなのが、幸いと言ったところでしょうか。
思春期、反抗期ということも考えて無理にはさせず、またいつか子ども自身が、
と思った時に手にとってくれたらいいかなと思います。きっとこんな感じで、どーんと構えていればいいんじゃないかなと思います。
まとめ
今回は、バイリンガル子育てというこのブログのいつもの内容とは少し違って、一見バイリンガル子育てを止めたようにも見えるかもしれません。
しかし、いくら親が頑張っても肝心の子どもの関心は違うところにあり、日本語を読むことを苦痛に感じているとしたら、もしかしたらそれはひいては日本語嫌いに導いてしまうかもしれないとも思います。
親としては「読む」「書く」「聞く」「話す」をバランスよく伸ばしてあげたいと思います。しかし、子どもの様子を見ていて、うまくいかないと思ったら「止める」というのも選択肢のひとつではないかと思います。
親にとっては「止める」という選択肢はかなり葛藤があり、決断には潔さと勇気が必要だと思います。しかし、それもまたバイリンガル子育ての一部なのが知れません。
将来、いつかまた上の子が日本語の本に興味を持ってくれることを期待しつつ...。