こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
毎年、寒い冬は韓国を飛び出して暖かい東南アジアや日本に1ヶ月ぐらい滞在します。今年はマレーシアに10日弱、その後日本に約2週間ほど一時帰国をしていました。
マレーシアに行った!と言えば、つい美味しいものを食べて暖かい人々と触れ合った話がしたくなります。しかし、やっぱりこのブログのテーマ「バイリンガル子育て」に沿った話をしたいと思います。
今回は、1ヶ月の間にマレーシア、日本、そして韓国に戻るという感じで3ヶ国を移動しながら子どもたちがどう変化したかを言語の面にスポットを当ててお話ししたいと思います。
英語が苦手なバイリンガル児が1カ月で3ヵ国に滞在した結果、起こった言語の変化はコレ!
旦那サマ抜きで子連れで旅をすることは、うちには時々あることなのですが、今回の旅は次のような感じでした。
<旅程>
韓国(居住国)
↓
マレーシア(約10日間)
↓
日本(関西)(約2週間)
↓
韓国(居住国)
<旅の形態など>
・個人旅行? 団体旅行? → 個人旅行
・移動方法 → マレーシアでは歩きかもっぱらUber。日本では電車やバス。
・会った人々 → マレーシア在住の日本人、現地の方々など。日本では親戚や友達。
旅行は団体旅行もしたことがあるのですが、時間にしばられずゆっくりしたいのでいつも原則個人旅行です。また、個人旅行なので移動も自分でなんとかしないといけません。1人ならバスなどを利用するのですが、2人の子連れなのでUberが楽でした。
子どもの言語に注目!
では、そろそろ本題の「言語」についてお話しします! まず、それぞれの土地で私が使ってた言語は次の通りです。
・韓国 → 韓国語、日本語
・マレーシア → 英語、日本語、中国語
・日本 (というか関西)→ 日本語(関西弁)
韓国にいるときは家族や日本語がわかる人達とは日本語、日本語がわからない人達には韓国語を使います。マレーシアは色々な民族がいるのでマレー語やその他の言語もあるようですが、私が使ってた言語は英語、日本語、中国語でした(ただし中国語は初級ですが......)。
そして、子どもたちの言語を見ていると次のように変化していました。
・韓国 → 韓国語、日本語
・マレーシア → 英語、日本語、中国語
・日本 → 日本語(関西弁)
あれっ?! 私と同じです。しかし、今現在ちゃんとできる言語はこの中で子供たち2人とも日本語と韓国語だけです。何が変化なのかというと、次のような流れが見えました。
・街中やテレビで聞こえてくる単語や短い表現の意味をママ(←私)に聞く。
↓
・私が意味を教える。
↓
・子どもたちが場面に合わせて自分でも使ってみる。
韓国にいると、子どもたちは韓国語がわかるしママが日本人だとわかってるので私には韓国語についての質問はしません。でも日本語についての質問はしてきます。上の子(小学校高学年)については、最近日本語への関心がなくなりつつあるので、意味のわからない日本語を私に聞いてきて、私が日本語だけで説明しても理解できなければ、
とサジを投げる始末でした。しかし、
「環境が変わると子どもも変わる?!」
という感じで、マレーシアの街中やホテルのテレビから聞こえる英語や中国語でなんとなく聞き取れたものを私にいちいち聞いてきました。...と言っても、上の子はもともと英語には苦手意識を持っていました。意味を聞いてくる英語と言っても、
「sorry」
「thank you」
「 hello」
といった簡単な単語や表現ばかり。これは幼稚園児の下の子とたいして変わらないレベルでした(汗)。そして、実際にコンビニで「hello」と言ってみたり、Uberを降りる時に「thank you」と言ってみたりして実際に使っていました。私は最初、
と言って言わせてみてたのですが、そのうち私が言わなくても子どもたちが自分から言うようになりました。
そして、マレーシアから飛行機に乗って関西空港についたら、、、
またまた2人の子どもたちの言葉に変化が起きて驚きました。なぜなら、言葉が自然に日本語、しかも関西弁のイントネーションに切り替わったからです。そして、日本の親戚とも流暢な関西弁で会話をしていました(ちなみに私は韓国にいる時は標準アクセントで話すのがだいたい8割、関西弁が2割ですが、地元に戻ると関西弁100%となります)。
どうしてこんなことが起こったの?
では、子どもたちの言語はどうしてこうなるのかを考えてみました。その理由は、、、。
- 日ごろから2つの言語を使い分ける生活をしててわからないことはママに聞くので、その延長になっている?!
- ただ単に好奇心旺盛。
- ママが言語に興味のある人なので子供たちも影響を受けている?!
- ここに挙げた1.〜3.の全部?!
それにしても、英語に対してアレルギーとも取れるような嫌がり方をしてた上の子が、聞こえてきた英語の単語の意味を自分から私に聞いてきたことには驚きました。それは、
「環境や周りの人々に合わせて子供たちは柔軟に言語を変えることができる。」
ということなのかもしれないと思います。また、上の1.のように考えると私はマレー語は全然わからないので、マレーシアのテレビを見ていて子供に質問されてもわかりません。もしかして私が少しでもマレー語がわかったら、子どもたちもひと言かふた言でも覚えて帰ってきたのかな?とも思います。
いつもの生活では変化は訪れない?
今回のマレーシア滞在のような経験がある程度の期間続けば、環境に合わせてそこで使われている言語がうまく身につきそうだと感じた今回の旅。マレーシアと日本では子どもたちの柔軟さには本当に驚きました。
今住んでいる韓国では周りがほとんど韓国人なので外では韓国語、家の中では日本語が精一杯です。もちろん意識すればさらに言語を増やす工夫もできなくはないですが、どれも中途半端になるという心配もあります。
子どもたちがこのように環境によって柔軟に言語を変えることができるのは、、
- 子どもだから?!
- 性格の問題?!
と考えることができるような気がします。そうすると、
「子どもは頭か柔らかいと言うので、環境によって柔軟に言語を受け入れることができる、しかしそれには個人差がある。」
ということかも知れません。今住んでる韓国では生活の中に日本語と韓国語以外の言語を「学習」の形ではなく「環境」という形で取り入れるのは難しいです。
しかし、上の子がこんなことを言いました。
なんでも、意味はわからないのですが、見てるとおもしろいのだそうです。なので、とりあえず上の子が言ってたチャンネルが韓国でも見られないか調べようと思います。
まとめ
今回は、旅行や一時帰国でマレーシア、日本、韓国に1ヶ月間に3ヶ国に滞在した結果、子どもがどんな変化を見せたかを言語の面にしぼってお話ししました。
環境の変化によって見られた子供たちの言語の変化にはかなり驚いたのと同時に、韓国に戻っても学習ではなく環境として子供が英語に接する機会は作れないかな? と考えたりもしました。韓国に戻ったらまた韓国語、韓国語の生活に戻ります。そうすると、英語どころではなく日本語すら怪しくなるかもしれません。
今回のマレーシア旅行で見られた子供の興味や柔軟さをうまく伸ばすにはどうしたらいいか?! 特に小学校高学年の上の子について、まだまだ模索が続きそうです。