こんにちは〜。韓国で二児の子育て中のまめちゃん(@mame_chang)です。日本で生まれ育った私でもハングルに毎日囲まれていると、つい漢字を忘れてしまう瞬間があります。また、日本語を勉強している外国人も漢字は難しいと思う人もいるようです。突然ですが、今回はまず次の1.〜4.の文を読んでみてください。
- きのうはびーるをのみすぎた。
- ははのけいたいはいまだにがらけーです。
- キノウハビールヲノミスギタ。
- ハハノケイタイハイマダニガラケーデス。
これらの文を読んでどうでしたでしょうか。下の5つの中から1つ選んでください、と言ったらどれを選ぶでしょうか。
「とても読みやすい」
「読みやすい」
「普通」
「ちょっと読みにくい」
「とても読みにくい」
私なら「ちょっと読みにくい」を選ぶと思います。それはなぜでしょうか?
日本語という言語は、「ひらがな」「カタカナ」そして「漢字」の3種類の文字をひとつの文に混ぜて使う言語です。もちろん、3つが絶対に混ざってないといけないというわけではありませんが、さきほどの文を3つの文字を混ぜて書くとどうなるでしょうか。
- 昨日はビールを飲み過ぎた。
- 母の携帯はいまだにガラケーです。
読みやすさがぐっと増すのではないでしょうか。また、漢字を使うと同音異義語の意味の区別もしやすくなります。
では、海外に住んでいるバイリンガル児はどうでしょうか。海外で育ち親の言語として日本語を受け継ごうとした場合、現地校やインターナショナルスクールに通っていると日本語の特に読み書きに触れる機会が限られてしまいます。ひらがなは、なんとか読み書きできてもカタカナ、そして漢字が壁となり、書く練習をつらく感じる子供もいます。
今回は、「漢字って難しい〜!」と思う(かもしれない)子どもたちが日本に一時帰国した時に、漢字に親しむために行くことができる漢字ミュージアムのご紹介です。
一時帰国したら行きたい!京都・祇園の「漢字ミュージアム」とは?
世界には漢字を使う国がいくつかあって私が現在住んでいる韓国も漢字を使う国です。...と断言してしまうといけません。韓国は人名や新聞の見出しのごく一部に漢字を使います。しかし、かなり限定的で人によっては漢字教育を受けたことがなく自分の名前も漢字で書くことができない人もいます。
また、漢字の読み方は日本語には音読みや訓読みなどがあるのに対して、韓国語の漢字は基本的には1つの漢字は1つの読み方しかありません。
また、韓国で使う漢字は日本でいう旧字体や中国語の繁体字のようなイメージで、とにかく難しいです(例えば、「亀」は、「龜」、「医者」の「医」は「醫」と書きます。そのため、漢字に苦労している韓国人にも今までたくさん出会いました。
「漢字ミュージアム」って?!
では、この「漢字ミュージアム」について概要をご紹介します。
★.概要
メモ
- コンセプト:ただ漢字を見るだけでなく、触れる・学ぶ・楽しむ展示を通して、いくつもの驚きや発見を生み出す体験型ミュージアムです。(ホームページより抜粋)
- 入館料:大人800円、大学生・高校生500円、中学生・小学生300円、未就学児無料、障がい者無料(2018年4月現在)
- 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(休館日が祝日の場合は翌平日に振替/年末年始など)
- 場所:京都の祇園(〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側551番地 (京都市元弥栄中学校跡地))
- アクセス:地図参照 ↓↓
<漢字ミュージアムの場所>
京都の祇園というなんとも日本っぽいところに位置する漢字ミュージアム。そのコンセプトの通り、名前は「ミュージアム」ですが、触れて学び、楽しんで漢字に親しめる体験がたくさん用意されています。
例えば、ワークショップの過去のものを見てみると、、、
- 消しゴムはんこを作ろう。
- アイロンビーズで漢字を作る。
- 粘土で漢字を作ろう!
- 漢字缶バッチ作り。
などの楽しそうなものがあります。(ただし、開催は時間と場所が決まっているので事前に要チェック。入館料の他に教材費が必要とのこと)。また、漢字ミュージアムの1階は「見て、聴いて、触れる」がテーマで、2階は「遊び、楽しみ、学べる」がテーマです。
漢字ミュージアムに子供たちと行ったらやりたい事
うちは、上の子が小学校高学年で下の子が幼稚園児なので、一緒に漢字ミュージアムに行って2人一緒に楽しめるかな?と思いましたがサイトを見ていると、「よくあるご質問」に、
Q:小さな子どもでも楽しめますか?
A:小さなお子様から大人の方までお楽しみいただけます。
とあったので、ワークショップの時間や対象年齢などと事前にチェックしてから子供たちを連れて行ってみたいと思います。私が一時帰国する時にどのワークショップが開催されているかわかりませんが、前年齢層対象の「粘土で漢字を作ろう!」や、「消しゴムはんこを作ろう!」は、うちの子どもたちは喜びそうです。自分の名前の消しゴムはんこだったら、喜んで作って韓国にもって帰ってきそうです。
また、この漢字ミュージアムは漢検(漢字検定)が運営しているようで、ミュージアム内には漢検に関する展示もあります。これを機会に子どもが漢字に親しみを持ち、
「漢字検定受けてみようかなぁ。」
とか言って興味を示してくれたら嬉しいのですが...^^;。
まとめ
今回は、京都の祇園にある「漢字ミュージアム」についてご紹介しました。私が子供だったころは、ただ紙に何度も書いて覚えただけのような気がします。しかし、このような楽しそうなコンセプトのミュージアムがあるなら、子供を連れて行ってみたいと思います。
教科書を読んでカリカリ書いて覚える勉強ではなく、見て、触れて、楽しんで、そして学べるという漢字ミュージアム。海外に住んでいると意識しないと伸ばしにくい読み書きの「漢字」の部分に興味を持つきっかけとなってくれますように・・・。
・漢字能力検定試験について ↓↓