こんにちは〜。 韓国で二児の母をしてて子ども達を日韓バイリンガルにしようとしてるまめちゃん(@mame_chang)です。 誕生日って、お祝いしてもらったら誰でも嬉しいものだと思います。 歳を取ると誕生日が嬉しくないこともありますが、それでも「おめでとう〜!」と言われたら悪い気はしないのではないでしょうか。
反対に誕生日を祝う側からしても、家族や親しい人の誕生日はお祝いしたいし、一緒においしいものを食べてプレゼントのひとつでもあげたいと思うものだと思います。
しかし、それがもし
ではなく、義務となったら?!
その心はプレッシャーで溢れ、一刻でも早く誕生日が過ぎ去ってくれるのをこっそり待つようになるかも知れません。 今回は、私の立場ではどちらかと言うと義務に当たる義父(シアボジ)の誕生日について書いてみたいと思います。
義父の誕生日プレゼント。食事だけでも決めるのが一苦労な理由とは?
生きていれば誰にでも毎年訪れる誕生日。 普段から親しくしている人やよく話す相手なら誕生日を把握してるでしょうし、相手が何が欲しいかすぐにわかると思います。 また、誰かの誕生日をお祝いしてあげるのには食事代やプレゼント代なとお金がかかります。
韓国では親しい友人同士や親戚などで毎月決まった金額を集めて積み立て、必要な時に使うという「ケモイム」というのがあります。 結婚して早や10年以上経つ私。 夫側の親戚の中では唯一の外国人です。 なのに、結婚してしばらくしてから韓国に移住してきてから長男の嫁ということでその「ケモイム」のような集まりお金を毎月私が管理することになりました。
当時は何かよくわかってなかったのですが、よく外国人の私を信用して毎月私の銀行口座(もちろんこのために開設し、他の目的には使いません)に、毎月決まった金額を振り込んでくれているものだと思います。 または、ただ単に会計をやるのが他の兄弟は面倒くさかっただけなのかも知れません。
その口座から毎年、義父(シアボジ)、義母(シオモニ)の誕生日の集まりの食事代や不定期ですが義両親へのお小遣いなどを出しています。そして食事とは別にプレゼントはそれぞれの兄弟が考えて渡すというのがうちのやり方です。
食事会などのお祝いはどのタイミングでする?
義母や義父の誕生日の食事会は親戚が集まる機会となります。 韓国では誕生日が過ぎてからお祝いはしないそうなので、誕生日が過ぎる前の週末などに親戚が集まります。ちなみに、韓国では年齢の高い方々の誕生日は旧暦で祝います。 私は韓国に住むまで旧暦なんて気にもしなかったのですが、韓国で韓国人の嫁として生活してると突然身近なものとなりました。
毎年年末に翌年のスケジュール帳を手に入れたらまずする事は、
義両親の誕生日が陽暦でいつかを確認する事
です。 そして日にちが近づくと夫が他の兄弟や親に話していち誕生日の食事会をするか、お店はどうするかを兄弟で話し合ってもらいます。
しかし、ここでいつも面倒なことが多少起こります。
義父の誕生なのに!うちの親戚のジャイアン
毎月兄弟みんなでお金を集めて貯めているお金はみんなのもの。 しかし、うちの親戚のジャイアン(義姉で女ですがジャイアンという言葉がぴったりなのです)は、いつも
・自分が食べたいもの(店)を言ってくる。しかも常に高いもの。
・自分が仕事で行けない日に食事会開催は断固反対。
・兄弟の中で一番年上なので態度が高圧的。
しかし、韓国での嫁を10年上やってるとジャイアンの言うことばかりは聞いてらろないし、嫌われても全~く気にならない私。以前、「うなぎ食べに行こう!」と言ってジャイアンの言う店に行った、いつもの2倍ほどもお金がかかったので、また同じ店に行こうと言った時には
と面と向かって言いました。
また、今回も食事会の日にちを決めるていると、
と猛烈主張。 それを聞いて義母も
みたいなことを言うので、
と義母にはいいました。
私は何でも「はい」と言って従う嫁ではないので、向こうは扱いが面倒くさいと思ってるかもですが、まぁそんなことはどうでもいいです。
プレゼントは相手(義父)が欲しいものを贈るのがベスト?!
少し話がそれたので、話を義父の誕生日プレゼントに戻します。 誕生日って毎年ありますが、いままで贈ったものは例えば次のようなものです。
血圧計
登山用品
自転車、自転車用品
健康食品
現金
などなどです。 しかし、毎年だとだんだんとネタが尽きてきます。しかも、段々歳を取るし何か物をあげても何年も長持ちするしです。また、息子であるうちの夫がプレゼントは何がいいか聞いても、私が聞いてもあまり答えてくれません。
遠慮してるのか、または物欲がなくなっていくのか......? ちなみに義父は現在80代です。
毎年の悩みの我が家の解決法はコレ!
こんな感じで毎年悩むのですが、要らないものをあげても、物が溜まって行く一方だし心から喜んでもらえないかもしれません。そんなわけで、今年も一応誕生日プレゼントは何がいいか聞いてみたところ、
とのこと。 いや、何でもいいという何のプレゼントはないんですけどね(汗)。すると、やはり、 誕生日でなくても欲しい物がいつでも手に入るのは「現金」ではないかと思います。
というわけで今年も少し考え、義父にも聞いて結論として「現金」に落ち着きました。
実の父ではないけれど
義父は80代で、私はまだ80代ではないのでそのぐらいの年齢層の方々の考え方や欲しいものははっきりとはわかりません。でも隠居していて毎日趣味やお年寄りばかりで時間を過ごしていると欲しい物ではなく、ふと寂しくなる瞬間があるのかも知れないと思います。
義父は私とはほとんどしゃべらないのですが、息子(私の夫)とはもちろんしゃべるし、義母いわく息子と話してる時は色々な話をしてるようだとのこと。年齢的にも働き盛りの私達夫婦には、何が欲しいとか何して欲しいとか会いたいとか、はっきりと言ってこない義父。
きっと長男ということで息子と話す時間が欲しいと思っても仕事で忙しい息子に頻繁に会いに来てとは言えないのだと思います(ちなみに、うちから義実家まで車で2時間です)。
韓国語では、
「있을 때 잘해.(「イッスル テ チャレ」と読みます)」
と言います。 直訳すると
「いる時に(相手に)よくしてあげなさい。」
という意味で、つまり今回の義父の場合だと
「親が元気なうちに親孝行しておこう。」
ぐらいの意味になります。
仕事が忙しい時は義実家に行くのは正直大変なのですが、義父がうちの旦那と話す機会を増やすことが義父に喜んでもらえることにつながるのではないかと思います。
義実家(シデグ)にはちょこちょこ行かなきゃです。
まとめ
今回は毎年訪れる誕生日の中でも義父の誕生日について、それを取り巻く兄弟達の思惑や態度、私の立場ややってることについてお話し、80代の義父に今までプレゼントしてきた誕生日プレゼントの一例もお話しました。
実の親と違い義両親の誕生日って義務にしか感じないのですが、
「있을 때 잘해.」
という言葉のようにお元気な間は気分良くお祝いしてあげたいものだと思います。そして、プレゼントという「物」よりも息子(私の夫)と話す機会を増やしてあげられたらなぁと思ったり。
共働きで育児中なので離れてた場所に住んでる義実家に行くのは仕事が忙しい時は正直、きついです。 せめて電話だけでもしてあげられたらと思います。