こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
韓国にお嫁に来て早くも約14〜15年経ち、子ども達を日韓バイリンガルに育て始めて10以上経ちました。 我が家では私の方針で、家の中と外の言語を反対にしてきました。例えば日本に住んでた頃(まだ子供はいませんでしたが)、家の中は韓国語で外では日本語でした。
そして、韓国に住むようになってからは家の中は日本語、外では韓国語でした。しかし、これらは最初から全てスムーズに行ったわけではありません。日本に住んでいた時は夫婦だけだったので「私の方針」はうまく行きました。
ところが、韓国に住むようになって義実家が関わってくるとしがらみというか干渉というか私の考えだけではうまく行かないことも出てくるようになりました。また、似たような話を韓国在住の友人からも聞いたことがあります。
今回は、それでも韓国でバイリンガル育児をしながら義実家の干渉の中でどう「私の方針」を通したかについてお話したいと思います。
義実家が干渉?!義実家でも日本語を通す私の方法
私が最初、独身の時に韓国に住み始めた2000年代初めの韓国は今と少し雰囲気が違ったかもしれません。当日、独身だった私は韓国語を身につけたかったので、韓国人の友達や知り合いをできるだけたくさん作って韓国語を話す機会を作ろうとしていました。
そうしてできた友達や知り合いは日本語がわかる人もいればわからない人もいました。日本語がわからない人の前で日本語を話してしまうこともたまにありました。その時に、ある韓国人の人に言われたのは次の事です。
私はそんなつもりは全くなかったのですが、ちょっと思いやりというか配慮が足りなかったかなと思い反省したものです。そんな経験の数年後、韓国での子育てが始まりました。
その後はこのブログに何度も書いているような感じで日韓バイリンガル育児をしています。しかし、上の子が保育園児(2歳ぐらい)の頃、義実家に行った時に親子で日本語で話してた時にシオモニ(義母)こう言われました。
そのひと言に何となく以前の
という言葉を思い出しました。その時、私は
のようにとっさに答えました。
もし、義母の言う「韓国だから韓国語で」をその通りにしたらどうなるのでしょうか。家庭内は韓国語のみとなってしまいます。また、「親戚といる時は韓国語」もなかなか切り替えが特に子どもにとっては難しいです。
普段の生活
普段の生活は私達夫婦と子ども達の4人ですが、家庭内では基本的に日本語です。しかし、上の子(小学校高学年)の韓国語の比率が多くなってきて心配ではありますが、
「ママ(私)には日本語」
が上の子はだいたい、そして下の子(幼稚園児)は徹底できています。
そして上の子が韓国語が増えるにつれて、夫(韓国人)も韓国語の方が楽なのか韓国語です。
義実家の最初の反応
韓国では、旧盆や旧正月に親戚が集まります。私の親戚もだいたい15〜20人くらい集まります。上の子が幼稚園児ぐらいだった頃、義実家で私が子どもと日本語で話してるのを聞いた親戚達は驚いていました。そして、甥っ子にこう聞かれました。
それに対して
と言うと不思議そうな顔をしていました。
このように親戚が集まると、うちの子ども達は私以外の全員と韓国語で話し、私にだけ日本語で話すのです。このような使い分けができるようになったのはどうしてでしょうか。
「習慣化」「徹底」が定着に導く
シオモニ(義母)は、最初にうちの方針だと言ったものの何度か同じようなことを言われました。そして、他にも義理の姉にも似たような事を言われました。
しかし、その度に言ったのは次のようなことです。
1.我が家の方針であること。
2.海外で日本人の親が日本語で話しかけて子ども達が日本語ができるようになることは親から子どもへのプレゼントだ。
3.できる言語が複数あると子どもの世界も広がるし将来の選択肢も増える。
4.子どもが親の母語を知ることはその言語や文化から親のルーツを知ることにつながる。
また、このような事は1日や2日で成し得ることではなく、子どもの頃から根気強く続けて習慣にしないといけないことや、徹底しないとうまく行かないことも話しました。その結果、親戚との集まりで私だけ子ども達と日本語で話していても今では誰も何も言いません(もちろん、私は親戚と話す時は韓国語を使います)。
最初は親戚に何度か同じようなことを言われたので、心が折れそうになったこともありました。でも、もう習慣化しているので必要なら韓国語混ぜることもあります。例えば、私と子ども達の会話に甥っ子や姪っ子が入ってきて会話をしないといけない時などです。
そして、親戚が集まった時は人数的にマイナーな言語となるので、肩身が狭いとか申し訳ないとかは考えず堂々とするのも大切だと思います。
まとめ
今回は、上の子が小さかった時に義母や義理の姉から
と言われた事から、心が折れそうになったこともありますが、言う通りにせず自分のやり方を通した話をしました。
ポイントは次の3つです。
1.我が家ではこうと方針をはっきり決める。
2.子どもの将来のためになるし子どもの世界が広がると主張する。
3.習慣化と徹底がキーワード。
周りの話を聞いていると、中には現地語を強引に押し付けてくる義両親もいるようなので配偶者と話し合いが必要なこともあると思います。子どもの将来のため、そして海外育児をしている自分自身のためにも、やはり日本語は子どもに受け継いで欲しいものだと思います。