こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
子どもって、小学校に入る前の幼稚園のときからなんとなく文字を覚えるもののように思います。うちも今年から小学生ということで、下の子にも平仮名を教え始めたのですが、上の子の時とはちょっと違う教え方をしました。
上の子の時は子育てなんて初めてで、何をどうしたらいいかわかりませんでした。そして育児書やインターネットのコミュニティの情報を頼りにしていました。
そして赤ちゃんの頃から「こどもちゃれんじbaby」をしていました。そして小学校2年生まで「進研ゼミ」の海外受講をしていました。
・進研ゼミ関係の参考記事 ↓↓
しかし下の子は最初から「こどもちゃれんじ」も何もしていませんでした。その理由は前にも書いたのでそちらを見ていただくことにして今回は、下の子に平仮名を教えた方法について書いてみたいと思います。
・下の子への日本語教育 ↓↓
海外で子どもに日本語教育を!平仮名を教える時に意識すること3つ
繰り返しになりますが、一般的に子どもに文字を教えるのは、小学校入学を意識しだした頃だと思います。そしてそれは、幼稚園の年長組辺りが多いように思います。どうやって教えるかも時代や環境、家庭によって違うと思います。
年中辺りから「文字」というものが書けるようになるために「運筆」の練習をします。この運筆は、ぐるぐると丸を書いたりジグザグを書いたりします。
一見、ただの遊びなのですが、よく考えてみると平仮名は曲線が多いしカタカナは角をしっかりシャープに書くものばかりです。私は、大人になってから運筆の大切さに気付き、納得しました…。
うちの下の子も運筆については、日本に一時帰国した時に買ったドリルや練習帳みたいなのを使ってぐるぐる、カクカクした線を書いて運筆の練習をしていました。運筆の段階だと子供は楽しそうです。
そうしてその後、まず年長組の時に、平仮名の練習を始めました。では具体的にどんな方法を取ったのか、そして効果についてお話します。
・文字について ↓↓
最初に取った日本語を教える方法
私が最初に取った放送は、よくあるパターンとは違う方法だったように思います。周りを見ていると、私が上の子にしたように日本から教材を海外受講して子どもにやらせるパターンが多いように思います。教材は市販のものもあれば、日本からもらえる日本の教科書もあります。
・海外育児!日本の教科書のもらい方 ↓↓
私が下の子に平仮名を教えるために取った方法は次の方法です。
1.ママとの交換日記をする。
2.歌を使って覚える。
3.実際に書いてみる。
1.の交換日記については、幼稚園児の年長さんが書けるのはほとんど絵日記なのですが、それでも一定の効果が見られました(詳しくは参考記事からお読みください)。
・子どもとの交換日記 ↓↓
そして、その次に取ったのが「2.歌を使って覚える」とうものです。理由は、「1.ママとの交換日記」も効果があったことはあったのですが、やっぱり五十音の並びを知らないと......という考えから、「2.の歌を使って覚える」という方法にシフトしました。
では、この歌の部分について動画のサイトも紹介しながらもうちょっとお話します。
歌を使って日本語を!
あいうえおを覚える時の歌はいくつかあるのですが、YouTubeなどの動画投稿サイトで歌を探す時に気をつけたのは、次のようなことです。
1.歌が覚えやすいメロディかどうか。
2.子どもまたは歌のお姉さん/お兄さんが歌っているか。
この2つはたいしたポイントではないかも知れません。子どもって子どもや子どもの声に反応するので、子どもが歌っているのがいいなぁ、とおもったのです。そして見つけたのが次の動画です。
この動画を作成した方によると、3歳のお子さんが歌ってくれたそうです。3歳で、あいうえおがちゃんと歌えるなんてすごいですね~
この歌をとりあえず1週間~10日ほど毎日聴きました。そうすると、メロディが耳に残るようになり、子どもが平仮名を自分で書く時に歌えば次にどんな平仮名が来るかがわかるようになりました。
子どもの耳にメロディと歌詞が残ったら、実際に自分で書いてみるときに歌いながら書いたり、私がヒントを出す時も途中まで一緒に歌って、子どもが詰まった直前で私が止まれば、子どもは自分で答えが出せるようになりました。
歌って何かを覚えるのに役にたつなぁ、と改めて感じました。
何かを教える時のポイント
ここまでだと、多分どこの家でもやってるのではないかと思うのですが、うちで意識したのは次のことです。
1.勉強はスパイラル方式で。
2.勉強の最初に必ず復習をいれる。
3.歌、イラストなどで聴覚、視覚も使って覚える。
1.のスパイラル方式は、また別の機会に詳しく書きますが、超簡単に言うとスパイラルとは「らせん」のことで、らせん階段のように学習をしていくことなのですが、幼稚園児でまだ積み重ねるものもあまりないのでこれは今後のことを意識して、です。
そして勉強の最初には必ず「前回の復習」を入れることです。これは大人でも子どもでもかなり大切です。簡単に言うと次のような感じです。
さぁ~、今日の勉強しようか。
でも昨日はどんな平仮名を覚えたっけ?
のようにピンポイントでやるか。または、いつも五十音を書かせているとして次のようにもできます。
- 1日目
あいうえお だけ
- 2日め
あいうえお
かきくけこ ←ここまで
- 3日目
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ ←ここまで
- 4日目
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと ←ここまで
このように、いつも「あいうえお」の「あ」から始めると、1日目は「あいうえお」だけかもしれませんが、2日目以降は次のようになります。
- 1日目
あいうえお ←新しい勉強
- 2日め
あいうえお ←復習
かきくけこ ←新しい勉強
- 3日目
あいうえお ←復習
かきくけこ ←復習
さしすせそ ←新しい勉強
- 4日目
あいうえお ←復習
かきくけこ ←復習
さしすせそ ←復習
たちつてと ←新しい勉強
これを続けて行くと、10日後には「わ行」までいき、その頃には「あいうえお」は完全に覚えてスラスラかけるようになります。ただし、次のようなものは紛らわしいので混乱していないか様子を見ながら進める必要があります。
「は」と「ほ」
「ま」と「も」
「わ」と「れ」
「め」と「ぬ」
「す」と「む」
「る」と「ろ」
など
また、実際にやらせてみるとこれらの混乱に加えて子ども自身の勉強のペースもあるので、子どもの様子を見ながら1日に平仮名5個を覚えるのが無理そうな時は、1つだけ、2つだけなどとしたので、実際に平仮名を全部覚えるまでに時間がかかっています。
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まとめ
今回は、今年から小学校に行くうちの下の子に平仮名を市販の教材を受講せずにどんな風に教えたかについて書いてみました。うちの下の子は結構ペースがゆっくりめなので1日に覚えられる平仮名の数も多くはありませんでした。
親としては、平仮名「あ~ん」まで覚えたら次は濁音、拗音、そしてカタカナもあるので、ペースを上げたいところですが、子どもが消化不良を起こしたり日本語が嫌になってしまったら悲しいので、様子を見ながらが一番いいと思います。
しかし、これだけ頑張っていても進む小学校は現地校なので、小学校の勉強が始まったらすぐに韓国語の読み書きは上達しそうです。それでも親の言語を受け継いでもらうという意味で、日本語は細々とでも続けていきたいと思います。
最後になりましたが、もういちど家庭で子どもに平仮名を教える時に意識したポイントを書きます。
ポイント
1.勉強はスパイラル方式で。
2.勉強の最初に必ず復習をいれる。
3.歌、イラストなどで聴覚、視覚も使って覚える。
と思った方は、↓参考記事へ。
・スパイラル方式って? ↓↓
家庭で毎日これを続けるのは、親子ともに大変です。根気と努力がキーワードですね。