こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で二人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日努力しています。
幼稚園の年中組か年長組あたりから、子どもは平仮名を覚えます。そして小学校に入ったら国語をはじめその他の授業を通して読み書きの力をどんどん伸ばしていきます。
平仮名を子どもが学ぶ時、方法はいくつかあります。例えば、五十音図をみせて「あいうえお」から始めたり、「あ」は意外と難しいので一画で書ける「つ」や「し」から始めたりする方法です。
下の子はドリルで簡単な平仮名から始めました。詳しくは↓↓参考記事へ。
・実際使ってみた簡単なドリルの紹介 ↓↓
しかし最初は新鮮であっても、だんだん慣れてくると、五十音の表を埋めるのはただの単純な作業となります。
そして
となる子どももいます。でもちょっとだけ我慢して、やり方を変えたら子ども楽しく読み書きの練習ができるのではないかと思いました。
今回はそのように考えるようになったきっかけと、子どもが楽しく平仮名を読んで書くようになるためにはどんな方法が効果的なのか、試行錯誤してみた経験をもとにお話したいと思います。
単調な五十音の勉強が終わったら次は?子どもが楽しんで平仮名を使う2つの方法
まず私がうちの子どもたちに平仮名を教えた方法についてお話します。
★.上の子(現在中学生)
上の子は日本から「こどもちゃれんじ」の海外受講していました。「こどもちゃれんじbaby」の頃から始めて「進研ゼミ小学講座」の2年生まで頑張っていました(※「こどもちゃれんじbaby」は海外受講できなかったので日本の実家に送ってもらい日本の実家から韓国に転送してもらっていました)。
・進研ゼミ関係の参考記事 ↓↓
そのため、上の子は「こどもちゃれんじ」や「進研ゼミ」といった教材を使って平仮名の勉強をしていました。大手だけあって子どもが飽きないように、楽しく続けられるような仕組みになっていたと思います。
★.下の子(現在小学生)
下の子はこのブログに何度か書きましたが、海外受講などしないで上の子が使ってた教材や市販のドリル教材などを使いました。
そして少しでも楽しく...と考えて
ママ(←私)と交換日記をしたりYouTubeの動画で歌を聴かせて、歌で五十音を覚えてたりしています。
五十音図がひと通り終わったら
「きゃ、きゅ、きょ」などの拗音
「がぎぐげご」などの濁音
もやっぱりYouTubeで歌で覚えて書いてみたりしていました。
でも下の子の様子をみていたら、五十音の表を埋めるのは楽しそうではないのです。ただでさえ集中力に欠ける下の子。
と声かけしようか.......。または他に方法はないものか?と考えていた時に、ある絵本に出会い子どもの様子が変わったことに気がつきました。
五十音を書くのはつまらない?
私が出会った絵本は次の通りです。
★.絵本の概要
タイトル:『きょうはなんのひ』
筆者:瀬田貞二
出版社:童話館
値段: :1320円
内容はざっとこんな感じです。
『きょうはなんのひ』のあらすじ
・主人公の女の子(推定小学校低学年)が、お母さんに階段にある紙を見るように言って学校に行きました。お母さんが紙をみたら、そこには次に見る場所(次のメモの置き場所)が書いてあって、そこにいくとまた次のメモの置き場所が.. という感じで紙が10枚続きます。そして最後は、両親への小さなプレゼントにたどり着くという心が暖かくなるお話です。
ところで、うちの子どもが五十音の表を埋めながら書く練習をしている姿を見ていると、
というよりは
という気持ちで取り組んでいるようにも見えました。その理由は何でしょうか。
1.単調でつまらないから。
2.五十音図表を何のために埋めるかわからないから。
3.平仮名って全部似ててよくわからないから。
確かにこうやって見てみると面白くないですね...。でもとりあえず五十音(「あ」〜「ん」まで)だけ我慢して身につけたら楽しいことが待ってる!ということにしました。
ではその後、我が家でやってみたこととは何でしょうか。
子どもが楽しんで平仮名を使うには?
先ほど紹介した絵本。読み聞かせをすると子どもの目が輝きました。なぜなら、突然絵本と同じことがしたくなったからです。翌日うちの子は、絵本と同じように紙を10枚用意して、お母さん(←私)に家の中で紙をあちこち探してもらうということをしました。
そして10枚の紙に自分で平仮名で書いている間、書きたいけど覚えたはずの平仮名がすぐに思い出せなくて五十音表を見に行ったり私に聞いてきたりしました。
その時の子どもの様子はただ単に五十音表を埋めている時とは全く違う表情をしていました。
この紙を書いていた時の子どもの表情は、
わくわく^^!
楽しい^^!
といった感じでした。
そして次の日は、私が10枚の紙を子どもが寝た後に用意しました。朝起きたら1番目の紙の場所だけ教えて、自分で紙に書いてあることを読んで残りの9枚の紙を探してもらいました。
もし読めなかったら、ヒントを与えました。
ヒントは例えば
「べらんだ(本来カタカナですがまだ読めないので平仮名で書きました)」
が、読めない時は、五十音表を覚えた時の歌を一緒に歌って、
ばびぶべぼ
の「べ」の直前で私が歌うのを止めました。しかし子どもはつられて歌い続けるので、読めない平仮名が五十音表のどこにあるかが歌でわかります。そして五十音表を自分で見に行って読み方を確認します。
ちなみに「あいうえおのうた」は、以下の歌を何度も聴きました。
そして次に交換日記も書いて読み書きの練習を少しずつやっていきます。
ここまでで2つでましたが、まとめると「子どもが楽しんで平仮名を使う方法」は次の2つです。
1.交換日記
2.紙を使った宝探しゲーム
・交換日記についてはこちらへ↓↓。
2.が、今回お話した紙を10枚使った方法です。
子どもが楽しむのが一番効果的な学習方法!
では、なぜこの方法が効果的なのか考えてみました。理由は次の3つです。
1.知識を運用にもっていけるから。
2.すぐに書きたい平仮名が思い浮かばなくても五十音の歌で思い出せるから。
3.遊びの要素をいれてるので子どもも勉強だとは思わないから。
ここで大切なのは、1.の「知識を運用に」です。どういう意味がというと、
知識 →「覚えた平仮名」
を
運用 →「実際に使ってみる」
ということです。知識ばかりためていても実際に使わないと自分のものにはりません。
こんな事を書いていると、私が中学生だった頃を思い出します。学校で英語の単語や文法を勉強して覚えたのに、英語で書いたり話したりする機会がほぼなかったので全然書けない、話せない状態が続いていました……。
ちょっと話がそれたので、元に戻します...。
子どもが、書きたい(または読みたい)平仮名が書けない(または読めない)時は、基本に戻って五十音の表をみたり歌ったりしたらいいのです。
そして子どもにとって一番楽しいのは、それが「勉強」ではなく「ママとの遊び」だからです。
つまり、「あ」〜「ん」まで、とりあえず歌などで頑張って覚えたら次にすることは、
子どもが「読みたい、書きたい」と思えるアクティビティを親子でやる。
ということです。子どもによって好き嫌いはあるので、もしかしたら交換日記よりも宝探しゲームが好きな子もいるかもしれません。その辺は自分の子どもに合わせて変えていけばいいと思います。
まとめ
今回は子どもが平仮名を覚えてきたのはいいのですが、ちょっと単調で楽しくなさそうな様子だったこと、そしてある絵本に出会ったことをきっかけに子どもが変わったことをお話しました。ただ目的もわからず読んだり書いたりするよりも、子どもが「読みたい!」「書きたい!」と思えるようにできたらいいなと思います。
今回のポイントは次の通りです。
ポイント
★五十音の表を埋めるのがつまらないのはなぜ?
1.単調でつまらないから。
2.五十音図表を何のために埋めるかわからないから。
3.平仮名って全部似ててよくわからないから。
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★子どもが楽しんで平仮名を使う2つの方法
1.交換日記
2.紙を使った宝探しゲーム
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★楽しんで平仮名を使うのはなぜ効果的なの?
1.知識を運用にもっていけるから。
2.すぐに書きたい平仮名が思い浮かばなくても五十音の歌で思い出せるから。
3.遊びの要素をいれてるので子どもも勉強だとは思わないから。
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★最大のポイントは?
子どもが「読みたい、書きたい」と思えるアクティビティを親子でやること。
子どもの相手って大変な時もありますが子どもの楽しそうな顔を見ていると、疲れも吹っ飛んでいきます。
全ては我が子のために。