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韓国語

子ども韓国語教室を家で!我が家の4つの方法

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国に住んで子どもたち2人を、日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。

 

韓国に住んでいますが、

 

まめちゃん
子どもとは日本語でコミュニケーションしたい!

 

とう考えのもと、子どもたちとは日本語でコミュニケーションをし、日本の教材や絵本を海外受講したりして日本語を教えてきました。

 

・進研ゼミ関係の参考記事 ↓↓

 

・絵本の定期購読 ↓↓

 

しかし、下の子の子育ては自分で言うのもなんですが、少々手抜きというか雑だった気もします。下の子の絵本の読み聞かせや平仮名の勉強の工夫については、ちょっと前にこのブログに書いたのでそちらをご覧ください。

 

・五十音の勉強が終わったら楽しく使ってみよう! ↓↓

 

今回は韓国在住訳15年の私が、下の子にハングルをある意味仕方なく教えた経験から、

 

まめちゃん
韓国語がネイティブじゃなくても少しはできるかも?

 

と思ったことや、その時に使った方法について「子ども韓国語教室を家で!」と題してブログを書いてみたいと思います。

※この方法は子どもが幼稚園の年長組から小学校に入るまでの数ヶ月間だけ使っていた方法です。

https://www.mamelingual.com/2020/03/18/kodomo-hangul-kyoshitsu/



子ども韓国語教室を家で!我が家の4つの方法。

日本では子どもが平仮名や片仮名を覚え始めるのは、幼稚園の年中組や年長組のころですが、韓国でもやっぱり年中組や年長組のときに幼稚園にハングル文字を学び始めます。

 

…とっても本格的に勉強しているというよりは、運筆やワークブックみたいなものを使って見ながら書いてみたり自分の名前を書いてみたりというレベルです。

 

文字を覚えるのにもタイミングや適切な年齢があるようだし、できれば子どものペースに合わせて覚えられるようにしてあげたい…。その方が親子関係も平和な気がします。

 

・子どもが文字を覚える適齢期について ↓↓

 

ちなみに、上の子が小学校にあがる前は、入学1ヶ月ほど前に韓国人の知り合いにアルバイトとしてハングルを教えてもらいました。

 

しかし、同じ家に生まれた兄弟でも状況が違えばうまくいかないこともある痛感しています。

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    バイリンガル育児の始め方

家の中に韓国語のネティブが2人もいるのに

韓国に住んでるし韓国の一般の小学校に入るのだから、韓国語は大丈夫だろうと以前は思っていて実際そのとおりなのですが、少々事情が違うところもあります。

 

例えば、上の子や周りが言ってたのは、

 

小学校に入っても先生はハングルは教えてくれないよ。

文字は読めるという前提で授業が進んでいくよ。

算数とかも塾で習ってるでしょ~?ぐらいの雰囲気で進んでいく。

 

というのです。

 

我が家の下の子は、マイペースというか…。覚えるのにちょっと時間がかかる方なので、塾で勉強していることを前提にどんどん進められると、多分うちの下の子は学校の勉強についていけないだろうと思いました。

 

そこで、上の子の時のように韓国人の知り合いにお願いしてアルバイトとして下の子にハングルを教えてもらおうと思いました。上の子の時にお願いした方、現在は音信不通になっているので他の人を探しました。

 

ところが、なぜか今回は全然見つからないのです。韓国の甥っ子/姪っ子にも声をかけましたが、反応はイマイチ…。きっと面倒くさいのだと思います。

 

でも!我が家は日韓夫婦!家の中には、韓国語がネイティブが2人もいます(夫、そして上の子)。最初は、上の子に

 

まめちゃん
お小遣いあげるからハングル教えない??

 

と聞いてみましたが、自分の勉強や習い事などが忙しくてだめでした。それなら夫(韓国人)!と思って、夫にやってみてもらいました。

 

なぜなら、上の子が算数がわからない時は我が家ではいつも夫が算数を教えているからです。

 

しかし夫は、言語を教えるのはあまり上手ではないということがわかりました。理由は、きっと夫は頭の中が超理系だからのようです。そして私は頭の中が超文系なので、算数を教えるのはかなり無理なのですが、言語を教えるのは得意です。

 

そのため、韓国に住んでいて周りは韓国語のネイティブだらけなのに、なぜかここでは外国人である私が仕方なく教えることにしました。



我が家でやってみた4つの方法

下の子にハングルを仕方なく私が教えることにしたとはいえ、韓国語は生活しながら適当にしか勉強してこなかった私。日本語だと五十音に当たる「カナダラ(가, 나, 다,라)」の順番すら、正確に覚えていません。

 

かといって、モタモタしていると子どもが小学校に入学する日が来てしまい

 

まめちゃん
多分うちの下の子は学校の勉強についていけないだろう。

 

という不安が的中しそうです。この時点ですでに小学校入学1ヶ月前でした。私が取った方法は次の4つです。

1.YouTubeで韓国の子どもがハングルを学ぶ動画がないか検索。

2.私ができない発音は夫か上の子お願いする。

3.本屋さんでハングルを練習するための本を購入。

4.1ヶ月の間、毎日ハングルの表を埋める。

 

この組み合わせでやってみました。具体的には次の通りです。

 

★.1.YouTubeで韓国の子どもがハングルを学ぶ動画がないか検索。 

検索の結果、楽しそうな動画を4つ見つけました。

 

1.ハングリヤッホー(한글이 야호)

2.ハングリヤッホー2(한글이 야호2)

3.イジ教育(이지교육)

 

この中では、2.のハングリヤッホー2(한글이 야호2)が一番わかりやすかったように思います。歌、お話で構成されているし、その動画で学ぶハングル文字がはっきりと提示されてそのハングル文字を使った単語がバンバンでてくるので、子どもも頭に残りやすいみたいです。




★.2.私ができない発音は夫か上の子お願いする。 

大人になってから韓国語の勉強を始めて(途中でやめてしまいましたが…)、できるようになった私は、日常生活には困らないものの文法の説明もわかるところしかわからないし、単語を1つ1つ正確に発音することができません。例えば、

 

まめちゃん
「가」「카」「까」って、どう違うかわかる?

 

と子どもに質問ができて子どもが発音してみたとしても

 

まめちゃん
そう!合ってるよ~!

 

と胸を張っていうには自信がないし、

 

まめちゃん
今から発音するから、「바」か「파」か答えてね。

 

という問題も残念ながら出しにくいです。そのため、家に夫か上の子がいる時に発音をしてもらったり、私がうまくできない時は代わりに発音してもらったりしています。




★.3.本屋さんでハングルを練習するための本を購入。 

ドリルのような本が何冊かあったらいいかなぁ、と思って家族で本屋さんに行きました。そしてハングル文字の読み書きに役立つ本を購入しました。

 

まめちゃん
本を何冊買おうかな?

 

と考えた時に、下の子の集中力のなさや覚えるまで時間がかかることを考えてたくさんは買わないで1冊だけにしました。この後、続けられそうなら次のを買う予定です。そして、幼稚園でも少し練習していたようで、卒園の時に勉強していた国語と算数の本を1冊ずつもらいました。これらの本も全部まだ終わってないので、子どもの様子を見ながらやっていけばいいと思いました。

 

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幼稚園からもらってきた算数と国語の本

 

 

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本屋さんで購入したハングル練習用の本



★.4.1ヶ月の間、毎日ハングルの表を埋める。 

これは正直、子どもも大変で退屈な作業だったと思います。最初の1ヶ月間は毎日やりました。1ヶ月たったら表を埋めることはせず、次の2つにシフトしました。

 

・単語としてでた時に読めるかどうか。

・覚えたハングル文字を組み合わせてどのぐらい簡単な単語を書くことができるか。

 

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手作りのハングル文字練習の表。 雑ですが...



我が家の方法で効果はあった?

これらの方法を韓国語がネイティブではない私が、韓国の小学校に進む子どもに教えて一体効果があったのかな?というのが気になる部分だと思います。最初、始めた時は私が気をつけたのは、次のことです。

 

1.土日関係なく毎日続ける。

2.YouTubeにでてくる歌を毎日歌う。

3.子どもが考えている時は辛抱強く待つ。

4.ご褒美を用意すること。

 

1.の土日も関係なく続けるのは親子共に大変なのですが、覚えるのに時間がかかるし一度に少ししか覚えられないので土日に勉強を休むと、また忘れて逆戻りしてしまう気がしました。 そして、毎日やってると子供が少しずつ覚えてきて、子ども自身もうれしかったみたいです。

 

次に、YouTubeにでている歌は必ず一緒に歌って確実に覚えてもらうようにしました。また、子ども思い出せないときは、途中まで一緒に歌ってわからないところで私が歌うのを止めても子どもは歌い続けるので自分で答えにたどり着いていました。

 

3.は、ランダムに文字を指差して、

 

まめちゃん
これ、何て読む?

 

と聞いたときや、文字を書かせたけどすぐに書けない時のことです。すぐに回答をいってしまって子どもに考える時間を与えないのは、覚えたことを定着させるという面でもよくありません。その辺は、以前このブログにも書いたのでご覧ください。

 

・海外で育つ子どもに効率的に日本語を覚えてもらうには? ↓↓

 

そして最後は、4.ご褒美です。

 

まめちゃん

ここまで終わったら、おやつの時間ね!

ここまで終わったら、YouTubeをちょっとだけ見てもいいよ。

 

などと「ご褒美」を設定するのです。子どもも、いつまで続くのかわからない勉強よりは、ゴールやご褒美が見える勉強の方がやる気がアップするみたいです。



まとめ

今回は韓国語がネイティブではない私(日本語がネイティブ)が、仕方なく下の子の小学校入学準備のために韓国語の文字(ハングル)を教えた話をしました。このブログを書いている2020年3月の時点で勉強を始めて1ヵ月半が経っています。

 

そして本来なら小学校に入学しているはずが、新型コロナウイルス拡散の影響で韓国の小中高は始業式が、もともとの3/2(月)から4/6(月)に延びています。今後、いつから学校に通えるかわかりませんが、このやり方で1ヶ月半やってみたことで2つのことを感じました。

 

・韓国語ネイティブでなくてもある程度は子どもにハングルを教えられる。

・1つ1つの発音はネイティブでないのでやっぱりキツイ。

 

家の中に韓国語がネイティブが2人もいるのに…。

 

と、はがゆい思いをしましたが、効果は見られたのでいくつかの方法を組み合わせてやってみてよかったと思いました。

 

私がやってみた方法を最後にもう一度ここに書きます。

 

ポイント

1.YouTubeで韓国の子どもがハングルを学ぶ動画がないか検索。

2.私ができない発音は夫か上の子お願いする。

3.本屋さんでハングルを練習するための本を購入。

4.1ヶ月の間、毎日ハングルの表を埋める。

 

このような方法が、同じような境遇の方に少しでもお役に立てば幸いです。

 

・いつもは海外日本語育児についてブログを書いています^^ ↓↓




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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