こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国在住が約15年。韓国で二人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと奮闘の毎日を過ごしています。
さて、このブログを書いている2020年5月は新型コロナウイルスの影響で、仕事は在宅勤務となり子どもたちの学校もオンラインとなっています。そのため、同じ家の中で次の3つが同時進行となりました。
・私の在宅勤務。
・上の子のZoomによるリアルタイムの授業。
・下の子に学校から指定された教育テレビ(EBS)を視聴させ教科書や学校からのプリントをこなさせること。
・下の子の塾の送り迎え(月~金で毎日)
・上の子の塾のお迎え(月~金で毎日、たまに土曜日も)
そのため、急に親子3人の1日のスケジュール管理が必要となり、試行錯誤の結果、いまのところほぼ問題なくスケジュールを管理し、こなしています。詳細は過去記事をご覧ください。
・親子3人の同時進行のスケジュールの管理方法 ↓↓
そして、以前からこのバイリンガル育児の記事などを読んでくださっている方から、次のような質問をいただきました。
今回は、この質問に答えるべく「なぜ自分で決めたことが守れるのか」について、自分自身のことを振り返りながらこのブログを書いてみようと思います。
自分で決めたことを守る5つの方法
「自分で決めたことをちゃんと守ることができる…」なんて書くと、まるで私が完璧な人に聞こえるかもしれません。しかし、まったくそうではありません。ここではまず、私が日常的にやっていることについて、簡単に書いてみたいと思います。
★.私が日常的にやっていること
・フルタイムの仕事(風呂敷残業もよくあります)。
・育児(中1、小1の二児の母です)。
・家事や家に関すること(料理、掃除、食べ物の注文、買出し、洗濯、銀行や役所へ行くことなど家のこと全般)
・ブログ執筆(このブログです^^:)
・SNS(ブログ関係など)
・義実家関係(嫁の仕事)
この中であまりやってないことと言えば…、「義実家関係」でしょうか…。人間関係が日本よりも密で濃い韓国。いろいろあったので、いまではできるだけ読めの仕事はしないようにしています。
韓国の義実家の泣き笑いについては、参考記事からどうぞ~。
ちょっと話がそれたので話を戻すと、最初の
というのは、
スケジュール管理やバイリンガル育児など、自分で決めたことをほぼ守ることができるのはどうしてですか?
とした方がいいかもしれません。では、「ほぼ」の理由と、ここまでの道のりについて少しお話します。
決めたことを守れなかった時はどうなった?
私はもともとダラダラしていたいタイプで、もしフルタイムの仕事もせず育児もしていなければ、きっと午前中はずっと寝ていて掃除も
ということになっていたと思います。実際、学生のころはそんな感じでした。なんとなく毎日を暮らして気付けば1日が終わっていた… いま思えば、なんてもったいない時間の使い方をしていたのだろうと思います。
しかし、学生時代や社会人になってからもそれなりに自分で決めて実行していたことはありました。例えば、
・○曜日までに△△の授業のレポートを完成させる。
・旅行したいので、○月までに△円貯金する!
・メールの返信は○日以内に返信する。
などなどです。しかし……、守れないことの方が多かったです。どうして、守れなかったのか振り返ってみると、次のような理由からでした。
・集中力が今よりもさらになかった。
・レポートを期日よりも遅く提出したり旅行のお金が目標金額に届かなくても「まっ、いいか…」と思う自分がいた。
・独身の頃は今よりもやっていることが少なかったので、24時間全部を自分のために使えたので「今」でなくてもよかった。
その結果、決めたことを守れなくても大きな問題もなく、なんとなく時間が過ぎていきました。
ところが、それが変わったのは子どもが生まれて育児が始まってからでした。育児が始まってからもずっとフルタイムで働いていたので(もちろん出産休暇ありましたが…)、フルタイムで仕事をこなしつつ、赤子の「待ったナシ」の要求に応えつつ、家事もこなす…。
これは独身のころ、24時間すべてを自分のためだけに使えた頃とは天地の差でした。子育てが始まってから自分で決めたことを守らないと、次のような事態になりました。
・自分の仕事は滞り同僚や周りに迷惑をかける。睡眠時間を削ってでもやらないといけない。
・子ども関係の書類提出、先生への連絡等が滞ると先生から連絡が来て平謝りの上、大急ぎで処理。やりとりや書類はすべて韓国語なのでそんなにすぐ処理できない。
・義実家関係のことは夫がやることもあるが、私がやらないといけないことをやってないと義実家や夫から督促が来るので、それ以上文句を言われないように大急ぎで処理してミスをすることも…。
いま、思いついただけでもこの3つですが、どれを取っても思うのは、
急いでやったら、だいたいどこかでミスをする。しかも単純なミス。
ということが多かったです。簡単な例でいうと数字を1ケタ間違えたり、韓国語のスペルを間違えて書いたり、韓国語を読み間違えたり……。
また、義実家については義理というだけでも目に見えない壁があるのに、あまり色んなことに深入りしたくないしミスなんてしたくないし、でもやらなきゃだし……と、いろんな気持ちが絡みあいます(まぁ、ひと言で言うと、義実家には関わりたくないのが本音ですが)。
5つの方法って具体的に?
そんなこんなで、自分のためだけに24時間が使えなくなり、やることだけが激増して自分の時間だけが激減…。そんな状況でしたが、仕事を辞めたり減らしたりという選択肢はありませんでした。
そうすると、もうなんとかするしかないのです。そこで私が除々に心がけたのは次の5つです。
・失敗して予定が崩れたときの穴埋め、追い上げの大変さを思い出すこと。
・自分にご褒美を準備すること。
・自分でコントロールできる内容は「達成できそうな目標+1」で目標や予定を立てること。
・スケジューラーやタイマー、予約機能などを使う。
・やることの優先順位を決めて重要度を確認すること(期限はいつ?どのぐらい時間がかかる?)
数々の失敗や平謝りを繰り返し、24時間という限られた時間で自分の能力と労力でできることも限られていると感じました。しかし、自分の仕事にも育児にも「期限」はあります。そのため、失敗して予定が崩れたときの穴埋め、追い上げの大変さを思い出しつつ、
と思ったり
などと考えながら進めています。しかし、ただがむしゃらに進めたらいいのではなく、やらないといけないことが舞い込んできたら、かならず「優先順位」と「重要度」を確認します。
また、無理な目標や予定を立てて最終的に達成できずに終わると、悲しくなり後味がよくないです。そのため、自分でコントロールできる目標や予定は「達成できそうな目標+1」、つまり、達成できそうな目標のちょっとだけ上を目指しています。そしてそれが達成できたら、「達成できた目標+1」の目標を立てます。
「目標+1」というのは、実は言語習得(私の専門分野)の理論の考え方に基づいています。
詳しくは、参考記事からどうぞ。
・「目標+1」の考え方のもとになっているもの ↓↓
自分で決めたことが守れたことの例
具体的にどんな目標やスケジュールを守ることができたかについて、いくつか例を挙げてみます。
・ブログ記事を1週間に○記事更新する。
・SNSに1週間に○回投稿する。
・仕事を期日に余裕を持って終わらせる。
・育児関係で必要なことは、忘れないうちに期日に余裕を持って終わらせる。
フルタイムの仕事は、給料をもらってやっていることなので期日までに終わらせることは当然です。そして、給料はもらってないけど子育て関係に必要なこと(書類提出、アンケート回答、子どもの宿題チェック等)は、メモしたりして忘れないようにしています。
そして生業ではないものの、書いているブログやSNSの投稿などはせっかく始めたことなので、スケジューラーやリマインダー、メモ、スケジュール帳などを活用しています。
どれを取っても、やはり最初に「優先順位」や「重要度」を決めて1つずつ実行していくことが大切な気がします。
また、一時的なことではなくもう何年も続けている「自分で決めたことを守っている例」が、このブログのメインテーマである「バイリンガル育児」です。
海外在住ですが、子どもたちがお腹にいたころから「子どもには日本語で話しかける」と決めてそれを徹底してきました。これを続けて約14年経ちました。
まとめ
今回はブログの読者の方からの質問である、
に答えるべくこのブログを書いてみました。自分を振り返ってみて思ったのは次の5つでした。
ポイント
★.自分で決めたことがほぼ守れる5つの方法
・失敗して予定が崩れたときの穴埋め、追い上げの大変さを思い出すこと。
・自分にご褒美を準備すること。
・自分でコントロールできる内容は「達成できそうな目標+1」で目標や予定を立てること。
・スケジューラーやタイマー、予約機能などを使う。
・やることの優先順位を決めて重要度を確認すること(期限はいつ?どのぐらい時間がかかる?)
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そして、次のように思ったことも大きいです。
・できれば睡眠時間を削りたくないなぁ。あんなキツイ思いはしたくないなぁ。
・これをできるのは、「今」しかない!
今後、子どもたちが大きくなると子どもに手がかからなくなっていくと思います。そうなると、また独身の時のようにダラダラしだすのかもしれませんが……。