こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにすべく毎日努力中のまめちゃん(@mame_chang)です。
親は子どもの健康や勉強、友人関係など、たくさんのことを心配します。そして子どもと話したり時には学校の先生や病院、クリニックのお医者さんと話して解決しようとします。
また、国や文化によってこの心配ごとは変わり、ある国では全く心配にならないことが別の国では大きな心配ごとになることもあります。
先日、このブログに子どもの身長について書きました。私が住んでいる韓国では、私の世代ではなく0〜10歳未満の子どもや、10〜20代の若者、そしてそれらの年代の子どもを持つ親の関心事のひとつに、「子どもの身長」があります。
我が家では、私自身は決して背が高いとは言えませんが時代と日本で生まれ育ったからか、
と思ったことはなく、せいぜい
とゆる〜く考える程度でした。しかし韓国で生まれ育っているうちの子たち(というか上の子)は、
と強く思っていました。成長クリニックとは? とか成長クリニックでどのような検査をしてどんな話をしたかは、以下の「合わせて読みたい」からご覧ください。
今回は、「成長クリニック」に先日行ってきた時にお医者さんに聞いた以下の話を中心に書いてみようと思います。
・うちの子どもの身長ってどこまで高くなる可能性があるのか。
・身長を伸ばすためにクリニックができること。
・子どもや親が家でできること。
中学生の身長はまだ伸びる?検査結果と医者からの言葉
それでは早速、成長クリニックに行ってきてお医者さんと話した内容をしたいと思います。
クリニックについたら、予約してたので時間通りに診察室に通されました。
お医者さんは、前回の検査結果(血液検査)を見せてくれました。しかし、素人には横文字や数字の羅列としか見えず、すぐにそれが何を意味するのかわかりません。
お医者さんも、もちろんそんなことはわかっているみたいで、3ページほどの検査結果が意味することを1つずつ解説してくれました。
その内容を抜粋すると次のようになります。
・免疫力は特に問題なし。
・病気などは発見されず。
・成長ホルモンにも大きな問題はない。
・今後、背が伸びる余地はどのぐらいあるか。
・クリニックができること。
・子どもが家ですべきこと。
まず、血液検査の結果、体自体に大きな問題があるわけではないという話は、親としてはホッとします。でも今回は健康診断ではなく、身長を伸ばすという目的があります。では次に、最初に書いた3つについて書いてみます。
医者に言われたことを細かくみていくと...
最初に書いた3つをもう一度書くと、次の通りです。
・うちの子どもの身長ってどこまで高くなる可能性があるのか。
・身長を伸ばすためにクリニックができること。
・子どもが家でできること。
では、1つずつ見ていきます。
★.うちの子どもの身長ってどこまで高くなる可能性があるのか。
血液検査の結果、たくさんの数値の中で大切な数値がいくつかありました。その中の1つが多少うろ覚えではあるのですが「ALP(アルカリフォスファターゼ)」だったと思います。
年齢的にもう余裕がないせいか、うちの子はこの数値が高くなかったです。お医者さんの説明では、
といった感じでした。微妙ですね。でも年齢的に身長が伸びるのが止まるのが刻々と近づいてることを考え、また子ども本人が身長を伸ばすことを切に希望していることなどを考えると
というお医者さんの発言にはちょっと期待しつつ、できるところまでやってみるしかないのかなと思いました。
★.身長を伸ばすためにクリニックができること。
うちの子の身長を伸ばすためにとクリニック側に提示されたのは、次の3つでした。
・生活指導(食事、健康管理など)
・韓国の漢方薬の処方
・サプリメントの推薦
まず、クリニックが「韓医院」と呼ばれる韓国の漢方薬を扱うところなので、症状、体質、身長を伸ばす手助けになるような韓国の漢方薬を処方してくれるとのことでした。
そして食事はどんなものをどれぐらい食べたらいいのかを具体的に教えてくれました。そして食事だけでは補うのが難しい栄養素をサプリメントで摂取することも提案してもらいました。そして前回も言われましたが、昼間は運動をし夜は決められた時間にきちんと寝て良質な睡眠を確保することです。
良質の睡眠…。寝る時間も大切ですが、リラックスしてゆっくりと眠ること。これが大切ですね。
★. 子どもが家でできること。
これらのアドバイスを受けたら、もう実践するのみです。もう年齢的にもあまり時間がないというのは、頭ではわかっているので、お医者さんがいうことを1つ1つ丁寧に実行していくこと。これが子どもが家でできることです。具体的には、次のような流れです。
・朝決まった時間に起きる。韓国の漢方薬とサプリを飲む。朝ごはんを食べる。
↓
・学校に行く。昼は運動をする。学校の給食は残さずちゃんと食べる。
↓
・帰宅後、塾の前に晩御飯をしっかりと食べる。
↓
・塾から帰ってきたら韓国の漢方薬とサプリを飲む。就寝は10時。おそくとも午前0時までに。
ざっとこんな感じです。では、中学1年生の子どもの身長ってこのやり方で本当に伸びるのでしょうか。
中学生の身長はまだ伸びる?
身長がいつまで伸びるかは、個人差があります。高校までスクスク伸びたという人もいれば、中学3年辺りで止まった気がするという人もいます。
話が多少前後しますが、「成長クリニック」に行ってみてお医者さんが、
と前置きして言ったのは、次のようなことでした。
家にいる間は子どもの様子を観察できますが、学校や塾に行っている時や子どもは家にいても私が仕事などで家にいないと、観察や管理ができません。
まずは、子どもにしっかりと自覚をしてもらってから進めていくというのが大切だと感じました。
身長を伸ばすために親にできること
子どもの自覚が大切…、と書きましたが、やはり親としてサポートできること、すべきこともあります。うちの子どもの場合、苦手なのは、次の2つです。
・決められた時間に決められた漢方薬を飲むこと。
・起床時間、就寝時間などの時間管理。
これは、ひと言で「自己管理」と言ってもいいかも知れません。このように身長を伸ばすためにクリニックに行って、受けたアドバイスや処方してもらった漢方薬やサプリメントを、より効果的に用いるためにはこの「子どもの自己管理」をサポートするのがとても大切だと思います。
また、塾などで食事の時間が不規則になったとしても、お弁当を作ったり手軽に栄養があるものを子どもが食べられるようにサポートするのは親の役目だと思います。そのため、親にできることとは、次の2つになると思います。
・子どもの自己管理のサポート
・身長を伸ばすための食事作りを意識する
食事は不規則な時間だとしても、お弁当にしておい電子レンジでチンするだけにするとか、1日に飲む薬を1つの箱にでも入れておいて、絶対に忘れないようにするとか、タイマーを使うとか…。親ができるサポートは、いくつかあるように思います。
まとめ
今回は子どもの身長が今後いくらのびるのか、そのために子どもは、そして親は何をしたらいいのかについて書いてみました。当たり前のような生活習慣ができていないと、乱れた後に元に戻すのは本当に大変です。
タイマーやスケジュール帳、チェックリストなど、思いつくものを全部利用して自己管理のサポートをしたいですね。
最後にもう一度、お医者さんが言ってた内容の一部をポイントとして挙げておきます。
ポイント
・生活が乱れているなら、まずは生活の改善から始める。生活の改善をしないと漢方薬もサプリも意味がない。栄養がある食事ができていて、決まった時間に寝て質のいい睡眠が取れたら身長が伸びる可能性はある。
すでに自己管理ができる子どもなら、生活の改善なんて必要ないかもしれません。また、子どもの身長なんて気にしない国もあれば、気にする国もあります…。気にする国に住んでいて、子ども自身も身長が伸びることを期待しているので、とりあえずできるところまで実践あるのみです。