こんにちは!韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘中のまめちゃん(@mame_chang)です。
海外にいると日本の情報は、テレビや新聞のみという時代から、インターネットが主となり、インターネットがあれば色んなことができてしまう時代となりました。
子育ての情報も育児書からインターネットの情報サイトやSNSへと、どんどん種類が増えて情報が取りやすくなっています。
そして、COVID-19の影響で学校や習い事にも「オンライン」という考え方が急に入ってきたように思います。
そのため、今までは現地に行かないと参加できなかったセミナーや集まり、イベントなどにも気軽に参加できるようになりました。このようなオンラインで行われるものの中で、現地に行かなければ難しいだろうと思われてきたものもあります。
それは「留学」です。留学とは、今さら辞書で確認する必要もないですが、念のため見てみると次のように書いてあります。
留学(りゅうがく、るがく)とは、自国以外の国に在留(ホームステイ等)して学術・技芸を学ぶことをいう。
Wikipedia「留学」より
つまり......、簡単に言うと外国に行って学ぶことですね。
最近よく聞くようになってきたオンライン留学やネット留学は、オンライン、ネットなのでインターネットさえあれば留学する人は地球上のどこにいてもいいことになります。
また子どもの留学は、「早期留学」と言われていて文字通り早い時期に外国に留学に行くことです。
それでは子どもをオンライン留学させるとしたら、そのメリットやデメリットとは何でしょうか。今回はオンライン留学やネット留学の中でも、子どもに焦点を当てて次の点を考えてみたいと思います。
・子どものオンライン留学のメリット。
・子どものオンライン留学のデメリット。
・バイリンガル育児の点から考えてみると?
オンライン留学はどこまで役立つ?子どもの場合のメリットとデメリット
前置きが長くなりましたが、このブログでは以前子どもにオンラインで何かを教えることについて書いています。
・Zoomで子どもに授業をすることについて ↓↓
子どもと言っても年齢の幅が広いので、留学と考えると何歳ぐらいでしょうか。早期留学と考えると下は幼稚園、そして小学生、中学生、、もしかしたら高校生も入るかも知れません。
しかしここでは小学校6年生辺りまでとして話を進めて行きます。
まず、インターネットで大まかに、オンライン留学を検索してみるとさまざまなプログラムが見つかりました。それらの特徴をまとめると次のようになります。
・英語圏や中国語圏、韓国など。
・年齢別に案内があるサイトとそうでないサイトがある。
・1対1のレッスンもあれば、グループレッスンもある。
・料金は1対1なのか、グループレッスンなのかなど色々な設定がある。
・サイトによってはオンライン留学のメリットとデメリットが書いてある。
・学校によっては日本人以外の参加者もいる。
色々あると迷いますが、多分一番大切なのは、次のことではないかと思います。
★.何を目的にして子どもをオンライン留学させたいか?
では、子どもをオンライン留学させる目的について少し考えてみます。
子どもオンライン留学の目的
オンライン留学ではなく、実際に子どもを海外に行かせるとしたら、それはそもそも誰が希望していてどんな目的があるのでしょうか。
子どもが小さければ、おそらくそれは親の希望で、子どもは何となくしかわかっていないかもしれません。また、オンライン留学についても、元々外国に行って学ぶ形の留学がオンラインになったというのを子どもが知らなければ、それはやはり親が希望するものになるのではないかと思います。
次に目的は何でしょうか。留学にしてもオンライン留学にしても、親が目的とするのは次のことではないかと思います。
・言語の習得すること
・外国人の友人を作ること
・その国の文化を学ぶこと
・その国の価値観を学ぶこと
・視野を広げること
まだまだありそうですが、これらの内容も考慮しながら子どものオンライン留学のメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。
オンライン留学のメリットとデメリット
では、子どものオンライン留学のメリットから見て行きます。考えてみると次のことではないでしょうか。
★.子どものオンライン留学のメリット
・言語が上達する。
・海外に知り合いができる。
・留学だが親元にいるので親は安心である。
・実際に留学したら必要になるであろう寮の費用、移動費などが要らない。
オンライン留学では、オンラインで単に語学を習うのに比べて授業が多いこともあるようです。集中的に身につけたい言語に毎日触れて、どんどん上達させられると思います。そしてその言語を教えてくれる先生はたいていの場合、その言語のネイティブであることが多いので子どもが小さければ自然な発音やアクセントの身につけることもそれほど難しくないかもしれません。
また、1対1ではなく数人の授業であれば会話などを通して知り合いになることもできるかも知れません。もちろん相手にもよるかも知れませんが...。
また親は早期留学だと、小さな我が子を海外に行かせるのはやはり心配です。現地に知り合いがいるといいですが、そうでなかったらエージェントを通してホームステイなどをする方法もあると思います。
オンライン留学だと親元にいながらにして留学なので、気分的に安心する親もいるのではないかと思います。
最後に費用です。現地に行く留学なら飛行機代はもちろん、現地で必要な費用(寮や毎日の食費など)がかからないので、親の財布にも優しいです。
では次にデメリットは何でしょうか。
★.子どものオンライン留学のデメリット
もしかしたら子どもだけでなく、大学生や社会人の留学も同じかも知れませんが、思いついたデメリットを挙げます。
・オンラインになってない時は、身につけたい言語が使えない。
・身につけたい言語を使う相手がかなり限定される。
・文化的なことは吸収しにくい。
オンライン留学は、オンラインになっている時こそが留学している時になります。そのため、一般のオンラインの語学の授業よりは時間が多いと言っても、やはりオンラインになってる時でないとその言語を練習することはできません。そして年齢によっては親が横でサポートしないといけないこともあるので、その言語が聞き取れなかったりすると、つい親に頼る子どももでできそうです。
また、現地に行く留学であれば授業以外の時間に友達と話したり寮やお店の人と話したりして、その言語を使う環境にどっぷりと浸かることができます。でもオンライン留学だと現時点では授業以外は難しそうです。
このように考えていくと、現地に行けば肌で言語や文化を感じて吸収することができるのに、オンライン留学だとかなり限定的になります。
それでは最後にバイリンガル育児という点から考えるとどうでしょうか。
バイリンガル 育児の点から
以前このブログに書いた中に、「バイカルチャル」や「バイカルチャー」という言葉が出てきました。
↑この記事は、「文化」について書いた記事です。言語は文化を反映しますし、文化は言語の中に染み込んでいます。また、バイリンガル育児とは、言語が2つできるようになるために子どもを育てることですが、オンライン留学を「言語のみに焦点を当てる」と考えたらある程度は有効なのではないかと思います。
では文化や肌で感じる部分はどうしたらいいのでしょうか。
これは例えば次のような機会があれば、少し役に立つのではないかと思います。
・身につけたい言語を使ったオンラインの子ども会に参加する。
・身につけたい言語を使ったオンラインの文化教室的なものに参加する。
・身につけたい言語を使ったただのおしゃべり会みたいなものに参加する。
オンラインの子ども会は、不定期で実施している団体があります。
・オンラインの子ども会について ↓↓
また文化教室的なものは、うちの子が先日からオンライン硬筆教室に通い始めました。
・オンライン硬筆教室 ↓↓
このように考えていくとオンライン留学が、現在のところ言語だけに焦点が当たっているので文化的なことは、同じ団体がやっていればそこで解決。そうでなければ別の団体でやってるところを探して参加していき、自分の子ども用にカスタマイズしていくのが良さそうです。
...とはいえ、今のところオンライン留学といっても海外在住の日系の子ども対象のものは、ほぼ見当たらなかったので、きっとそこからですね...。
まとめ
今回は最近よく聞くようになったオンライン留学について、子どもをオンライン留学させるとしたら...?と考えて、そのメリットとデメリットを考えてみました。そしてバイリンガル育児という点からも考えてみました。
ポイントをまとめると、次のようになります。
ポイント
★.子どものオンライン留学のメリット
・言語が上達する。
・海外に知り合いができる。
・留学だが親元にいるので親は安心である。
・実際に留学したら必要になるであろう寮の費用、移動費などが要らない。
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★.子どものオンライン留学のデメリット
・オンラインになってない時は、身につけたい言語が使えない。
・身につけたい言語を使う相手がかなり限定される。
・文化的なことは吸収しにくい。
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★.バイリンガル育児の点から考えると?
・言語だけでなく文化も身につけて欲しいなら、オンラインでできることは全てやってみる。例えば、オンライン子ども会、オンライン硬筆教室など。
オンライン留学と聞くと手軽で便利のように聞こえます。でも子どもにオンライン留学させることによって、何を身につけて欲しいのかを考えると足りない部分をどう補ったらいいか見えてくるように思います。