こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘中です。
さて、バイリンガルというと2つの言語が自由自在に操れるというイメージがあると思います。しかし、バイリンガルと言っても実は種類があることや家庭により環境や目指すものがそれぞれであることは、意外と知られていないかも知れません。
・バイリンガル種類について ↓↓
実際に子どもたちをバイリンガルに育てようとしてみると、会話、文法、言葉など、最初は思いもよらなかったことにつまずき、驚くことがあります。
今回は、そんな中でも「言葉(語彙)」の部分に焦点を当てて、次のことについて考えてみたいと思います。海外で育つ子どもの言葉(語彙)には、強い・弱いがあるのか?もし、「弱い」があるとしたら親にできることはあるか?
それでは早速見ていきましょう。
子どもの言葉に強い、弱いはある?海外育児で親にできる3つ
今回、このブログを書くきっかけとなったのは次のツィートです。
美容院に行きたい上の子
「髪を、こう、この辺で切りたくて..」
とジェスチャー交えながら言う
私「髪を揃えたいの?」
美容院にはたまにしか行かないので
ピッタリ来る言葉が見つからなかったみたい
私も韓国語で美容院関係の言葉は弱い💦
言葉を使う頻度は流暢さに関係
気づいたら即補強を。
— バイリンガル育児@まめリンガル (@mame_chang) December 4, 2020
美容院で使う言葉と言えば例えば次のようなものだと思います。
・髪を切る
・髪をそろえる
・段、レイヤーを入れる
・髪を染める、カラー
・脱色する
・ヘアーマニキュア
・シャンプー、シャンプー台
・パーマをかける、パーマ液
・ウェーブ
・髪をすく
・髪がはねる
・白髪染め
まだまだあると思いますが、このぐらいにします。
先ほどのツイートで、うちの子が日本語で言えなかったのは、「髪をそろえる」という言葉です。日本に住んでいて日本の美容院にいつも通ってたら、または美容院に頻繁に行っても行かなくても髪型に興味があり髪型の話をしていたら、おのずと出てくるであろう言葉です。
またこの後、私は先ほどのツイートに関連して次のようなツイートもしました。
、
美容院に加え歯医者の韓国語も私は弱い💦理由はいつも一時帰国の時に歯医者に行くので日本語だから。
上の子は幸い虫歯もほぼなくて韓国でも日本でも歯医者にはほんの数回行っただけ
多分歯医者関係の日本語も弱いと思う💧 https://t.co/bsBcgeUAKI
— バイリンガル育児@まめリンガル (@mame_chang) December 4, 2020
これは私自身の話が主でしたが、韓国に長い間住んでいると言っても、歯医者さんに行くのは一時帰国の時に日本で...だと、使う言葉も日本語になるのです。これに気づいたのは一時帰国できない時に、韓国で急に歯医者さんに行くことになって、治療中に歯医者さんの言うことがわからなくて、困ったことがあるからです。
私の話はさておき、海外日本語育児で、子どもには毎日日本語で話しかけているのに、どうして子どもには言葉に「強い」「弱い」ができるのでしょうか。次は、それについて少し考えてみます。
なぜ強い・弱い言葉ができる?
子どもの言葉に「強い」「弱い」ができるのはなぜか...。それは、次のツィートもヒントになると思います。
、
テコンドーを見学したことを日記に書いた下の子子「사범님って韓国語でどう書くの❓」
そこで上の子
「사범って日本語で何❓」
私「師範」
上の子はテコンドーやってなかったので
テコンドー関連の単語に触れる機会がなかった😅
日本語で知らないと思ったらすぐ聞く。
いい習慣。 https://t.co/88Qb5j0ojb
— バイリンガル育児@まめリンガル (@mame_chang) November 18, 2020
上の子は幼稚園や小学校でテコンドーをしていませんでした。その代わり、美術やピアノを習っていました。一方下の子は美術は習ったことがなく、ピアノは習ったけど数ヶ月で辞めました。そのため、家の中ではたとえば次のような会話がありました。
下の子は美術を習ってませんが、単なるお絵描きレベルで絵の具は使うので、「絵の具」はわかります。でも「油絵」という言葉はまだ知りません。
また、テコンドーをしてなかった上の子はツイートにあるように「師範」という言葉を知らなかったし、テコンドーにまつわる言葉(「帯」「道着」「道場」など)も知らないと思います。
では、これらの話からわかることは何でしょうか。
子どもが強い・弱い言葉は何と関わっている?
先ほどのツイートや家庭内での子どもたちとの会話から考えてみると、子どもの言葉の強い・弱いには、次のことが関わっていることがわかります。
・子ども自身がどのぐらい興味をもっているか。
・どれだけ生活に密着してるか。
家の中で親子の話題に出るということは、子どもが興味を持っているものだったり、逆に親が興味を持っていて話題に登るもの、またはやらないといけないことで、話題にせざるを得ないもの(たとえば宿題など)だと思います。そして子どもは、親に話したい(または話さなきゃいけない)ことがあったら、子どもの方から話してくれます。
たとえば、次のような会話です。
そして、実際に習い出すと、
とか
などと、親子で話すことで、言葉が増えていくのだと思います。
子どもの言葉の弱い部分について親ができる3つのこと
では子どもの言葉(語彙)が弱いなぁ..と気づいたら、親にできることは何があるのでしょうか。それは次のことではないかと思います。
・どんな部分が弱いか把握する。
・それに関する話を子どもとしてみる。
・足りなさそうな語彙を増やしていく。
子どもがどんな言葉が弱いかを知るには、色々な話題を出してみる必要があります。それは習い事だけでなく、テレビ番組やYouTube、周りの人たちの話などから話題を探して広げていけばいいと思います。
また子どもが興味がないのに同じ話題で話して、しかも言葉を覚えなきゃとなると、子どもも困ってしまいそうです。この辺は子どもの様子を見ながら話題を変えていきたいですね。
さらに、ドリルに頼るという方法もあります。このドリルは海外在住の子どもに密着しているというわけではないのですが、小学校全学年対象となっていてすぐれものです。
・語彙のドリルについて ↓↓。
まとめ
今回は海外で育つ子どもの言葉(語彙)について、過去のツイートを引用しながら書いてみました。
結論として、子どもの言葉(語彙)には強い・弱いがあります。そしてそれに関係すること、そして親ができることは次の通りです。
ポイント
★.子どもの言葉(語彙)に強い・弱いが関わること。
・どのぐらいその話題に触れているか。
・子ども自身がどのぐらい興味をもっているか。
・どれだけ生活に密着してるか。
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★.親にできる3つのこと
・どんな部分が弱いか把握する。
・それに関する話を子どもとしてみる。
・足りなさそうな語彙を増やしていく。
結構、地道な作業ですが引いては我が子のため...。努力の日々は今日も続きます。